忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

金魚(コアカ)二世のデビュー

2012-07-30 | 日記
 3年前、自宅の2,3畳ほどの狭い池に10匹のコアカの稚魚を購入して
放した。それまでは黒い金魚が数匹居るには居たが、池の中の黒い金魚は
全く目立たず、目立つコアカを入れてみようと思い立った。
程なく1匹、2匹と数が減って行ったので2年目にさらに10匹を追加した。
合計20匹放したことになる。

最終的にはコアカ6匹と黒1匹が生き残り、いまや20cmほどの大きさ
まで成長した。

コアカ6匹のうちの1匹がメス、黒も含め残りの6匹がオスらしく、
今年の春以降、大きなお腹をしたメスを残りの6匹が一方的に追い回し
メスが嫌がって逃げ惑うシーンが頻繁に見られた。
1対6の求愛行動は激しく、ときには横から押しあげられたメスが横転する
ことも再々あった。(今も時々続いている)


で、肝心の産卵だが、シュロの皮に生みつけやすいというので紐で括り
水中に漬けておいたが、産み付けられた痕跡全く見られず産卵は諦めていた。


ところが、昨日6匹のコアカに体調5,6cmほどのまだらの稚魚が1匹
混じっているのが判った。
 
  中央の斑模様が稚魚

 
  左下が”紅”一点のメス

体長5、6cmということは孵化してから数ヶ月は経つと見られる。
毎日朝夕給餌していて近くに寄ってくるが、昨日まで全く気がつかなかった。
何匹かが卵から孵って、そのうちの1匹だけが生き残ったのだろう。

しかし、赤黒のブチということはただ1匹の黒の金魚が父親?!。
あれほど激しく求愛行動をやっていた5匹のコアカのオスはいったい
どうしていたのだろうか?





ついに大物ゲット! 庭の小さなハンター

2012-07-29 | 日記
 庭の松の木の上に網を張った我が家の小さなハンター、コガネグモ。
灼熱の太陽が照り付けても、コトリともせず不動のままじっと網の
中心でひたすら獲物が掛かるのを待っていた。

 今日ついに大物、クマゼミをゲット。獲物があまり大きいとクモの方が
恐れて逃げてしまうことがあるらしい。この場合も逃げはしないがそれに
近いようだ。普通、獲物はクモの糸でぐるぐる巻きにされて外からは殆ど
中が見えないようになるが、今回はクマゼミの透明な羽根もしっかり見え、
寄ったり離れたりしている。

或いはこのところ獲物があまり捕れなかったので、糸の原料が作れなかった
のかも……。

 クマゼミにとっては6,7年もの間地中で過ごした末にやっと地上に出て
これから1週間ほどで相手を見つけ慌しく一生を終えるはずだったのだが
思わぬハプニング。そう思うと哀れではあるが、これも自然の摂理。

 それにしても、見えないところに身を隠すなどすれば捕食率はアップする
はずなのに、網の中央で堂々としている。それどころか脚元のネットには
コガネグモ特有の稲妻型のジグザグ模様が入り、まるで網の存在を誇示して
いるようにも見える。
DNAに組み込まれた習性の不思議さを感心せずにはいられない。








ミニチュアづくり 「赤毛のアン」シリーズ

2012-07-27 | 趣味
 「赤毛のアン」シリーズとしては先にロッキングチェアーのミニチュアづくり
を紹介した。

右:マシュー爺さんの部屋のもの
左:アンの部屋のロッキングチェアくずれ(実物は背もたれと座が藤製で色が白)


 今回は「赤毛のアン」ハウスにある家具類から、ドレッサーと
黄色の椅子を製作。

黄色の椅子はアンの部屋のもの。白いドレッサーは客間のものをモデルにして
製作した(高さ約18cm)。鏡の部分が回転するし、両脇の引き出しも出し入れ
できるように製作した。ただし、鏡はガラスだと割れると危険なのでプラスチック
製にした。アクリル板が手に入らなかったので仕方なくシート状のミラーにしたら
表面がやや歪になり像が歪む。

実物は机の下が引き出しになっているようにも見えるが、引き出しにすると脚の強度
が取れないので机の手前半分の部分を蓋方式にしている。
また脚も左右の脚間の補強板(または棒)があるはずなのだが実物の写真はどうも
それらしいものが見当たらない。

