仏壇に上げた供物のご飯を一日おきにやりかえる。
二日間仏壇にあった古いご飯は、庭の金魚や野鳥の餌とになる。
少し大きめのお猪口に入ったくらいのわずかな量だが、山に食べ物が少なくなった
いま野鳥にとってはごちそうなのだろう。
10数羽が一度にやってきてはあっという間に平らげてしまう。
餌場で集団が啄む姿はまるで蟻が昆虫に取りついているようにも見えるがなかなか可愛い。
暇なものでじっと観察してみると、グループの中でも順位があるのか餌に近づけないで
周りをうろうろしているものもいる。木立のなかに隠れて周囲を見張っているようにみえる
ものもいる。つい遠慮せず入っていけよと応援したくなる。
この寒空のなか、小さな身体で一生懸命に生きている。
元気に飛び回るこの小さな姿に毎日元気をもらっている。