エルママのお散歩日記

大好きな旅行・食べ歩き・ガーデニング・・
そして愛しのワンコ(エル)との日常を気ままに記録しています。

イタリア旅行(最終回)

2010-09-19 22:20:03 | イタリア旅行
 楽しかったイタリア旅行もいよいよ終わり。スペイン広場近くでバスに乗り込み、フィウミチーノ空港へと向かいます。
ローマ市内で有数の高級ホテル・エクセルシオールの前を通りました。1泊100万円を超えるスイートルームもあるのだとか。今度来るときはぜひ・・・って、ちょっと無理か

   

 ミケランジェロが階段を設計した、カンピドーリオの丘が見えました。ローマに七つある丘の中で最も高く、ローマの中心に位置するのがこの丘。正面に見える建物はローマ市庁舎です。

 

 サンタ・マリア・イン・コスメディン教会は6世紀の建物とか。「ローマの休日」で有名な「真実の口」があるため、観光客が長い列を作っています。左側のアーチの奥にあるというので車窓から写真を撮りましたが、残念ながら写っていませんでした。

  

 こちらは、パラティーノの丘に立つ宮殿跡。手前の広場のような場所は大競技場跡です。ローマ時代、10万人もの観客を収容したというこの競技場では、映画「ベン・ハー」でおなじみの戦車レースが繰り広げられました。

  

 ピラミデ駅近くにあるピラミデとサン・パオロ門。ピラミデは、エジプトのピラミッドよりもうんと小さいのですが、古代ローマの有力者のお墓だとか。サン・パオロ門は、ローマを囲む城壁に設けられた城門の一つです。

  

 そして、いよいよ空港。旅の終わりです。

  

 免税店はbuyとbyを掛けた、その名も「グッバイ・ローマ」。思わず「また来るぞ~」と、叫びたくなりました。

 


イタリア旅行⑳

2010-09-18 20:17:36 | イタリア旅行
 観光客でごった返すスペイン広場から、まっすぐな通りを歩くこと15分。ポポロ広場は古来より、ローマへの入り口と言われるとか。広場の真ん中にはオベリスクがそびえ、周囲には双子の教会と呼ばれるサンタ・マリア・デイ・ミラコリ教会と、サンタ・マリア・デイ・モンテサント教会が並んでいます(写真には一つしか写っていませんが)。

 

 レストランの前に、ずらりと並ぶ黒塗りの高級車。仕立てのよさそうなワイシャツに身を包んだ男性が店から出て来て乗り込むや、車列を作ってあっという間にいなくなりました。よほどのVIPか、それとも・・・。まるで映画の1シーンのようでした。



 広場からは放射状に道路が何本も伸びていて、お店をひやかしながら散策します。ポポロ広場からスペイン広場にかけての一帯には、みやげ物を売る店や、食料品店、高級ブランドのブティックなどが並んでいて、いくら見ても飽きることがありません。

        

  

イタリア旅行⑲

2010-09-13 22:20:48 | イタリア旅行

 イタリア最後の昼食。ローマ市内のレストランでいただきました。

 
パスタはカルボナーラ。日本で食べるそれのほうが、クリーミーな印象。続いて、豚肉を薄切りハムで巻いて焼いたサルティンボッカに、パンナコッタのデザート。結構なお味でございました。

 次に訪ねたのが、スペイン広場。映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーン扮するアン王女が階段に腰をかけてジェラードを食べるシーンで有名な、あの広場です。今は、階段で飲食することは禁じられているのだとか。
 
  

 とはいえ、本場のジェラートは本当に美味しい! ただ、お店によっては、ただのラクトアイスのような代物を、ジェラートと称して販売しているところもあるそう。写真のジェラートはトレヴィの泉近くのバールで買ったもの。数あるメニューの中で、ピスタチオのジェラートが、特にお勧めと聞いて、早速食べてみました。お味は・・クリーミーなバニラとピスタチオの風味が相性バッチリ!!。ボォーノ(^0^)V

           
 
美味しい物が食べたい時は地元の情報に詳しい人にアドバイスをうけるのが一番!
イタリア旅行の間に何度も食べたけど、ここのが一番おいしかったV^^*


イタリア旅行⑱

2010-09-12 09:31:32 | イタリア旅行
 ローマの街には、至る所に噴水があります。噴水といっても、どれもが芸術作品。まるで美術館の彫刻が水を噴いているような印象です。
バルベリーニ広場にあるトリトーネの噴水は、ベルニーニ作。4頭のイルカに支えられた海の神・トリトンの彫像から水が噴き出ています。