実物を見たことがある人がいたら情報をいただけるとありがたいのだが…。



発芽したメロンの処遇

2012-07-27 | 日記
 植木鉢のスペースに半ば”捨て鉢”気味に蒔いていたら
密集状態で発芽してしまったマスクメロンと夕張メロン。

今日、ますます密集状態が酷くなってしまった。やや発芽が
少な目だったマスクメロンの方もその後数が増えこれも過密状態
になってしまった。

 知人が半反ほどの広さの家庭菜園を楽しんでいるのを思い出し
苗が要らないか電話してみた。が、あっさり断られてしまった。

しかし、鉢の変わりにビニールの袋で代用できるとの由。
朗報である。




驚きの……メロンの発芽

2012-07-25 | 日記
 数日前、二方からメロンを頂いた。福岡産マスクメロンと夕張メロン。
どちらも大変甘くておいしかった。特に福岡産のマスクメロンは一段と甘く、
しかも果汁が多かった。
 遠方に住んでいる息子夫婦におすそ分けとして送ったところ、離乳食を
始めた孫が普段は殆ど噛かまずに丸呑みなのに、このメロンは口の中で
「カミカミ」して味わって食べているとのこと、微笑ましい連絡が入った。
それくらい甘くてうまかった。

 で、2,3日前に家人が種を植えたら芽が出るだろうかと大量に持ってきた。
最近の種は種子業者が発芽しないように処理している筈だとお互い確認しなが
らも植木鉢の隅のあいたところに殆ど廃棄するつもりで埋めておいた。

 ……な、なんと、どちらも発芽したのだ。
マスクメロンの場合は洗ってあったのと、蒔いた数も少なかったので数株だけ
だったが、夕張メロンの場合はワタ付だったのが奏功したのか、そして丸ごと
だったのでご覧のとおり殆ど密林状態。
        
 福岡産マスクメロン      夕張メロン

さぁて、狭い庭のどこに植え替えようか。

(続) 庭の小さなハンター

2012-07-25 | 日記
 庭の松の木に網を張ったコガネグモ。一昨日、昨日と、オスと思われるかなり
小さい個体が動きを忍ばせて接近していたが今朝見ると居なくなっていた。

  
一昨日           今日

昨日昼頃には後足の間くらいまで接近していたのに、残念ながら、顛末(てんまつ)
を見ることができなかった。

クモのメスはオスを異性として認識せず餌食にしてしまうことがあるらしいので
無事アプローチできたのだろうか気になるところである。

クモは獲物の体液だけを吸って骸を廃棄する筈で、それらしいのがないところを
見ると無事アプローチできたのだろうと思いたい。

網-本物のウェブネット-がだいぶ痛んできている。産卵が近いのかも知れない。
残念ではあるが、産卵は明け方早い時期らしいのでこれも観察することができない
だろうと思う。

庭の小さなハンター

2012-07-23 | 日記
 数日前にも上稿したが、庭の松の木の上に蜘蛛(女郎蜘蛛、コガネクモ)が網を
張っている。

身を隠すことなく、網の中央でひたすら獲物が掛かるのを待っている毎日だ。

網がところどころ破れているので獲物を何個か捕らえたのかもしれない。

そして同じ網にアシナガグモが2匹見える。近くに網を張ったらくっついて
しまったのだろうか。兎も角も、同じ網の上にいる。



そして、中央のクモのすぐ真上にほぼ同じ格好をしたクモが居る。クモのオスは
メスより極端に小さいというのでどうもオスのようだ。

子孫を残すべく大きなメスに近寄っているのだろう。

迂闊に近づくと子孫を残すどころか餌食になってしまうらしいので命がけらしい。
一時間経って見てみたら全く同じところに居た。



しかも網の裏側でじっと隙を狙っている。

このペアが明日どうなっているか楽しみ。

閑話・・・数字パズル、数独をVABマクロで解く(7/21の巻)

2012-07-22 | 趣味
 昨日7/21朝日土曜版”be”に連載の数独は久しぶりの難易度5。

早速VBAマクロに掛けてみた。あっさり8秒で解けてしまった。



正直なところ、こんなにあっさりと解けてしまうと味がない。この手のパズルは
やはりこつこつと解決の糸口を模索するのが魅力のようだ。

一方で、プログラム作成の楽しみもある。他人からみれば汎用性のない実に
ばかばかしいソフトではあるが、プログラミング途中の試行錯誤が実におもしろい。

もっと難易度の高い問題が出題されれば、プログラム改良の楽しみが出てくるのだが…。


VBAマクロは非常によくできていて使える関数も多彩であるが、プログラミング
で困るのは、VBAではそのままでは使えないexcell関数があったり、微妙に違っ
ていたりすることがあることである。

excellの表計算も便利で大変お世話になった。パソコン黎明期にはbasicで
組んでいたが代数を一つ一つ指定して計算させる必要があり、複雑な計算では
大変苦労したものだ。またグラフもbasicでよく書かせたが、y座標が上下逆転
するし、ポイントのマークの〇△Xを表示させるだけでも一苦労した記憶がある。
いまやグラフもExcellで一発で書けるし、表計算ではカラムを指定するだけ
で代数を気にする必要もない。実に便利になった。

