びっくりするものをみつけました。
それはこれです。
せみの幼虫が、大人の親指大のおおきさの穴に入って、うごめいているのです。
「うごいてるよ~!」とこどもが目を丸くして、「みんな~大変!すごい!!」と
知らせに走りにいきました。
前の日くらいにこどもたちが、地面にたくさん小さな穴があいているけれど
これはなんだろうね~?
みみずじゃあおおきいし、ねずみじゃちいさいね~。
と話していたのですが、謎が解けました!
せみの幼虫が羽化するために地中から地上に出る時にあけた穴だったのですね!
本来は明け方か、夕方あたりに穴からでるのでしょうけれど、
きっとこの子はなんらかの事情でタイミングがずれてしまったのでしょう。
踏まないように、子どもたちが石や切り株を穴の周りにおいて
じーっと観察しています。
2歳の女の子も真剣!
時々手足が動き、右や左に体を回転させています。
やがて、1時間ほどたって、観に行くと、
「あれ??いなくなってるよ~!!」
みんなできょろきょろ探すと、20cmほど離れた桑の木の根元にくっついていました。
そして、ゆっくりですが着実に登り始めています。
よくみると足のあたりがなんだか透けています。
そして、見る間に私でも手の届かないはるか樹上へとあがっていってしまいました。
すごいね~。
はやいね~。
こどもたちも顔をあげながら感嘆の声をあげています。
「あそこでこれからぬけがらになるんだよね。」
(笑)
こどもたちは抜け殻集めが大好きです。
おままごとのふりかけにもしちゃいます。
前の日に読んであげていた福音館の「とくべつなよる」
まさにこの絵本の中のことを実際にみることができました。
子どもたちも私も(私が一番?)大感激。
素敵な「とくべつなひる」でした。