忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

乾電池2個で光るLEDライトの製作

2012-05-30 | 電子工作
LEDライトは今や100円ショップで安価に入手でき、小さいので使い勝手
もよいが、その殆どが単4電池3個必要。
単4電池も最近出回ってきてはいるもののやはり主流は単3電池だ。
そこで汎用性の高い単3電池2個でも光るLEDライトを自製してみた。
とはいってもベースは電池式のUSBチャージャーで、これにLEDなどを取り
付けるわけなので実態はこれの改造ともいえる。

白色LEDの作動電圧は3.2Vなので電池2個直列の3Vのままでは光らない。
USBチャージャーは電池2個だが内部に3→5VのDC-DC変換回路を組み込んで
あるのでこれを利用することにする。

100円ショップで入手したUSBチャージャーに写真のように高輝度白色LED
と75Ω抵抗および押しボタン式スイッチをつけて出来上がり。
(うまい具合に収まった)
LED1個でも十分だが、ケースの収納スペースにも余裕があるので2個つけた。


   
 完成品           内部の回路
 ※回路は比較的単純だが、細かいので慎重に作業する。ケースの樹脂の耐熱性が
  あまりないのでハンダ付けする際に熱で変形しないよう慎重に作業した。



 光り具合は以下の写真のとおり。
     
 正面から          横から

 ※反射式集光板がなくても無垢のLEDだけで結構明るい。十分実用に耐える明るさ。
  


 思いのほかうまく出来た。次はLED交互点滅回路の組み立てについて掲載の予定。

信州(松本、白馬) 往復1,800kmドライブ記

2012-05-20 | 旅行
 一昨日(5/18)夜半に自宅にたどりついた。5/11に自宅を発ち実に8日ぶりの帰宅となる。

 三角形の頂が特徴的な常念岳、眼前に迫るように広がる白馬連峰の眺めが忘れられず、毎年GWに信州に通い続けている。2003年からだから今年でもう10年になるわけだ。
山に登るでもなくただ眺めて帰るだけだが信州の風を体に受け毎年気持ちがリフレッシュする。

 5、6年前には8月にも行ったことがあるが、さすがに8月になると3000m級の高山も冠雪がすっかり解けてしまっており迫力がいま一つだった。
信州はGW前に雪解けが進むと春が一気にやってきて、近景は里に桜、梅、こぶしなどの花、遠景は雪山というなんともいえない景色が楽しめる。
 今年は訳があってGWから2週間ほど遅らしたので、残念ながら花は残っておらずすべて新緑に変わっていた。
ただこの時期は観光の端境期なので、ホテルは空いておりしかも宿泊料が安い。


旅程
 ・山口→奈良(泊)
 ・奈良→愛知・常滑(泊)
 ・(知多半島周回)  常滑(泊)
 ・常滑→(伊那谷)→ 松本
 ・(松本泊)・・あいにくの雨
 ・松本→白馬→(木曽路)→京都(泊)
 ・京都→岡山(泊)
 ・岡山→山口


奈良・・・往路の中継地
 興福寺近くの下三条町に宿がとれた。駐車場も無料という。朝、宿に車を置いて徒歩で興福寺を散策する。実は、2週間ほど前にも奈良に来ており興福寺・阿修羅像を拝観した。今回は信州行きの中継地なので境内を巡るだけにする。
現在興福寺では金堂を再建中で周囲の回廊は立派な土台が出来上がっている。
   
  五重塔        境内の鹿       南円堂


常滑・・・途中下車
 実は長男夫婦が常滑に住む。孫の初節句祝いと新築祝い。
ついでに「常滑やきもの散歩道」を散策後、知多半島の先端までドライブする。ここで二日ほど長男宅に厄介になる。
孫は可愛くて仕方が無いがそこをぐっとこらえて後にする。
   
  煙突群        土管坂        案内板 


馬籠宿、伊那谷
 常滑から北上、中央道・飯田ICで高速を降りて伊那谷へ。
 飯田ICの手前、神坂(みさか)PAで駐車場に車を置いて徒歩で馬籠宿に立ち寄る。
 神坂PAから馬籠へ下りられることはあまり知られていないようだ。駐車場がそれほど広くないので宣伝しないのかもしれない。人気が出てPAがにぎわうのも困るが、おかげで馬籠までの公共交通手段がないので歩いていくしかない。約1Kmほどの距離と途中に20mほどの上り下りがあって歩きは結構つらい。
馬籠も毎年行っているがついつい寄ってしまう。藤村記念館が有名だが今回もパス。
藤村のいう「信州は山、また山である」が実感できる。
   
  神坂PA        馬籠宿入口     馬籠宿
   
  馬籠宿        中央アルプス    小沢花の会のシバザクラ

 

