夏休みに墓参りを兼ねて、車で西日本を一周しました。3泊4日のドライブ旅行です。
名古屋を朝、出発し、岡山県津山市経由で、まずは松江市を目指します。
東名阪、新名神、名神、中国道、米子道、山陰道と乗りついで、約440キロの道のり。
車窓に大山が見えてくると、山陰に来たな~という実感がわいてきます。
7時間近い長旅の後、最初に立ち寄ったのが松江城。
松江開府の祖、堀尾忠氏が1611年に築いた城で、国内に現存する12の天守閣の一つとして重要文化財に指定され
ています。
望楼からは松江の街並みと、宍道湖が望めます。
お城の石垣や堀も築城当時の面影を残していて、お堀沿いには古い町屋や武家屋敷が続いています。
緑豊かで落ち着いた街のたたずまいに心がなごみます。
一角に小泉八雲の旧居がありました。今は記念館になっていて、内部が公開されています。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はギリシャ生まれの作家で、1890年に来日、松江で師範学校の
英語教師となりました。松江に住んでいたのはわずか1年余りですが、この地の伝統文化に深い関心を持ったことが
きっかけで著書を多数あらわし、日本文化を海外に紹介しました。
時が経つのを忘れるような静かな庭で、さるすべりが赤い花をつけていました。
1日目は美肌の湯として知られる玉造温泉の「佳翠苑皆美」に宿を取りました。
松江市街からは車で30分ほど。着いたころにはすっかり日が暮れていました。
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