先日お知らせした11月1日の門司港レトロでの「きもの日和」。
着付け付きで2000円で着物をレンタルします。2000円というのは後のお手入れ代です。
着物と帯を十日町の着物の組合が貸してくださいました。
とてもきれいにお手入れしてあって、どれも新品と言っても良いような着物です。
帯も袋帯、名古屋帯、半幅帯と種類があります。袋帯などほとんどが新品です。借りる方はラッキーですよ。
帯揚げ・帯締めがないのでこちらで用意することになりました。
帯締めはStellaの友人のお母様が上等の正絹でとってもしっかり上手に手組みされたものを、沢山いただいていたので、それを使わせていただくことにしました。これも全て新品です。
帯揚げは生憎ありませんでしたので、Stellaの派手目のものを何枚かと、あとは作るしかありませんでした。
昨晩遅くまでかかって、古い羽織を解いて洗濯機で洗い、アイロンをかけて干しておきましたので、それと洗い張りした八掛けなどを縫い合わたものなど、帯揚げもどきを作りました。
さあ、これでレンタルきものの準備は済みましたよ。
当日はお上手な着付けの先生も来てくださいます。
まだまだこれに加えて、お仕立ての学院からも素敵なおきものを貸して頂くことになっています。
どうしようか迷ってらっしゃる方があれば、まだまだレンタルきもの、お着付けのお時間の余裕がありますので、お気軽にお電話くださいね。
物差し(ものさし)
我が家には仕事がら古い物差しがあります。
二尺差しです。
私共が生まれる前に購入したもののようです。
と言うか、もしかしたら京都の問屋さんから頂いたものかもしれません。
尺差しですので、一般の方にはあまり馴染み深いものではないかもしれませんが、呉服の世界では今でもこの尺差しが普通に使われておりますし、寸法を言うのも「尺・寸・分」なのです。
普通の方がお聞きになられると、不思議な感じがすることでしょうね。
当店はもともと京都の出身で、戦前、朝鮮の京城(今のソウル)駅前で大きなお店を構え、沢山の人(日本人や朝鮮の人)を使って商売をしていたそうです。
引き揚げるときに持って来たと言う少しの写真で見たのですが、立派な店構え、立派な建物でした。
その後色々あって、京都の親類とは縁を切っていたので、戦後母の伝手で九州に引き上げてきたそうです。今でも私共の本籍は長ったらしい京都の住所になっております。
この物差しで思い出したので、私が聞いていた事の一部を書いてみました。
リングピロー
姪のお友達が今度結婚します。
先日結納の記事を載せましたが、そのお嬢さんです。
お針をできる人がいないということで、リングピローを作る役が私に回ってきました。
もちろん喜んでOKしました。
神前でのお式ということで、和風が良いだろうと思い、和風のリングピローにしました。
結局キットを買ったのですが、裁断してあった生地の向きが違ってたり、全てがボンドで張り付けるようになっていて、どうしても納得いかなかったので、自分風にアレンジしました。
寸法は少し変わってきましたが、さや型の生地をちゃんとした向きになるように縫い、後の全ても全部手縫いにしました。
如何でしょう?なんだか幸福感あふれているような気がして、自分ながら嬉しくなりました。
早速明日、心ばかりのお祝いのエプロンと一緒にお送りしようと思います。
喜んでいただけるかな?
来たる11月1日(日) 門司港レトロ地区周辺で我々「きもの文化連盟」が主宰する「きもの日和」が開催されます。
今年で4回目となるこのイベント、好評につき、昨年に続き今年も門司港レトロ地区での開催となりました。
「きもの」に興味のある方、「和」のものに興味のある方、楽しいことの大好きな方、色々なことが楽しめるイベントですので、どうぞ奮ってご参加ください。
「きものパスポート」(前売り500円・当日600円)をお求めいただくと、沢山のメリットがあります。前もって申し込んで頂くと着付けが無料となりますし、きものをお持ちでない方には2000円でレンタルもいたします。
どうぞお問い合わせください。om.abito@bloom.ocn.ne.jp
「きもの日和」のホームページもご覧ください。