忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

間が抜けた役所仕事

2015-01-23 | 日記

 昨日市役所のリサイクル推進課という所から一本の電話が掛かった。

「お宅の自治会の平成26年度の環境自治会会長はどなたですか。届け出が出ていませんが
選任されていないのでしょうか」というもの。

自治会長を引き受けた時、環境保全関係のクリーンリーダーというのは市から委託されている。
年度初めに、前任の自治会長から引き継いだ届出書類はすべて提出したはずだ。

え? 環境自治会とはどんな組織でどんなことをやってる? 環境自治会長の職務とはどんなもの?
クリーンリーダーとどう違う?  そして今年度もいよいよ最終コーナーに来たというこんな時点で会長の選任の問い合わせ? ・・・・さっぱり要領を得ない。

それらを問いただすと、
・環境自治会といわゆる自治会は同じ地域だが、組織的には別。総会など別にやっている
・活動はクリーンリーダーがやる

え? え? ・・・・ なんじゃこれ。

クリーンリーダーといっても地区の集会所周辺の一斉清掃や地区内のゴミ集積所(今はしゃれて
「ごみステーション」といいかえている)の看板の維持くらいしかない。

なぜこんなものに通常の自治会と別組織の自治会が必要なのか?

電話でさらに続けると、平成合併以前の旧市の組織が残っているのだという。合併して10年
以上経つ。このあたりで怒りが爆発した。なんでもない実態のないものに勿体つけてどうしようもない組織を
作りそれを利用する輩がいる。自治会は地域住民のためにあるもので決して役人やこれら似
非”有力者”のためにあるものではない。なぜ10年も経つのに改めようとしないのか。
おもわず「あんたらおかしいと思わないのか?」といってしまった。下っ端の役人にこんなことを
行っても仕方がないことと思いつつ。

これに似たものが国にも多く見受けられる。いったん作った組織は簡単にはなくならない。組織は
膨張するばかりだ。その最たるものが閣僚。なにかわからない大臣がごろごろいて、さらにそれぞれの
役所に副大臣が2名いる。何年か前に”省庁統合”とかで削減されたはずだが役人が減った
という話は聞かない。

ああ亡国の徒。


 

 

 


伸びすぎたカイズカイブキ ついに自前で剪定

2015-01-22 | 日記

 今週は月曜日から”別荘”のカイズカの手入れで忙しい。

”別荘”とは自宅から1kmほど離れたところにある一戸建ての家で、新婚当時3年間住んでいたが今は貸家として人に貸している。

現在の住人が全く庭木に関心がない人で庭木が伸び放題となり、お隣さんからカイズカが屋根にかかるまでになっているとの連絡が人を介してあった。

行って見るとポーチの屋根にかかっており屋根の一部が腐食して、そこから浸水した雨水で天
井板が腐って落ちかかっている。

剪定の見積もりを取ってみたらいっそ根元から切ってしまったらという。伐採するにせよ剪定する
にせよ業者の見積もりは高い。そこで見栄えはともかく、カイズカなら適当でいいや・・・てな経緯で自分で剪定をやることにした。

今日で(日付が変わったので昨日)3日目。ようやく4本のカイズカの剪定が終わった。
茂るに任せたカイズカは枝が伸び放題で、方々から枝が伸びて絡み合っているところもある。
円筒形仕立てにも、玉仕立てにも出来ず本当に適当に枝を落として行った。やってみるとなかなか
手ごわい。少し落とし過ぎた感はあるが数年かけて形を整えることにする。

Before            After
    

 


フランスの新聞社襲撃はテロか?

2015-01-18 | 雑感

 イスラム教の予言者を風刺する漫画を掲載した新聞社が襲撃され12人が死亡するという
痛ましい事件が発生した。

イスラム過激派が起こしたテロだといわれているが、ニューヨーク貿易センターの同時多発テロ
や頻発する自爆テロとは性格が違っていてこの"テロ"というのに少々違和感を感じる。

同時多発テロや自爆テロは直接関係のない市民、つまり社会全体をねらったものだが、今回の
事件のターゲットは個人と新聞社である。

以前、イスラム教を揶揄した小説「悪魔の詩」の訳者が殺害される事件が全世界で多発し、日本でも邦訳を行った大学教授が何者かに殺害された。事件は未解決のままとなっている。今回
の新聞社襲撃事件はマシンガンを使用し白昼強襲したものだが、被害者数や凶器などに圧倒
的な差異があるもの、今回の襲撃事件と「悪魔の詩」事件は同じ性格のものと思える。

勿論暴力は何があっても許されない。
しかしこの事件で「表現の自由!」、「テロ撲滅!」と声高に謳われていることにも抵抗がある。

「表現の自由」とは? 特に欧米のいう「表現の自由!」とは何か?

