自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

物体Xノリスを作る パート04

2024-10-11 07:18:54 | 模型

連日制作の「物体Xノリス」ですが、かなり不気味になります。

いよいよ仕上げ塗装です。

瞳を書き込みました。

肌部分はタミヤのアクリル塗料の肌色に白を混ぜた物をドライブラシします。

キットのディティールがかなり細かいのでドライブラシするとかなり迫力が出て来ます。

眼球には薄めたアクリルのハルレッドで血が滲んだように描き込みます。

顔には血管も再現されているので黄緑を面相筆で描き込みます。

頭部には、

髪の毛を脱脂綿で作り発泡スチロール接着剤で貼り付けます。

脱脂綿は、エアーブラシで赤く着色しておき、薄く頭部に貼り付けます。

こうして完成です。

木製のベースは焦茶色の水性缶スプレーを吹き付け、乾燥後、240番のサンドペーパーでエッジを軽く擦って色を剥がします。

こうするとちょっと古びた感じになります。

木製ベースに飛び散った緑色の体液は、エポキシ接着剤のアメ色タイプの物にアクリル塗料の黄緑を少し混ぜて垂らしてあります。

ベルトを焦茶色に、ジーンズをブルーでドライブラシしています。

エポキシ接着剤のにアクリル塗料を混ぜるとちょっと盛り上がった液体の表現が出来ます。

不気味さを表現する為、目線はチグハグにしました。

肌色に白を混ぜたアクリル塗料を丹念にドライブラシしました。

こんな不気味な「ヘビノリス」が出来上がりました。

後で思いましたが、クリアを吹き付けて、もう少し滑りを出した方が良かったかも知れませんが、取り敢えず完成です。

木製ベースを下側からねじ止めしてあるので少々に事では倒れません。

樹脂が高比重のようで、重量感があるので、倒れたら破損の可能性もあります。

料金を頂いて製作しているので簡単に壊れない処理が必要です。

コレも発注主様に納品しました。

スパイダーヘッドと一緒に飾られていると思います。

コレで、不気味なキットの製作は終わります。

次は何にしましょうか?

 

 


物体Xノリスを作る パート03

2024-10-10 07:12:05 | 模型

連日製作の「物体Xノリス」ですが、だんだん不気味になってきます。

下地の塗装が終わり、細かい塗り分けをして行きます。

先ず入れ歯の塗装ですが、舌や歯を塗り分け、歯茎も血が滲んだ様な色合いに塗ります。

乾燥後、クリアを上塗りして、濡れた様なテカリを付けます。

塗装には、タミヤのアクリル塗料を使用しました。

この首が生えている根本は、「ノリス」の腹なので、コレも細かく塗り分けします。

腹が裂けて、そこから頭が飛び出しているので、血のりを掻き込みます。

使用した塗料は、タミヤのアクリルの「ハルレッド」です。

一番血糊の濃い部分はエアーブラシで細吹きし、ついでに肌の斑点模様も吹き付けます。

コレをベースに、緑色の体液や飛び散った血などを掻き込みます。

顔もエアーブラシの細吹きで陰影を吹き付け塗装します。

首の部分も同じ色で斑点をエアーブラシで描き込みます。

血のりの飛び散った感じに描き込みます。

面相筆で転々と書き込んだらそれから「垂れた」感じに線を引きます。

そうすると、いかにも血糊の様に見えてきます。

腹の裂けた部分には歯も見えるので、白に黄色と黒をほんの少々混ぜたものを塗り込みます。

ノリスはジーンズを履いていたので、ブルーを塗り、ベルトを茶色に、バックルはシルバーで仕上げます。

血のりは筆にハルレッドを含ませて、息をフッと吹きかけて塗料を飛ばすと小さな血のりを飛ばす事ができます。

この時は、塗料はちょっと薄めて使用します。

だんだん不気味になって来ました。

ここからもっと不気味になります。

顔に仕上げで一気に迫力が出て来ますが、それは次回に。

続く!