 

共和国広場にあるナイアーディの噴水。後方はディオクレティアヌス帝の浴場跡。

 

 そして、一番有名な噴水がここ、トレヴィの泉。テレビや映画で何度も見てきたはずの名所なのに、実物がこれほどの規模で、装飾豊かな噴水だとは思いませんでした。

   
 さすがに、ローマ市内でも一、二を争う人気スポット。ものすごい数の観光客です。肩越しにコインを投げ入れる歓声がにぎやかですが、ここもスリやひったくり、ぼったくりの名所とか。

  
 バックや手荷物に注意しながら《またいつか二人でローマを訪れる事が出来ます様に》と願いをこめて私達もコインを投げました
カップルは2枚のコインを揃って同時に投げると願いが叶うそうですよ

イタリア旅行⑰

2010-09-10 23:10:58 | イタリア旅行
 ローマの街をバスで移動します。
行く手に、イエズス会のジェズ教会が見えて来ました。フランシスコ・ザビエルの右手の遺骨が安置されているといいます。

  

 フォロ・トライアーノ。フォロ・デ・チェーザレ。トラヤヌスの広場。紀元前50年~2世紀ごろの建造物が至る所に。
ローマは、街の中に遺跡があると言うより遺跡の中に街がある!それくらい沢山の遺跡があって本当に歴史を感じます。

  
 
 いよいよコロッセオに到着。6万人の観客を収容し、グラディエーターが死闘を繰り広げた古代のスタジアム。そのスケールと存在感に、ただただ圧倒されます。

        
 
 外周をぐるりと一周するのに約15分。セグウエイに乗った、こんな観光案内人がいました。
イタリアの警察官・・ちょっと素敵です


 グラディエーターのいでたちで、観光客と一緒に写真に収まる不思議なコスプレ集団もいます。うれしくなって写真に収まると、「はい、50ユーロ」という具合にぼったくられるとか。ご注意を

 

 そばに、コンスタンティヌス帝の凱旋門があります。ローマで最も大きな凱旋門で、高さ21m、幅は25m。パリの凱旋門の半分ほどの大きさですが、歴史の古さが違います。あちらは19世紀の建造ですが、こちらは4世紀の作。コンスタンティヌス帝がアクセンティウス帝に勝利したことを記念して建てられました。

 

イタリア旅行⑯

2010-09-09 22:33:02 | イタリア旅行
 バチカン観光を終えて、いよいよイタリア旅行の総仕上げ。ローマ市内の遺跡見学に出かけました。
   
 サンタンジェロ城が見えました。139年に建造された城で、今は博物館になっています。
 バスに乗って市内を走ると、大理石造りの巨大な建造物が。ビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂です。90年前にできた建物というわりに、歴史を感じさせる堂々たるつくりですが、先のサンタンジェロ城とは1900年近くも年代が違っています。おまけに、ローマっ子の間では、「入れ歯」「タイプライター」などと呼ばれ、余り人気がないのだといいます。

  

 ローマは一日にして成らず。その言葉通り、何世紀も前の街の面影が、今なお存在しています。

   

イタリア旅行⑮

2010-09-08 22:27:08 | イタリア旅行
 サン・ピエトロ大聖堂の見学を終え、外に出ました。広場には、いすがズラリ。前日、キリスト教徒の若者が世界中から集まる大きなイベントがあったからだといいます。それにしても、ものすごい数。カトリック教徒の底力を見せつけられた思いです。
   

 円形の広場を、ぐるっと見渡しました。周囲には、4列に並ぶ巨大な石の円柱と、屋根の上に140体もの聖人像が並んでいます。
     
  
 広場の中央に立っているのは、オベリスク。広大な空間を引き締めるかのような石の塔です。


 広場を通り過ぎ、少し先の通りから振り返りました。石畳の道と、大聖堂のクーポラの配置が絶妙です。

 

