
岡山県の北東部、ずーーっと奥深く、鳥取県との県境に阿波村(あばそん)という村がありました。
周囲をぐるっと山に囲まれ、村への入り口は一つしかありません。
周囲の山々が抱く源流は、澄んだ川となって村の真ん中を流れています。
ゆったりとした時間が流れるこの村に、急激な変化が訪れました。
2005 年には津山市と合併して「津山市阿波地区」となりました。
合併前、700人が住んでいましたが、今、村に残っているのは580人に。
小学生は現在 27人ですが、3年後は12人になるそうで廃校の声が。
ゆっくりと眠るように、この村は終焉にむかっているのかもしれません。
私たちはこの村で、それでも暮らしていこうと思っています。
水や土、空気を汚さずに、自然と共に歩みます
下流に住む多くの人を支える源流を、汚さずに守っていくのがこの村の務めだと思うのです。
未来を生きる子どもたちに、土や空気を汚さずにバトンタッチする暮らしを、この村で営みたいのです。
そんな思いを込めて、「エコビレッジあば」は動き出しました。
農薬・化学肥料を使わない野菜作りや米作りを始めました。
村の車を運転できない人のために送り迎えをするサービスも始まりました。
よかったらこんな私たちの取り組みを、見に来てください。
私たちが作る野菜やお米も、もうすぐ販売できる見込みです。
*****************
あばのHP エコビレッジあば
ブログ 農マライゼーション
周囲をぐるっと山に囲まれ、村への入り口は一つしかありません。
周囲の山々が抱く源流は、澄んだ川となって村の真ん中を流れています。
ゆったりとした時間が流れるこの村に、急激な変化が訪れました。
2005 年には津山市と合併して「津山市阿波地区」となりました。
合併前、700人が住んでいましたが、今、村に残っているのは580人に。
小学生は現在 27人ですが、3年後は12人になるそうで廃校の声が。
ゆっくりと眠るように、この村は終焉にむかっているのかもしれません。
私たちはこの村で、それでも暮らしていこうと思っています。
水や土、空気を汚さずに、自然と共に歩みます
下流に住む多くの人を支える源流を、汚さずに守っていくのがこの村の務めだと思うのです。
未来を生きる子どもたちに、土や空気を汚さずにバトンタッチする暮らしを、この村で営みたいのです。
そんな思いを込めて、「エコビレッジあば」は動き出しました。
農薬・化学肥料を使わない野菜作りや米作りを始めました。
村の車を運転できない人のために送り迎えをするサービスも始まりました。
よかったらこんな私たちの取り組みを、見に来てください。
私たちが作る野菜やお米も、もうすぐ販売できる見込みです。
*****************
あばのHP エコビレッジあば
ブログ 農マライゼーション
時間がゆっくりと流れる美しいこの村は、「ゆっくりと眠るように、この村は終焉にむかっている」のではなく、まどろむようなゆったりとした時の流れを感じられる「まほろば」だと思います。
ひとつだけ残念なことは、山々が杉や檜など常緑樹に覆われてしまったことです。
杉や檜の人工林は、ご存知のとおり相対的に生態系が貧相な、謂わば「まやかしの緑」です。
阿波や加茂など中国山地沿いの山々が広くブナの森に覆われ動植物の宝庫となっていたならば、そんな村に移住したいものです。
水や空気を汚さないという姿勢、農薬も化学肥料も使わない農産物の生産には深く共感します。
最近では放射性物質による汚染の問題も生じ、西日本に於いても肥料や飼料などの移入に伴う汚染が危惧されます。
この村では、そして岡山県内全域では決してそのようなことのないよう、安全で美味しい自然の恵みをお作り頂きたく存じます。
中国山地の冷涼な気候を生かし、北日本や東日本で生産される産品を特産品化することも有効かと思います。
リンゴ、カシス、ビーツ、白樺樹液、山葵などは如何でしょうね。
あるいは無農薬の地元米を用いた完全自然醸造の純米日本酒、リンゴやカシスの加工品などもあれは購買意欲を刺激されます。
ともあれ、どうかこれからも自然を破壊せず、真に豊かな森と村を育んでください。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
ああ、本当に、阿波一帯がブナの森だったなら移住したいくらいです。