松本
 松本に着いた次の日はあいにくの雨。当然山は全く見えない。連泊にして、宿に車を置き一日周遊券(¥500)で市内観光とする。この周遊券で東西南北の4コースが一日乗り放題。それぞれのコース所要時間約30分、30分間隔で出ているので途中下車して30分ほど見ればつぎのバスに乗れるので非常に便利だ。まずは松本城、開智学校を通る北コースを回る。松本城天守閣からの北アルプスの眺めがお勧めだが今回は雨なのでパス。
    
  松本城        松本城       旧開智学校

次いで東コースで県(あがた)の森(旧制松本高校)、旧制高校記念館(¥300)巡り。
旧制高校記念館の写真は添付しないが、全国の旧制高校や、学生生活等の様子が紹介されており実に興味深い。北杜夫の旧制松本高校時代の珍答案も展示してあった。構内のヒマラヤ杉の大きさに歴史を感じる。
     
  旧松本高校本館(玄関)   中央階段

南コース、西コースには主だった観光箇所はないがそれぞれ周回してみる。
狭い住宅街を通り抜けたりするのでそれはそれでおもしろい。


安曇野、白馬
 翌日は快晴。松本から白馬を目指す。
 安曇野の大王わさび農場に途中下車。安曇野からの北アルプスの眺めも良い。
   
 常念岳(車中からの眺め)

             
 安曇野大王わさび農場から北アルプス眺望  わさび農場水車小屋



  
 白馬駅         白馬駅から白馬連峰


白馬駅から車で20分くらいの山あいにある青鬼集落。白馬に来るたびについつい来てしまうが、田植え前の水田に白馬の山並みが映って実に美しい。
白馬駅では山がくっきりと見えたのにわずか20分程度で頂上に雲がかかりちょっと残念。
              
 青鬼(あおに)集落から北アルプス     青鬼集落と花桃  民家の庭先に水芭蕉

     
 大出(日本の原風景   四十九院のコブシ
 ※コブシの白い花が水田の水面に映って綺麗な場所だがすでに新緑に変わっていた。


 京都
 帰路は木曽路を南下。京都で途中下車。
   
 青蓮院正門        青蓮院庭園

 
  
  知恩院三門      貸衣装の観光客? 


 知恩院・三門では天井画(龍)の特別公開をやっていたので拝観したが¥800とは高すぎる。また内部の撮影禁止は仕方が無いにしても、回廊からの眺望も撮影禁止とは・・・。三門を出たら昔の旅装姿の女性が通りかかり、修学旅行のグループから記念写真をねだられていた。居合わせた外国人の旅行者から何している人かと聞かれた。勿論英語で。外人さんもびっくり。京都で舞妓さん姿、長崎でドレス姿の観光客を見たことはあるが、この姿は初めて。青蓮院でも出会ったが、こんな目立つ姿で名所巡りをするには相当の勇気が要るはず。


 京都の後、岡山にもう一泊し倉敷のアウトレットモールをぶらついて一週間振りに我が家に・・・。 往復1800km。さすがに疲れた。


   
 























 


柿の種発芽&クロユリ

2012-05-09 | 日記
柿の種 
発芽した柿の種、殻が外れそうでなかなか外れず2~3日経った。昨日とうとう待ちきれず、手ではずしてやった。なかからぐしゃぐしゃの最初の双葉と次の小さな双葉が覗く。もう一つの種も剪定鋏を使って慎重に殻を取り除く。これもぐしゃぐしゃの双葉が出てきた。
今日は最初の双葉もかなり広がっていた。
 昨日  今日

クロユリ
昨日、蕾の一部が黒ずんできた。今日はさらに黒ずんでそろそろ開花かも。
 昨日  今日 
明日開花してくれるといいのだが・・・。
PETボトルで自作した給水器もうまく作動している。


柿の種 発芽

2012-05-09 | 日記
 柿の種
 庭の隅で発芽した柿の種。頭(種)をもたげたまま根(茎)を伸ばしている。
気づかずに踏みつけられることがないように、昨日、植木鉢に移してやった。
これで観察もしやすくなった。

 発芽して1月くらい経つがなかなか殻を破って双葉が出てこない。
2,3日観察し続けたが待ちきれなくてとうとう殻を剥ぐってやった。
ぐちゃぐちゃになった双葉。そしてその上(中?)に小さな次の双葉が見える。
殻が厚くて割れなかったせいかも知れない。
自然のままにしておいたほうがよかったかも知れないがひとまず安心。

