あばABAブログ

津山市阿波の情報をみんなに提供します。
どんづまりで何もない村ですが、自然が残っています。

アヒルの弔い

2012-08-27 06:19:56 | 
8月26日、いよいよアヒルが旅立つ。
と言えば、聞こえがいいが、肉するために堵殺場に。

捕まえるまでの踏ん切りまでの異様な間。
みんなの踏ん切りまでの切ない時間。


踏ん切りをつけて、2羽捕まえもする。

ガガーという泣き声の中、淡々と作業は行われる。


38羽が軽トラの策の中に入れられた。

あとの1羽は足を痛めて歩けないアヒル。
畑でなく家で育てられた。

みんなと一緒だと踏みつけられたらと奥さんが別に連れて行く。
そんな心遣いに罪作りかと自分を責める。

総勢39羽。
飛べないアヒルが天に飛び出す。
幸いのいい天気。

しかし、見送る人の気持ちはいくばかりか・・・


田んぼの除草を終わってさっきまでガガーとやかましかった畑。
もぬけの空。
寂しさがつのる。


すっかり草がなくなっている。
アヒルたちは稲まで食べるほどよく食べて、大きくなった。

アヒル田んぼの稲たち。
草はほとんどなくて、穂が出揃った。
アヒルの命、稲に確かに受け継がれた。


命のありがたさ、食育の奥深さ、自然の成り立ち

命のつながりのありがたさ。
これがないなら、耐えられない。

改めてアヒルにありがとうと告げ、そっとアヒルの弔いの日としよう。


「過」は「去」ったと書いて「過去」。
しかし、今、未来へとつながる。
終わりではない。
命はつきないのである。


しかし、罪作り。
お寺の住職に拝んでもらおうか。
いや、私が手を合わそう。
しっかりと・・・




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