ヨーロッパ諸国は永くキリスト教会の強い権力と戦って「自由」を勝ち取って来たという歴史が
ある、だからこそ「自由」に対しての強い思い入れがあるという。 だが権威、権力と戦ったので
あって、相手の信仰の尊厳を冒すようなことまで「表現の自由」を押し付けてはならない。

この新聞社は事件後に風刺漫画を増刷している。それだけ買う人がいたとも言える。これでは
イデオロギーではなく商業主義の「表現の自由」ではあるまいか。

 


人生いろいろ、人もいろいろ

2015-01-11 | 雑感

 地区の自治会長をやっていると、想定外の言動な行動をする人がいて驚かされる。
小泉元首相が「人生いろいろ、会社もいろいろ」といって年金未納の追求を煙に捲いてかわした
ことがあるが、まさに「人生いろいろ、人もいろいろ」である。

数ヶ月前の事、地区の防犯灯が消えているとの通報があったので業者に修理を依頼した。
業者から修理立会依頼の連絡があると思って待っていたところ、数日後に業者の担当者から
「修理した防犯灯がまた点かないとのファックスを貰ったが先日直した箇所か」と電話連絡が
入った。

我が家にはファックスはないし、また防犯灯が我が家から離れた場所にあって修理が終わったことすら認識していないので当方、「は?え?」の状態で何のことやら全く要領が掴めない。
さら詳しく聞くとファックスには自治会長の記名もあるという。

実はその数日前に別の場所の修理をして貰っていて、業者の担当者はどちらか分からなかった
ようなのである。修理してあと点灯するのを確認したという。直したはずのものが直っていないと
の知らせで戸惑ったのだろう。

自動点灯の街灯だから昼間には下からは異常かどうか確認できない。そこでファックスなら送
信元の番号があるはずだから何処からの連絡か確認するよう頼んでおいたところ、しばらくして
再度連絡があった。

連絡は防犯灯付近の住民からのもの、そして故障は内部の断線か接触不良が考えられるから
一式交換したほうがいいと言う。

連絡違いの経緯は分かった。どうも付近住民が、付近に駐車した業者の車の社名を見て
いて直接業者に連絡したらしい。当方の感覚なら自治会長に連絡するか、業者に直接連絡する
としてもその旨を自治会の担当者である自治会長に連絡する。よかれと思ったのかも知れな
いが、再度修理といっても金銭がからむこと、勝手なことをやるから業者、当方の両方が困
惑することになる。


恐らくその連絡を受けた受付嬢がファックスで担当者の自宅に送ったか、担当者が受付嬢から
のメモをファックスと勘違いしたのだろう。

業者も業者である。簡単に受け付けすることもそうだが、そもそも修理の連絡もなしに作業
をするとは・・・。

そして再修理のほうだが、簡単に一式交換といってくれるが交換費用が高い。何しろ蛍光管
の交換だけで管球がせいぜい数百円だが業者に頼むと2000円弱、一式交換なら数万
円はする。外にある街灯なので条件は悪いものの回路が単純な蛍光灯本体がそう簡単に故障
するはずがないのは知っている。管球取り換え直後は点灯したのだから、接触故障の原因をよく調べるようにいっておいたところ、果たして蛍光管の両端プラグの留めネジが緩んでいたので締め直したらたら治ったと連絡があった。

街灯といえば、外部の人がほとんど利用するすることのない、つまり自家専用に近い道路が
暗いといって隣の寺院に街灯を設置させた住民もいると聞く。大通りの街灯の向きを変えて
自宅への脇道の方が明るくなるようにしてくれるように注文をつけるような人である。防犯灯
の意味を知らない。さすがにこの注文は即却下というか無視した。
年寄りは暗くなったらで歩くなと言いたい。(自分も年寄りであるが) どうしてもで夜歩きたいな
ら自分で電灯を持ち歩くこと。今はLEDの時代で懐中電灯も軽い。

その他、募金の集金でのこと、月廻りの班長に班ごとの集金をお願いするシステムになって
いるのだが、ある月、ある班の班長から班の募金の領収書を発行するように依頼されたこと
がある。領収書を班内で回覧して、きっちり納付したこと(つまりネコババしていないこと)の
証明に使いたいらしい。しかし、この班長は集金に回っていないので(本来の募金の姿では
あるが)10数軒のうち4軒ほどの金額であり、どう考えても本来の”証明”の意義をなさない。
満額でなければ自分の分がきっちり収められてかどうかはわからないことはちょっと考えれば
わかることである。さっぱり意味が分からないまま、大した手間でもないので受領金額を書い
て渡した。

数日後、その回覧を見たのだろう、その班のうちの1軒が募金をもって現れた。やはり、おか
しなことをする・・・といいながら。

世の中にはいろいろな人がいる。


パンの作り初め

2015-01-10 | 日記

 年が明けて今日で9日目。

元旦以来ずっと朝食雑煮や焼餅として餅を食べてきたが少々飽きてきた。
残りの餅のも少なくなってきた。

ということで、一昨年の3月ごろから続けてきた自家製パン作りを再開した。
強力粉、薄力粉50-50のフランスパン。標準は60-40のレシピだったがある時
強力粉が切れたので50-50に比率を落してやってみたところ殆ど差異がないので
そのままにしている。粉の減り方も両方が同じで都合がいい。

粉を捏ね、一次発酵、切り分けまでが自分の担当で、以降の熟成、二次発酵、成形、
焼きあげ作業は家内の担当と分業を続けている。

【一次発酵終了】これを8等分に切り分ける

世の中にはパン焼き機なるものがあって、小麦粉などの材料を入れてスイッチを
入れると全工程を自動でやってくれるものがあるらしい。だが我が家はすべて手作り。

自分の持ち分はイーストの予備発酵15分、捏ね合わせ20分、一次発酵45分と
あわせても1時間半程度だが、家内の作業は我が家のオーブンが小さくて2回に
分けて同じ作業を繰り返さねばならないので半日近くかかっている。

それでもやめようと言い出さないのは焼き上がりのなんともいえない香ばしさに
魅かれているのだろう。

家人はこのパンを薄く切ってカリッと焼いたものがお好みである。実に旨そうに
カリカリ言わせながら食べる。実に旨そうな音である。