 

 

 


物体Xノリスを作る パート02

2024-10-09 08:53:33 | 模型

また気持ち悪いキャラクターの映画「遊星からの物体X」のノリスですが、海外製のガレージキットを組み立てました。

造形は思ったより細かく、よく出来ています。

歯の部分も別パーツになっていて鋭く出来ています。

これらを組み込み、継ぎ目をパテ埋めし、細かいディティールを潰さない様にモータツールで整え、サーフェサーを吹きました。

完成したら木製のベースに取り付け、倒れにくくします。

サーフェサーを吹き付け、継ぎ目を修正し、乾燥後肌色を塗ります。

まだ入れ歯が塗装されていませんが、この後不気味に色付けします。

肌の色もあまり健康そうな色にならない様に仕上げます。

ここからどんどん不気味になります。

続く!


物体Xノリスを作る パート01

2024-10-08 08:29:36 | 模型

米子映画事変も終わりましたが、二日間のバタバタで、体が筋肉痛になっています。

日頃重いものを運ぶ様な事していなかったせいで運動不足もあり、体がガタガタです。

もう2〜3日は辛いかも知れません。

 

映画事変でエイリアンのフェイスハガーを展示したところ、

多くの方に受けた様でした。

右端のヤツです。

アニメ会の三平×2さんも毎年見に来て頂き、このフェイスハガーを見ながらエイリアンや、物体Xの話で盛り上がりました。

と言う事で、また、「遊星からの物体X」のノリスを作った時の記事をアップします。

今回の物体Xは、ノリスのヘッドですが、スパイダータイプでは無く、「ヘビノリス」とか言うヤツです。

これがその全パーツです。非常にシンプルです。

重いキャストの塊です。

この口に中にはまだ歯が付いていませんが、歯も別パーツで付いています。

これが、ノリスの顔です。

なんと無く「ボブサップ」の様にも見えます。

首の接合部分が細めなので、接着だけでは強度がないと思いましたので、8ミリのボルトを差し込みました。

これを仮組すると、

こんな「ろくろ首」の様なノリスになります。

この発注主様も、いつもの広島のFさんですが、大変な「物体X」ファンで、非常に珍しいガレージキットを送ってこられて、製作する時色々楽しませて頂いてます。

このキットは、ノリスが失神して、ドクターが除細動器で蘇生させようとした時、腹がバックリ割れてその腹からノリスの頭が飛び出すと言うシーンですね。

非常に不気味なシュールなシーンの再現です。

各パーツはボルトとエポキシ接着剤で固定します。

ガレージキットですが、パーツの合は意外と良く、綺麗に繋がりました。

いつもの様に中性洗剤で洗浄して、組み立てます。

パーティングラインを消し、パーツの継ぎ目をモータツールで綺麗に均し、隙間はエポキシパテをねじ込みます。

こんな形になりました。

継ぎ目を消したら塗装に入ります。

これが腕の見せ所です。

できるだけ不気味で気持ち悪い仕上げにします。

続く!

 

 

 


作品展用作品製作 パート05

2024-10-07 12:14:23 | 模型

第13次米子映画次変も昨日無事終わりました。

私たちの作品展示にも多くの方が見にこられました。

色々質問されたり、興味を持っていただけたのが良かったですね。

バタバタの2日間でしたが、楽しい時間を過ごす事ができました。

来ていただいた皆様に感謝致します。

ありがとうございました。

来年も有るそうなので宜しくお願いいたします。

と言う事で、展示した「アマテラス」ですが、未完成の状態で展示しました。

素焼きのテラコッタ素材の彫刻作品と言えばそれで良いか?と言う仕上がりになっていますが、まだまだ加工はします。

製作を進めていたら、「剣」の形状が違っていました。

そこで、違う部分を大幅にカットして、スタイロフォームを接着し、サンドペーパーで削り、形状を修正しました。

最初の形状は、

これでした。これを、

この様な形状に直しました。

アマテラスの体も毛の彫刻を全体に施しました。

ここまでできました。

口の部分も、

牙をプラモのランナーから削り出して接着しました。

下顎は中を塗装してから接着します。

まだでこぼこの雑な状態ですが、磨いてスムーズな仕上がりにします。

まだまだ製作は続きます。

11月15日から始まる「米子工芸会」の作品展までには完成させます。

続く!