腹話術人形けんちゃんの日記

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あの逆行性の櫂を握って・ムイ・フユキ・2021年3月7日(日)

2021-03-07 01:30:07 | 日記
  あの逆行性の櫂を握って  ムイ・フユキ

35年ほど前「文芸教室」に出入りしていた―沖国大生だった頃ー

詩の朗読会に誘われて参加したーあの職員食堂だったー

上記のタイトルはその時の自作の詩の結び

「あの逆行性の櫂を握って僕はそこを出て行くしかなかった」

季節工で金を貯め4年遅れで大学に行きー夜警をしながらー

学生結婚で子供も生まれて必死に藻掻き足掻いていた

頭にハゲも作りながら子持ち掛け持ち6年半かけて卒業

その後も更に5年間、働きながら看護学校に行く

「文芸」は僕の櫂の原点でーアル中の詩人の出版社は潰れたー

2ヶ所の精神科病院で暖簾わけのように「文芸」耕しをした

そして定年前の約10年は「文芸教室」に舞い戻っていた

文芸サークルや文芸ひろばと名乗ったがあの「文芸教室」と認知

―「文芸ひろば」として利用した部屋はあの懐かし職員食堂ー

あれから35年経ても僕はあの逆行性の櫂を漕ぎ続ける

抗い抗い文字を打つ 言葉を紡いで紡いで便りする

10の通信 50の通信 100の通信 思いを馳せる 諦めずに

―「A letter from Friday afternoon」とサブタイトルした-

諦めずに何か書く 反応があってもなくても発信し続ける

櫂のエークは「親子」から来ているー親が肉体・櫂は精神かー

生きることは藻掻き足掻くこと 出て行っても出て行っても

いつまでも扉がある      (2021年2月28日「ミニ文芸」にて)

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