昨今“サステナブル”がなかば流行語化している。“サステナブル”といえば持続化可能という意味らしい。どうも脱炭素、サステナブルといえば耳に優しいと思っているようだ。
今日のTVの番組、Nスタで“サステナブルジュエリー”なるものを紹介していた。ジュエリーでサステナブル? 何かと思ったらそれは合成ダイヤモンドのリングのことだった。成分的には天然と同じなのに、価格は1/3から半分という。
天然ダイヤモンドと違い、合成だと鉱山で掘り出す必要がないので①地球環境の保全ができる ②過酷な労働環境から労働者が守られる といったことが“サステナブル”だという。
でも何かおかしい。
ダイアモンドを合成するには超高温、超高圧が必要である。ということは、合成するたまえには莫大な電力が必要。また原料は純度の高い炭素で石油か石炭が必要である。
これが何で“サステナブル”?
工業用として切削材や研磨材などに用いられる合成ダイヤモンドなら我々の生活に不可欠だが、贅沢品であるダイヤモンドがサステナブルと言えようか。
目くじらを立てるほどもない些細なことだが、歳とともにこんな些細なことが気になるようになってきた。
久しぶりに・・・・“サステナブル”でないジジイのたわごと。
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