忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

LED電球 分解修理

2020-07-26 | 趣味

 枕元で読書灯として使っている小型のLED電球の調子が悪くなった。

点灯して5分ほど経つと突然消え、その後点いたり消えたりを繰り返すようになった。

白熱灯からLED電球に変えたのはほんの数年前だし、毎日寝付くまでの数分間しか

使わないので延べの使用時間は1000時間にも満たないはず。故障するには余りにも早すぎる。

応急的に元使っていた白熱電球にやり変えたが、白熱灯の光は赤外線を含んでいて熱いので新しいLED電球を購入しまた取り替えた。

そこで故障した原因を探るべく古い電球を分解してみた。

機番LDA4N-H-E17でOHMと表記されている。オーム電機製だろう。

MADE IN CHINA  100V 50/60Hz 3.5Wの表記も見える。

まず、プラスチック製の先端カバーの取り付け部分をカッターナイフの背で削ってゆく。心が折れそうになるが何度も何度も回しながら根気よく少しずつ。

(途中ノコギリを使って切り離そうかとも思ったがゆっくり手をかけてやったのが後述のとおり結果的にはよかった。)

カッターで削った溝がある程度深くなったところでマイナスドライバーを使ってこじ開けると、先端カバーが取れて中の基盤があらわれた。

 

プラスチックカバーは接着ではなく嵌め込み構造になってもいるのでノコを使わなかったのが正解だった。

基盤には2個の抵抗(R1,R2)とP1の表記がある素子が1個あるのみ。

基盤の裏、つまり電球の根元部分に電源ユニットが組み込まれているのではな

いかと思いさらに分解を続ける。

基盤にハンダ付けしてある2本のリード線を外し、さらに基盤のネジ2本を緩め

ると基盤が外れた。

基盤裏にはなにもなく、電球本体からはリード線が出ているだけ。

中にユニットがあるかも知れないと思い、テスターでリード線間の電圧を計っ

てみるとなんとDCではなくAC100V。

つまり電源ユニットがなく直にコンセントからの電圧がかかっている。

ということは単純にダイオードで整流しているだけのようだ。

(基盤の表側にあったP1表記の素子がP型ダイオードか?)

ダイオードを使って交流電流の下半分(逆電流)をカットするだけの半波整流で

平滑直流化も行っていないようだ。つまり半分は消えているということになる。

この電球を使っているとき揺れるイアーホンのリード線がストロボ写真のよう

に波状に残像が見えたのは多分このせいだったのだろう。

実に安あがりで簡素な構造。しかし逆に考えれば故障の原因も簡単なはず。

リード線のハンダ接合不良か放熱の接触不良くらいしかない。

リード線を外すとき片方のリード線がハンダゴテをあてるだけで基盤からポロ

リと取れて端子部分の表面がそのまま現れたのでこれが故障の原因として最も疑わしい。

ハンダ付けを十分に行い、さらにLED素子裏に手持ちの放熱ペーストを塗り加えて復旧。

すると一時間以上点灯し続けても無事点滅することはなくなった。まずは修理成功と言えるだろう。

あきらめてすぐに廃棄しなくてよかった。

 


ブラウン管TVの解体

2019-11-19 | 趣味

 地デジ化によって、ブラウン管テレビから液晶テレビへの切り替えが一気に進んだ。

今ではブラウン管テレビが残っている家庭はほとんどないだろうと思う。

しかし我が家には数年前に亡くなった義母や独立した子供たちが置いていったテレビのほか
PCのモニターなどブラウン管テレビが多数残っている。

改めて数えてみたらその数は少なくとも9台。

台数が多いのでリサイクルに出すとリサイクル料金も馬鹿にならない。
少しずつ──部品ごとに分別して──処分するしかない。

ブラウン管テレビは図体が大きく、そして重い。その一の原因はブラウン管にある。
ブラウン管を除けばただの箱である。

ブラウン管テレビの分解で注意しなければならないのは高電圧の部分があるということ。
下手にさわると場合によっては命にかかわることになる。

長年使っていないので放電しているとは思うが念には念をいれて放電してから分解する
必要がある。

さてそうしてブラウン管を取りはずし解体に入る。

【ダンボールに入れる】
※飛散防止のため段ボールを用いたが飛散することもなく必要がなかった。


【首の部分に布などをかける】
※これも飛散防止のためにかけたが結果的に必要なかった。しかし万が一ということもあるので
かけておいた方が無難だろう。家にあった土嚢袋を使った。


