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空飛ぶ烏天狗の製作 その七

2024-03-26 14:44:11 | 模型

烏天狗も、やっと最終仕上げです。

HBの鉛筆の芯を240番のサンドペーパーで削って粉にし、その粉をフェルトの様な柔らかい布ですくいとってフィギュア全体に擦り付けます。

出っ張ったところは特にしっかりと擦り、引っ込んでいる部分は軽く擦ります。

細かくてフェルトで擦りにくいところは綿棒などで擦ります。

これにこすりつけると、

こんな感じにテカってきます。

ベースの山も、

だいぶ鉄の様な光が出てきました。

 

あまり強く擦ると細かいディティールが壊れそうなので、軽く、丹念に擦ります。

翼も、擦る前はこんな感じですが、

擦った部分が鈍く光ります。

凹んだ部分には赤錆色が残っているので、古びた鉄の感じになります。

後ろ姿も鉄の天狗が飛んでいる様に見えるでしょうか?

だいぶ鉄っぽくなって来ました。

空を飛んでいる躍動感が出てきました。

このアンバランスな形状なのに、鉄の質感で、知らない人が見たら鉄の塊が、なんでこんな状態でバランス取れているのか?と、思われる様です。

単に、天狗のフィギュアが軽いからこんなバランスでも倒れずにいるということなんですけど、この不思議さが面白いところです。

以前に製作した大きな鴉天狗ですが、

同じポーズで、そのまま小さくしました。

これで、空飛ぶ烏天狗の製作も終わりました。

古びた鉄の鋳物の質感が写真で分かりますでしょか?

展示していると、説明しない限り、スタイロフォームと粘土で出来ているとは分からない様です。

鋳物の職人さんにも、「鉄の鋳物に見える。」と言われました。

この仕上げも、「ウッディーねんど」のおかげかもしれません。

この粘土を使う様になったのは、高級な石粉粘土が値上がりして、他に安い粘土が無いか探したところ、350円でそこそこ使えそうな粘土だったので使ったところ、食いつきも良く、水を加えると伸びも良く、ひび割れが少ないので、今も使い続けています。

造形以外にも、ジオラマベースの土部分の表現などにも使えます。

なんと言っても安いのが良い!

メーカーから直に買えば300円台で買えます。

大型の造形物の仕上げに是非どうぞ。

今回で烏天狗の製作を終わります。

次は何をアップしようか?

造形関係が続いたので、他のジャンルの内容をアップするかも?

 


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