16日は朝から観光案内を運転手さんがしてくれるハイヤーで京都市内観光をしました。
ホテルから銀閣寺に向かう途中には豪邸の立ち並ぶ界隈があり、野村証券の会長さんの三万坪の敷地があるという素晴らしいお屋敷、競馬の騎手、武豊さんのびっくりするような大豪邸の前を通り、歴史上の建造物を拝見する前に、先ず驚いてしまいました。
銀閣寺はやはり沢山の観光客でした。
本堂では池大雅や与謝蕪村の、書院では富岡鉄斎の、又弄清亭(香席)では奥田元宋の風雅な襖絵を拝見しました。
お庭の波型のお手入れをされているのを拝見したのですが、根気のいるお仕事で随分神経を使う大変な作業なのだとびっくりしました。
大徳寺では幸運なことに本堂、唐門、庫裡(くり)、襖絵などが国の重要文化財となっている「黄梅院」が特別公開されていて、拝見しました。
「黄梅院」とは、お釈迦さまから代を重ねて忍十二代目、弘忍大満(ぐにんだいまん)禅師のゆかりの地である中国の黄梅県破頭山東禅師に由来し名付けられたそうです。
私は歴史にはあまり詳しくなく、難しいことは分からないのですが、一番興味があったのは「庫裡(くり)」でした。結局今のキッチンですが、昔の人々の台所仕事の様子が偲ばれ、どんなお料理が出来て、どんな味付けだったのだろう、と思いました。
紅葉にはもう少し遅かったのですが、ところどころ美しい葉っぱを見る事が出来ました。