【首にあるプラスチック部品の下の部分を軽く叩く】
最初は弱く、何度か叩くとヒビが入って“シュー”という音がして真空が解ける。音はほんの数秒である。かけていた土嚢袋を剥がすと簡単に首が取れた。外れた部分はいわゆる電子銃。


【バットに移して細かく破砕】
※段ボールのままでも構わないが細かいガラス破片を移しやすいバットに移し変えて破砕。ブラウン管正面の映像が映る平面部分以外は写真のように薄い。

少しずつ割っていくと内部の金属部品が現れる。
細かい穴のあいた金属板(シャドウマスクというらしい)である。電子線はこの穴を抜けて蛍光
面に当たって発光する仕組みである。強い電子線が当たるためか虹色に着色している。
ロート状になった部分を割っていくとこの金属部品が簡単に抜ける。
いったん大まかにガラスを割り、割れた破片を軍手をはめた手のひらに載せて金槌でたたいて
細かく細断していくだけである。

ただし金属部品を抜いたあと蛍光塗料が塗布されているガラス表面(映像が映る部分)が現れ
るので、金属部品を抜いたあと水洗して塗料を洗い流したあとに破砕したほうがいい。
(水洗しておかないと破砕時に塗料の薄膜がはがれて風に舞ってしまう。それと塗料を洗い流
すとただの鉛ガラスになるからである)

実は今回2台目の処分になる。前回のときは初回ということもあり写真を撮っていなかった。
しかし故障もしていないモノを壊していくことは罪悪感が出て実にストレスがかかる。
ケチな性分なのだろう。
だから2台目の処分にとりかかるまでに2ヶ月もかかってしまった。 


クォーツ時計の分解修理

2018-07-17 | 趣味

 このところ猛暑日が続く。2階は屋根からの伝熱があるのでことのほか暑い。
そんな寝苦しい熱帯夜のさなか、寝室のエアコンを使い始めたところ冷房がほとんど効かない。
おかしいなと思って、風の吹き出し口に手をかざしてみると風がほとんど冷たくない。

おそらく充填されているフロンガスが抜けているのだろう。慌てて保証書を探し見てみると
保障期間は5年間とある。そして購入したのは5年前の前日。

あやや、遅かった、一日違いでアウト………………???

と思ったが、たしか設置したのは次の日だったはず。 

で、購入した量販店に確認すると、保証の範囲内で点検、補修してもらえることとなった。
ぎりぎりセーフ。危ないところだった。 

だが、肝腎のサービスは1週間後という。

暑い、とにかく暑い。そこで昔長男が使っていた部屋に一時的に避難することにした。

だがまたここで問題が…………

壁掛け時計が止まっているので電池を入れ替えてみたもののまったく動かない。

そこで分解大好きジジイの血が騒ぐ。すぐ分解点検してみたくなるのである。

クォーツ時計なので構造は極めてシンプルである。しかも安物。

表の透明カバーを外して、短針(時)、長針(分)、秒針を外す。
裏にしてユニットを外す。 

 
ユニットを裏返す 

ユニットのカバーを開ける。(3箇所のラッチで閉めてある)
水晶発振器(円筒状のもの)、電磁コイル、回転子、ギア類が見える。
ギアの一番下にある回転子が1秒ごとに半回転してその回転が次々とギアに伝わっていく。
 

一層目のギアを取り外す。
短針、長針を動かすギアが現れる。(たぶん白が短針、橙が長針用)
 

コイル、水晶発振器の駆動ユニットを取り外す。
すると電力供給の端子が2本が現れる(上が-、下が+側)。
 

コイルと発振子の駆動ユニットを裏返して接触端子をテスターで抵抗をチェックするとコイルは
断線してはいない。
が、よくみると接触部(-部)に胴の錆である緑青が吹いていた。
そこでその緑青を除去したら接触部が完全に腐食し穴が開いていた。
ハンダで肉盛をしてみたがうまくいかないので真鍮板をハンダ付けして補修した(写真)。
 

