浅間山のふもと、池のほとりでちっちゃな家を作りましょう

体と心に優しい小さな家づくりのブログです。
浅間山麓のちっちゃな池のほとりでのんびり庭作りや畑を楽しんでいます。

とくべつなひる

2013-08-12 12:14:20 | 森のようちえん ぴっぴ
夏のはじめに森の中でこどもたちと
びっくりするものをみつけました。

それはこれです。


せみの幼虫が、大人の親指大のおおきさの穴に入って、うごめいているのです。
「うごいてるよ~!」とこどもが目を丸くして、「みんな~大変!すごい!!」と
知らせに走りにいきました。


前の日くらいにこどもたちが、地面にたくさん小さな穴があいているけれど
これはなんだろうね~?
みみずじゃあおおきいし、ねずみじゃちいさいね~。
と話していたのですが、謎が解けました!

せみの幼虫が羽化するために地中から地上に出る時にあけた穴だったのですね!


本来は明け方か、夕方あたりに穴からでるのでしょうけれど、
きっとこの子はなんらかの事情でタイミングがずれてしまったのでしょう。

踏まないように、子どもたちが石や切り株を穴の周りにおいて
じーっと観察しています。
2歳の女の子も真剣!

時々手足が動き、右や左に体を回転させています。

やがて、1時間ほどたって、観に行くと、
「あれ??いなくなってるよ~!!」

みんなできょろきょろ探すと、20cmほど離れた桑の木の根元にくっついていました。
そして、ゆっくりですが着実に登り始めています。


よくみると足のあたりがなんだか透けています。

そして、見る間に私でも手の届かないはるか樹上へとあがっていってしまいました。

すごいね~。
はやいね~。

こどもたちも顔をあげながら感嘆の声をあげています。

「あそこでこれからぬけがらになるんだよね。」
(笑)

こどもたちは抜け殻集めが大好きです。
おままごとのふりかけにもしちゃいます。


前の日に読んであげていた福音館の「とくべつなよる」
まさにこの絵本の中のことを実際にみることができました。

子どもたちも私も(私が一番?)大感激。

素敵な「とくべつなひる」でした。




きのこのこのこ

2012-10-12 17:37:59 | 森のようちえん ぴっぴ
ぐっと朝晩寒くなってきました。薪ストーブの出番もそろそろかな?
なんと明日は軽井沢4度!の予報がでています。そんな寒さのおかげで少しづつ森も秋色に。


くりや木の実もたくさん拾えて、楽しい季節。



そして、今年はきのこが当たり年。


ほらみて! おいしそうなたまごたけ♪shuちゃんが嬉しそうに見せてくれました。


ぽこ。ぽこぽこ。生まれたてのたまごたけたち。
本当にたまごみたいよね。


にょき!
(なんだかきらーん!って感じがしませんか?)
もう、あっちにも、こっちにも!

歓声をあげながら探しまわりました。きのこを探すって森の宝探しみたいね。


こちらはふわふわ。ほにょほにょ。


ちびちびきのこさんたちが並んでる。

この1週間、きのこ探しにこどもたちと明け暮れました。
きのこってどこかに妖精さんが隠れていそうで、なんともいえず、かわいくて愛らしくて。
でも毒があったり、ちょっとグロテスクなのもあったり神秘性もあり、、、
暗がりにあったり、隠れていたり、、
夢中になって探しました。

楽しい秋の時間でした。

でも。。。でも。。。このキノコを食べることはできない、、
落葉が放射性物質を多く含んでいることから、やはりキノコは危ないと言われています。
秋の実りを心から喜べない、こんなにかわいいキノコが危険なものになってしまう、
そんな現実にしばしばつらくなります。

こどもたちにも秋の実りをいつになったら食べさせてあげられるのか、、、
いつか、いつか、森の恵みを心から喜べる日がまたきますように、、










春のおさんぽ

2012-04-28 07:12:59 | 森のようちえん ぴっぴ
春の風がふいてきたら♪
めだかも ちょうちょうも 小鳥たちも
嬉しそうに わらうだろう 
春だよ ぼくらの春がきたよ
北風なんか あっちの方へいっちゃえ
素敵な春が ほんとにきたんだ わーいわい♪



まだまだ緑はほんのりだけど、
桜もまだつぼみだけど
足下にはスミレ、ちょうちょもふわふわ

シジュウカラ つぴつぴ ウグイスは ホケキョケキョ(まだへたっぴ笑)

大好きな歌を歌いながら
手をつないでお散歩楽しいね。

お兄ちゃんがこっちだよ~って
迎えにきてくれたよ。






冬の森へ 氷のリースと緑のハンモック

2012-01-18 13:29:56 | 森のようちえん ぴっぴ

毎晩氷点下10度近くの日が続いています。

日中でももちろん氷点下。

でもそんな寒さだからこそできる楽しみ。

森のようちえんでは今の季節こんな氷のリースをつくって

森の木々にかけ楽しみます。

中には木の実や花びら、森で集めたものたちを入れて。

一晩外においておけばできあがりです。

これをみた3歳の男の子が

「あれ?あれ? 水って氷になるんだ!わ~すごい!」

と感激していました。そうだよね。そうなんだよね。

当たり前のことなんですが、前の日に水だったものが次の日、氷になっているって

よく考えたらすごいことですよね。

なんだかその子と一緒に大発見をした気分でとても嬉しい日でした。

そして、毎日共に過ごしているから感じられる発見なのだなあ。と

保育の喜びをじんわり。

そして今日はちょっとお散歩へ。

ざくざくと落葉のたっぷりふりつもった急な坂道をみんなで登ります。

スノーブーツなのでちょっと歩きにくいけど、みんながんばってます。

みんないっぱい歩けるようになったね~。

 

そんな落葉の林を歩いていると

こんなものが落ちていました。

きれいな緑のカプセル型のハンモック。

ウスタビガ の繭

毎年毎年みつけるけれど、

この色を冬の森の中にみつけると、わあ。と歓声をあげてしまいます。

なんて綺麗な色。なんて綺麗な形。

こんなハンモックに包まれて、木の枝で揺られてみたいなあ。

なんて思ったりしてしまいます。

子どもたちもこれ何?綺麗!と大感激。感心していました。

 

そして、頑張って登った先にはこんな景色。

こどもたちもみんな大好きな場所です。

手前の枝は6月頃になるとクマイチゴの実が食べきれないほどなり

かごやぼうしにわんさか摘んで楽しみます。

浅間山に会える場所。

広い青い空に会える場所。

空を飛んでる気分になれる場所。

 

冬の森も楽しいな~。

でも、そろそろ雪ふらないかな~。