 広場の周囲には、土産物や飲食物を売る店やワゴンが並びます。ジェラートやパニーニ(イタリア風サンドイッチ)を売るワゴンには立ち寄らず、店構えのしっかりした土産物屋に入ったのは、トイレを借りるため。公衆トイレが思いのほか少なく、あっても有料(50セント~1ユーロ程度)ということが多いイタリアにあって、土産物屋かバールやレストランのトイレは、安心して使える数少ないトイレです。

   

 ところで、イタリアのトイレは水事情が良くないようです。それから注意がもうひとつ。便座がない! というウソのようなトイレがいたるところにあるのです。一体どうやって使うの? と驚かされますが、便座がなぜないのかは、誰に聞いてもはっきりしません。では、対策は? 残念ながら、日本から除菌クリーナーを持参するぐらいしか思い浮かびません。

イタリア旅行⑭

2010-09-07 21:16:51 | イタリア旅行
 いよいよサン・ピエトロ大聖堂に入ります。天井の、何と高いこと! イタリアはどこでもそうですが、ここもやはり360度、見るものすべてが被写体です。
    
 
 世界3大聖堂には諸説がありますが、ミラノのドウオモやスペインのセビリア大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂が2、3位を争う中で、ここサン・ピエトロ大聖堂だけは不動の1位。それもそのはずで、カトリックの総本山、ローマ法王庁が、この聖堂よりも大きな聖堂の建築を認めなかったからだと言われています。

  
 
 天井のドーム、床のマンホールのふた、壁面の装飾に、さまざまな彫刻。中でひときわ目を引く、イエスのなきがらを抱いて悲しみに暮れる聖母マリア像は、ミケランジェロの作です。美と歴史が凝縮された空間です。

    

 聖堂の中をじっくり見た後、外に出ると、奇抜ないでたちの兵隊さんが。スイス人衛兵です。1505年に教皇ユリウス2世の要請で採用されて以来、今日までバチカンを守り続けるスイス兵。隊員となるには独身のカトリック男性で、容姿端麗であることも条件になっているとか。確かにいい男ぞろいです。観光客が盛んにシャッターを切っていました。

 
 

イタリア旅行⑬

2010-09-06 23:16:33 | イタリア旅行
 システィナ礼拝堂の見学を終えると、次はいよいよサン・ピエトロ大聖堂。期待が高まります。
  

 回廊を抜けると、目の前にサン・ピエトロ広場が広がります。ちょっと感動的な光景です。
   

 広場を見下ろしながら、向かって左手。教皇が住まわれる建物があります。
 
建物最上階の右から2つ目が教皇のお部屋です
毎週日曜日の「お告げの祈り」の際には窓からお姿を見せてくださるのだとか・・

   
 回れ右をすると、サン・ピエトロ大聖堂の入り口が。円柱が天までそびえるようで、あたかも天国への入り口のような雰囲気です。
 

イタリア旅行⑫

2010-09-04 12:05:16 | イタリア旅行
 イタリア旅行の朝は、いつもこんな感じ。ホテルのブッフェはチーズ、ベーコン、ハム、サラミにスクランブルエッグ、ヨーグルトなどがついてきます。奥の赤い飲み物はオレンジジュース。イタリアではなぜかこれが定番です。ほかに各種フルーツがありますが、生野菜がつかないことだけが、ちょっと理解できません。


 この日最初に向かったのが、バチカン。イタリアとバチカンを隔てる石の壁づたいにバチカン美術館を目指します。
  

美術館の中庭は芝生広場になっていて、ローマ時代に作られた巨大な松ぼっくりをモチーフにした噴水と、抽象的な現代彫刻が並んでいます。
   

 バチカン美術館には歴代ローマ教皇のコレクションが、所狭しと展示されています。天井画、床のモザイク、彫刻、タペストリー・・・。すべてを見るには、ゆうに1日は必要とか。
       
 
 回廊のギャラリーを巡り、着いた先がシスティナ礼拝堂。内部は撮影禁止のため、有名なミケランジェロの天井画と最後の審判の2大名作をここで紹介できないのが残念です。そこで、美術館の中庭にある説明板で代用します。左が天井画、右が最後の審判。パーツごとに拡大されていて、何が描かれているのかを、ガイドさんがわかりやすく解説してくれます。

 

 システィナ礼拝堂では、天井画と最後の審判のあまりのスケールの大きさと美しさに、しばし見とれたのでした。