あとは分解した手順の逆の手順で復旧。うまくいった。

考えてみたらこのユニットは100円ショップで手に入るしろもの。無駄な作業にも思えるが
原因探査、そして修理と、「分解大好きジジイ」を虜にしてくれる。

 


ダンボール製ドールハウス(シルベニアファミリー風)製作奮闘記

2017-09-10 | 趣味

 

 

 正月に帰省した次男に頼まれて、愛娘が夢中になっているシルベニアファミリー
セットサイズのミニチュア家具(いす、テーブル、ソファーなど)を手作りして5月
ごろ送った。

大変喜んでいるとの便りに気をよくして、それではドールハウスを作ってみようと
考えたのはほとんど同じころ。
孫娘が持っているのは「赤い屋根の大きなお家」ということなので
「緑の丘のすてきなお家」モデルで作ることにした。

主材料はダンボール。手早くでき、うまくできれば次は厚手のベニア材に作り変える
つもりでいた。(ただし窓や手摺、梯子類は木製。)

しかし思いのほか時間がかかり、5月から4ヶ月以上経過してようやく完成した。
外枠の作成は早かったのだが、開閉ドアをどう作ろうかと思案して突っかかって
しまったのが大きな原因の一つ。

それもミニの蝶番づくりが難航した。というより2個作ったところで、実際に取り付ける
ことを考え考えしているうちに全く手につかなくなってしまったのである。実際の蝶番は
木ネジで留めてあるが、見合ったミニサイズの木ネジなど手に入らないのは自明のこと。
おまけに開閉戸が6枚(2階、出窓)もあり、蝶番はそれぞれに2ケづつ……ということは
全部で12ケ要るということになる。考えるだけで億劫になる。


ミニ蝶番(一階の出入り口に使用)

そのまま放置して1ヶ月以上経過したあと、製本用の粘着テープで代用したらどうかと
閃いた。布引の粘着テープなので折り曲げにも強い。義母が遺したテープが大量にある。

そこで一挙に作業が進みようやく完成を見た。

ダンボール製なので正直なところ見た目の安っぽさ感は否めない。でも結構頑丈だし、
何といっても軽い。560grしかなく片手で簡単に移動できるところがいい。


(後記)先月のお盆に孫娘が遊びに来た。現在は着せ替え人形の方に興味が移っていると
聞いていたが、まだ製作途中だったにもかかわらず結構気に入って作り溜めていたミニチュア
家具を入れたり出したりして遊んでくれたので安心した。

次は冷蔵庫、キッチンセットをと所望されたが冷蔵庫なんてどう作っていいものやら。
ジイは悩ましい。


二階出入り口ドア


出窓



Nexux7携帯用ケースを自作(不要になったカバン利用)

2014-11-21 | 趣味
 Nexus7を使い始めて3ケ月。

 これまで持ち運びには100円ショップで売っていたB4のクッションケースを
使っていた。
これはこれで結構便利ではあった。まず安上がりである。小物入れのところにプラスチック板
を入れて収納時に液晶面を保護するようにしていた。

だが、なにせ使うたびにジッパーを開けてケースから出し入れする必要がありこれが
面倒になってきた。またケースに入れたままでは充電も出来ないなど難点があり、
何よりも戸外で歩きながら使用しようとすると落としそうになっておっかない。


そこで不要になって捨てようと思っていた通勤カバンを再利用して携帯ケースを
作ってみた。
これが結構使い勝手がいい。


材料はこのタイプの通勤カバン。

(試作のつもりで始めたので残念ながら写真は撮っておらず、ネットから類似タイプ
のものを借用。但しこちらは本革、使ったのは合成皮革。)

