知り合いの方の小学六年生の男のお子様のヴァイオリンソロのサロンコンサートがあり、拝聴させていただきました。
ヴィヴァルディのコンチェルト(全楽章)から始まり、アンコールの蝶々変奏曲まで全10曲、見事に演奏されました。この日の為に小さな体でどんなに一生懸命全霊を込めて練習してこられたのだろうと思うと胸が熱くなりました。その様子には彼の真摯な気持ちが表れていました。
これからもっともっと技術的には進歩して行かれると思いますが、その演奏はただの「子供のお稽古ごと」という範疇を超え、「心のある、内容のあるもの」と私には思えました。お聴きしてて飽きが来ず、「聴きたい!」と思えるものでした。
そして、ご指導の先生のお言葉に「このように自分の演奏は誰も助けてくれません。私も助けることは出来ません。演奏中に何があろうと自分自身で対処していかなければならないのです。これからの人生でも色んな事があると思いますが、最終的には自分自身なのです。」又、「子供は生まれただけではだめなのです。育てるものなのです。」と言うのがありましたが、そのお言葉には胸を打たれ、これまでの自分を色々と反省するばかりでした。果たして私は自分や子供達に対してどれだけの事が出来たのだろう?・・・・・と・・・・・。
本当に色んな事を考えさせられ、又その小学生とは思えない「気持ち」のある演奏をお聴きする機会を頂き、誘って下さったお母様には心から感謝しております。
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