2つ目の種も殻が割れていなかったが、若葉を傷つけないように慎重に剪定バサミで殻を取り除いてやる。これも出てきた双葉はぐちゃぐちゃ。


 クロユリ
 昨年、信州・道の駅「白馬」で買ってきたクロユリ。昨秋花が枯れた後、株分けをしたら2株とも今年も見事成長し蕾をつけた。蕾も黒ずんできておりそろそろ開花の見込み。しかしこのクロユリ、知床産とのこと。それにしても暖かい山口まで運ばれて気の毒ではある。
先週1週間ほど留守にしていたら、青虫が1匹付いていて葉を蚕食していた。早めに気づいてよかった。



いろいろなサクラソウ

2012-05-05 | 日記
義母が好きなサクラソウ。
去年は2、30のビニルポットが一斉に咲き揃ったが、今年は移植作業が遅れ
開花寸前の時期にようやく腰を上げ作業し始めたため開花がまばら。

       

     

白い縁のあるサクラソウがいい。



前々回もアップした”ヒメスイレン?”の可憐な花。池の中に入れっぱなしで手入れなしでも毎年咲く。枯れた去年の部分を取り除けばすっきりするのだが・・・。
  


池の縁に咲いている野草?の小輪。こういうひっそりと咲いている自然の草花が心和まされて実にいい。
   

柿の種の発芽

2012-05-04 | 日記
発芽して約2週間。ようやく双葉がでてきそうな気配。思わず種の殻を破いて外してやりたい気持ちになったが思いとどまる。明日には自分で殻を外すことだろう。ガンバレ。
 


残りの2本はしっかり根を下ろして立っているもののまだ双葉が覗いていない。もうちょっと。
 



庭の植物たち part2

2012-05-03 | 日記
 柿の種の双葉がやっと覗きだした。しかしこの分では双葉が完全に出ききるまではまだ相当時間がかかりそう。
発芽した4個のうち3個が順調に育っている。
  

 名前は知らないが、ツツジの葉の間から可憐なピンクの花が覗いてた。左はピントが下のツツジの葉にあってしまった。デジカメのマクロはピントが合わせにくい。
  



ザクロの木の下に植わっている、白い小さな花。これも名前を知らない。



 ブロック塀のそばの植え込みに花咲く。筒状の花弁が多数咲いている。



 ナデシコみたいな先割れの白い花弁。



 花ではないが、ミツバチ型のカザグルマ。奈良井宿での拾い物。昨秋庭師が作業前に移動する際雑に扱って羽根の1本を壊してしまった。プラスチックは接着剤が効かないので細いステンレスワイヤーで縫合手術。回転のバランスもよくうまく回っている。


庭の植物たち

2012-05-01 | 日記
春というよりもう初夏。
我が家の狭い庭にも、いろいろな植物が芽吹き、そして花を咲かせ始めた。
植物にはそれほど強い興味がある訳ではないが若葉、小さな花などを見ると心が和む。


まず柿の種の発芽。庭に埋めていたら芽が出た。約2週間たち、ようやく種を持ち上げるようになった。じきに種が割れて双葉が出そう。頂き物の甘柿の種だが柿は雑種性が強く発芽しても甘柿とは限らないらしい。頭を持ち上げ、一生懸命伸びあがろうとしていて強い活力を感じる。



庭のタタキの縁に5、6株植えているイチゴ。こうして見るとかわいらしい花。



昨年秋、ランナーを伸ばしていたのを切って移植し、たっぷり鶏糞を埋め込んでいたら立派なイチゴの実が付いた。



庭に生える雑草の一つ、カタバミの花。今までは見つけ次第、根こそぎ抜いていたが、午後には萎んでしまうためこんな可憐な花をつけるとは知らなかった。



ヒメスイレン?の花。山野草に疎いので正確な名前は知らない。山野草"収集”が趣味の義母の所管。



葉の形からスミレの一種らしい。これも義母の所管。



ボタン?の大輪。大きな花もこうして見るといい。コガネムシが盛んに花粉か何かを食べていた。



桜草(サクラソウ)。この時期一斉に咲く。シバザクラよりはマシだが残念ながらこの花は自分の趣味ではない。



昨年信州白馬で買ってきたクロユリ。今年も無事芽を出した。それぞれの鉢に2本づつあるが、2本目は茎があまり伸びていない。球根がまだ発育中らしく来年に期待したい。



一昨年同じく信州鬼無里で購入した水芭蕉。昨年は新芽を芋虫に食い荒らされて葉が残滅し枯れてしまったのではないかと心配していたが根はシッカリ生きていて今年もまた芽を出してくれた。まだ個体が小さいので花をつけるまでは行かないかも知れない。
  


最後に、奈良および京都の楓の幼株。双葉が残っているものもあり今年発芽したものらしい。紅葉の京都はまた格別。南禅寺、知恩院、永観堂・・・。京都の昼夜の温度差が紅葉をより鮮やかにするらしく、気候が違う当地では無理かとも思うが十数年後にあんな紅葉に育てばいいなと思う。それよりもまずシッカリと根付くことを願う。