出来上がりはこちら。
【表】

ケースに入れたまま充電ができる。

【裏】

元のカバンの留め金具痕が残る。ワッペンを貼って隠そうかとも考えたが手触りが
よくなさそうで止めた。

使用時
閉じカバーを開くと

前面のカメラ用に穴を開けたが微妙にずれた。使うことはまずないのでこれで良しと
する。

またカバーの上部にはマグネットを貼りつけており、カバーを閉じるとマグネット
スイッチが作動して電源が落ち、開けると起動するようにした。
マグネットは要らなくなったイヤホンの部品である。これも100円ショップで購入
したイヤホンで、コードだけを利用した残り物である。
(イヤホンコードが固くなって切れる…前にブログにアップ)

【閉じカバー】
マグネットとカバーを閉じた時に固定するためのマジックテープ

二重にして間にプラスチック板を入れている。

【本体側】
本体側には凹側のマジックテープ



当初試作のつもりで始めたが思ったよりうまくできた。
もう一個分の材料はあるがこれで十分。もう一度やり直す気は起こらない。

難点は大型の財布に見えること。持って歩くと財布を手に持ってぶらついている
ようにも見える。
バッグ等を車に置いたままで駐車しておくと車上荒らしの被害に遭う可能性がある
そうなので要注意。





ミニチュア家具つくり~ロッキングチェア2点

2013-08-05 | 趣味
 このところ趣味の一つのミニチュア家具作りが進まなかった。

 「赤毛のアン」の部屋にあるロッキングチェア-背もたれや尻の部分が籐で
編んだようになっている(写真)-のミニチュアを作ろうとしたものの背もたれ
部分がうまく作れない。


背もたれの部分まではスムースに行ったが、材料が柔らかいと形が保てない、
かといって硬いと編みこめない、ということで背もたれがなく両サイドの支柱
がまるで二本の角(つの)に見える状態で数ヶ月たった。

しかし何とかしなくてはと思い立って出来上がったのがこちら。


せめて背もたれの中央部分だけでも籐に似せて作りたいと思い、庭に生えていた
蔓性の雑草を採用してみた。先日除草した際に根元を切ったままにしていたのが
うまい具合に乾燥していて使いこむことができた。

「アン」のロッキングチェアには程遠くなってしまったがこれで良しとしよう。

この蔓性の雑草は、他のミニチュアにも使えそうな気がする。


別のロッキングチェア。松本家具のミニチュア版だがこれも背もたれ部分では
苦労した。上中下3段の曲線をマッチさせるのが難しく、中段の肘掛の部分は
二度作り替えた。


二つを並べると・・・


3Dで・・・

左右2枚の写真中央に視点を合わせて画面より奥の方を見るようにすると立体的
に見える筈。


他のミニチュアは昨年7/12、27、8/1のブログをどうぞ。

山鉾もどき ミニチュアづくり

2012-08-01 | 趣味
 京都・奈良には修学旅行を含め幾度となく訪れているが、春の桜の季節
だったり、あるいは紅葉の季節だったり、そしてGWに信州行きの中継地
としての訪問がもっとも多く、神社仏閣の参観ばかりで季節の祭りは
見たことがない。

 
 奈良・東大寺のお水取り、京都・大文字焼などぜひ行ってみたいと思って
はいるものの、宿の問題等がありどうしても二の足を踏んでしまう。
今月17日は京都祇園祭りのクライマックスだったが、今年も断念。

代わりに山鉾のミニチュア作りに挑戦した。細部を手作りのミニチュアで
再現するのは無理だが、大まかな雰囲気は出ている。(と、自負している)
意外と時間がかかり、約2週間かけてようやく完成した。

  
 長刀の支柱は割り箸、長刀は銀色の折り紙(怪我防止のため)


本体部分


本体の屋根を外したところ

ミニチュアづくり 「赤毛のアン」シリーズ

2012-07-27 | 趣味
 「赤毛のアン」シリーズとしては先にロッキングチェアーのミニチュアづくり
を紹介した。

右:マシュー爺さんの部屋のもの
左:アンの部屋のロッキングチェアくずれ(実物は背もたれと座が藤製で色が白)


