巡り巡ってケーブルはベルデン8412で落ち着いた感じがありましたが、ケーブル専門のムック本まで発売されて密かに熱い分野。減少するオーディオマニアの風が楽器業界に流れ込んできています。
この目立つブルージャケットが今回のブランド「LAVAケーブル」。中でもハイエンドクラスのランク「LAVA ULTRAMAFIC」。このLAVAケーブルはジョージエルスのようなハンダレスプラグでも有名ですが、今回はしっかりG&Hプラグでハンダ使用バージョンでやってみます。
数十年前、ケーブルは断線していなければなんでもという時代にモンスターケーブルなるものが登場し、ケーブル・パッチにもお洒落する習慣が定番になってかなり立ちますが当時と比べるとグレードはかなり上がっていますね。
スペックは18AWGの1芯でオーディオライクな銀メッキ。ジャケット径7.7mmで硬めの質感。サウンドは銀メッキのギラギラしたイメージはありませんが音量もあり解像度抜群です。派手さが無いフラットなトーンですが立体感があって2~4芯のマイクロフォンケーブル的な感じです。このケーブル1本でA級動作のシングルチャンネルアンプをギター側でトーンをコントロールするギタリストにもってこい。中高域の倍音が増えストラトの鈴鳴り感倍増です。
G&Hプラグはスイッチクラフト的な古典的デザインですがプラグ先から線材結合部まで1本の銅のHIGH CLARITY。7.7mmジャケットまで完全にホールドし実践的なタフさがありますね。
パワーやトレブルを強調したトーンではありませんがとっておきのギターといいアンプとこれ1本で勝負がつくような本質がわかる男的なケーブルです。USAメイドですがヨーロッパ的でギルモアトーンがほしい人にはバッチリ。