今年も、正倉院展に行って来ました。
この時期、奈良に出かけるのは、我が家の秋の恒例行事になりつつあります。
東大寺の正倉院には、今も、約9000点もの宝物が納められていているそうです。
奈良時代から、約1250年にわたって大切に保存れてきた貴重な宝物が、奈良国立博物館で、年に一度お披露目されます。
今年の注目は、歴史上の権力者たちが魅了されたといわれる香木の<蘭奢待・らんじゃたい>
東南アジア原産の<沈香>の一種で、長さ156センチ、重さ11.6キロと、かなり大きなものです。
足利義政、織田信長、明治天皇が切り取ったと伝えられていて・・切り取った後には印がつけられていました。
ガラスのケースに展示されているため・・残念ながら、どんな香りかは分かりません
他にも、<金銀鈿荘唐大刀・きんぎんでんそうのからたち>
<碧地金銀絵箱・へきじきんぎんえのはこ>
そのほかにも、<七条織成樹皮色袈裟・しちじょうしょくせいじゅひしょくのけさ>など・・62件の貴重な品々が展示されていました。
鑑賞の後は奈良公園を散策しました。
紅葉には少し早かったけれど、街の真ん中に豊かな緑があって、鹿がのんびりと歩いていて、ああ・・やっぱり奈良はいいなと思いました。
興福寺の五重塔と三重塔。右を向いても左を見ても・・・どれも国宝です。さすが、国宝の建造物で日本一を誇る奈良だけあります。
歴史散歩のあとは、近鉄奈良駅近くの商店街を散策しました。餅つきパフォーマンスで有名な中谷堂で草もちを食べ、奈良漬を買って・・
晩秋の奈良を満喫して家路に就きました。
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