 今回は「赤毛のアン」ハウスにある家具類から、ドレッサーと
黄色の椅子を製作。

黄色の椅子はアンの部屋のもの。白いドレッサーは客間のものをモデルにして
製作した(高さ約18cm)。鏡の部分が回転するし、両脇の引き出しも出し入れ
できるように製作した。ただし、鏡はガラスだと割れると危険なのでプラスチック
製にした。アクリル板が手に入らなかったので仕方なくシート状のミラーにしたら
表面がやや歪になり像が歪む。

実物は机の下が引き出しになっているようにも見えるが、引き出しにすると脚の強度
が取れないので机の手前半分の部分を蓋方式にしている。
また脚も左右の脚間の補強板(または棒)があるはずなのだが実物の写真はどうも
それらしいものが見当たらない。

実物を見たことがある人がいたら情報をいただけるとありがたいのだが…。



閑話・・・数字パズル、数独をVABマクロで解く(7/21の巻)

2012-07-22 | 趣味
 昨日7/21朝日土曜版”be”に連載の数独は久しぶりの難易度5。

早速VBAマクロに掛けてみた。あっさり8秒で解けてしまった。



正直なところ、こんなにあっさりと解けてしまうと味がない。この手のパズルは
やはりこつこつと解決の糸口を模索するのが魅力のようだ。

一方で、プログラム作成の楽しみもある。他人からみれば汎用性のない実に
ばかばかしいソフトではあるが、プログラミング途中の試行錯誤が実におもしろい。

もっと難易度の高い問題が出題されれば、プログラム改良の楽しみが出てくるのだが…。


VBAマクロは非常によくできていて使える関数も多彩であるが、プログラミング
で困るのは、VBAではそのままでは使えないexcell関数があったり、微妙に違っ
ていたりすることがあることである。

excellの表計算も便利で大変お世話になった。パソコン黎明期にはbasicで
組んでいたが代数を一つ一つ指定して計算させる必要があり、複雑な計算では
大変苦労したものだ。またグラフもbasicでよく書かせたが、y座標が上下逆転
するし、ポイントのマークの〇△Xを表示させるだけでも一苦労した記憶がある。
いまやグラフもExcellで一発で書けるし、表計算ではカラムを指定するだけ
で代数を気にする必要もない。実に便利になった。

 このところの政局は離合集散を繰り返し混沌としている。党内野党、閣外協力、
野党系与党はたまた与党系野党…。本当に頭痛がしてきた。VBAで一発解答
というわけにはいかないのかねぇ。



 


ミニチュア家具づくりのススメ 

2012-07-12 | 趣味
 カッターナイフと糸鋸、それと細芯ドリルを使ってミニチュアづくり。
材料は主に厚さ5mm程の檜の板、木工用ボンド。

設計図などなく、勘と感で。
カッターナイフで削っていくと、今は殆ど使われなくなってしまったが
あの鉛筆を削る時の独特の快感が蘇る。




まずは椅子とテーブルの3点セット。

ミニチュアのスタンドと本も。


スタンドはLEDでもつけようかと思ったがボタン電池も入らないので断念。


2体同じように作るのは結構難しい。


もう一つテーブル、椅子の3点セット。

こちらは調度品はまだなし。コーヒーか紅茶のカップを作る予定だが、邪魔に
されそう。


テーブルもこのように支柱にちょっと飾りの凹凸をつけると実物らしく見える。


はじめは簡単に作れると思ったが、背の方の曲線になっているのが微妙に向きが
会わず意外と組み立てるのに苦労した。



子供用椅子。

息子たちが実際に使っていたものをミニチュア化したもの。
座席のところは、発泡ウレタンを詰めており実際にクッションが効く。


木馬と歩行玩具。

歩行玩具は本物のように車輪の回転で前の人形が上下する。実は人形は4体だが間の
人形がついていない3本も上下する。本当はスペーサーにするべきだった。
人形は既製品でサイズがあったキティーちゃんのシールを2枚貼りあわせ。



揺り椅子 2点。

右は”赤毛のアン”のマシュー爺さんの部屋のもの。背もたれの模様の彫刻は
さすがに彫れないので縁どりだけにした。
左はアンの部屋にある揺り椅子をモデルにつくりはじめたが、籐製の背もたれが
どうしても作れないので已む無く計画変更したもの。本物は座のところも籐の
網目になっている模様。色も白。なんとかして作りたいとは思ってはいるが…。





 実物大だと1ミリ程度の狂いはあまり気にならないが、ミニチュアだとわずかな
ずれでも左右、前後のバランスが狂ってしまう。予めピン等で穴をあけドリル位置
をマークしておくのだがそれでも実際にドリルすると年輪の硬い部分があったり
して穴がずれる。そんなこんなで苦労をしながらミニチュアづくりに勤しむ。

 金属板を加工したSLや電車のミニチュア作りには到底かなわないが、指先の
鍛錬、ボケ防止には効果がありそうだ。






閑話・・・数字パズル、数独をVABマクロで解く(part3/3) プログラムの展開

2012-06-27 | 趣味
 VBAマクロはプログラムを組むのも面白いが、プログラムがうまく作動しているのかを途中を見るのもワクワクして楽しい。
 今回、計算の展開をコマ撮りして動画にしてみた。実際はもっと滑らかにできるのだがブログにアップできるファイル容量に限界があるようで、コマ抜きしてさらに4分割せざるを得なかった。


ステップ1
最初に問題のスペースのカラムのところに"123456789"を代入。
Ansewのカラムにも問題の数字を転写。
 


ステップ2
数字の判っているカラムの縦一列、横一列、該当するブロックすべの"123456789"からこの数字を抜く。数字を全て抜き終わって文字(数字)が1個になったらそのカラムの数字となる。さらにこの数字を縦、横、ブロックの文字を抜く。これの繰り返し。
難易度4クラスまでならこの操作で答えが出るが、この問題の場合は、残った文字が1個になるのは右端、上から3番目の”2"だけ。


この操作の最後の画面。残った文字が2個だけのカラムが、左1列目の1行目、同8行目、左から6列目の2行目の3箇所ある。


ステップ3
残った文字が2個だけのカラムの合計6個の数字を順に仮置きして計算を続ける。
まずは第1列1行目の”3”から始める。

これは正解なし。次の”9”、そして次のカラムの”1”も不正解。

そして次の”3”を仮置きして計算すると見事に正解が見つかった。



ただそれだけのことだが、プログラムを組んだことのある人はこの面白さがわかってもらえると思う。きっと。

閑話・・・数字パズル、数独をVABマクロで解く(part3/3)

2012-06-26 | 趣味
 数字パズルとは縦横9x9コマ、合計81コマに1~9の数字を縦一列、横一列、
3x3のブロック毎に重複しないで埋めてゆくパズル。朝日の土曜版に毎週載っ
ている数字パズルは数独と言っているが、今週分は最難関の難易度5。

これまでのプログラムは難易度4が限界で難易度5は解けなかった。
空のカラムにあらかじめ”123456789”の文字で埋めておき、判って
いる数字を使って縦、横、ブロックごとにその数字を消してゆく。各カラムの
消されずに残った数字が1個になれば、そのカラムの答えになる。その数字を
使ってさらに縦、横、ブロックごとにその数字を消してゆく。すべてのカラム
がわかるまでこれを繰り返す。

ところが難易度5の問題はこのプログラムだと途中で止まってギブアップ。

今週の問題では右から1列目、上から3行目のカラムが”2”となるだけ。



今まで、追加する条件でプログラム化がしやすい方法ががなかなか思いつか
なかったのだが、今回やや強引な方法をとることにした。
残りの数字が2個のところを選び、それぞれの数字を仮置きして答えが出るか
試してみるプログラムを加えてみた。
今週の問題では残りの数字が2個になるのは3箇所(赤丸の箇所)。
それぞれ2文字あるから最大6回試すことになる。



果たして、2個目のカラムの2番目の数字、つまり4回目の試考で答えが見つ
かった。答えはこれだ。 しかし・・・・




この無力感は何だ!  
筆記で解くとたぶん半日はかかるだろう。それがわずか10数秒。 

プログラムを組むのに試行錯誤を繰り返しそれ以上はかかった。
おまけに答えがわかったところで酬いなし。
プログラムを組む楽しさはあるが大いなる自己満足で終わる。