 このところの政局は離合集散を繰り返し混沌としている。党内野党、閣外協力、
野党系与党はたまた与党系野党…。本当に頭痛がしてきた。VBAで一発解答
というわけにはいかないのかねぇ。



 


クモの巣

2012-07-19 | 日記





 数日前から庭の正面にある松の木の上に女郎クモが巣を張っている。


 居間から見ると、松の木の上にはただ青空が拡がるだけなので、空中に浮かんで見
え何とも不思議な光景だ。上の掛りはどこだろうと見てみると、松よりはちょっと高
さのある松の隣の楓の木から糸を伸ばし巧みに網を張っている。ネット作りのプログ
ラムがそのDNAに組み込まれているとはいえ実に見事。

 通常、クモは風の通り道となる枝の陰などの見えにくいところに網を張るはずだが
女郎クモはこうして実に堂々と網を張っている。



 観察していると、この数日間獲物を捕らえたところを見たことがない。
ずっと見ている訳ではないので或いは気付かないだけなのかも知れないが、太陽が
容赦なく照りつける灼熱の日中でも、網の中央でただひたすら獲物がかかるのをじ
っと待つ。身を隠せば捕食率は多少でも高くなるのだろうが、ネットの中央で堂々
と身を曝している。
 彼らのタイムスケールから言うとこの数日はわれわれの数ヶ月に相当するのだろう
けどひたすら待つ…。

ミニチュア家具づくりのススメ 

2012-07-12 | 趣味
 カッターナイフと糸鋸、それと細芯ドリルを使ってミニチュアづくり。
材料は主に厚さ5mm程の檜の板、木工用ボンド。

設計図などなく、勘と感で。
カッターナイフで削っていくと、今は殆ど使われなくなってしまったが
あの鉛筆を削る時の独特の快感が蘇る。




まずは椅子とテーブルの3点セット。

ミニチュアのスタンドと本も。


スタンドはLEDでもつけようかと思ったがボタン電池も入らないので断念。


2体同じように作るのは結構難しい。


もう一つテーブル、椅子の3点セット。

こちらは調度品はまだなし。コーヒーか紅茶のカップを作る予定だが、邪魔に
されそう。


テーブルもこのように支柱にちょっと飾りの凹凸をつけると実物らしく見える。


はじめは簡単に作れると思ったが、背の方の曲線になっているのが微妙に向きが
会わず意外と組み立てるのに苦労した。



子供用椅子。

息子たちが実際に使っていたものをミニチュア化したもの。
座席のところは、発泡ウレタンを詰めており実際にクッションが効く。


木馬と歩行玩具。

歩行玩具は本物のように車輪の回転で前の人形が上下する。実は人形は4体だが間の
人形がついていない3本も上下する。本当はスペーサーにするべきだった。
人形は既製品でサイズがあったキティーちゃんのシールを2枚貼りあわせ。



揺り椅子 2点。

右は”赤毛のアン”のマシュー爺さんの部屋のもの。背もたれの模様の彫刻は
さすがに彫れないので縁どりだけにした。
左はアンの部屋にある揺り椅子をモデルにつくりはじめたが、籐製の背もたれが
どうしても作れないので已む無く計画変更したもの。本物は座のところも籐の
網目になっている模様。色も白。なんとかして作りたいとは思ってはいるが…。





 実物大だと1ミリ程度の狂いはあまり気にならないが、ミニチュアだとわずかな
ずれでも左右、前後のバランスが狂ってしまう。予めピン等で穴をあけドリル位置
をマークしておくのだがそれでも実際にドリルすると年輪の硬い部分があったり
して穴がずれる。そんなこんなで苦労をしながらミニチュアづくりに勤しむ。

 金属板を加工したSLや電車のミニチュア作りには到底かなわないが、指先の
鍛錬、ボケ防止には効果がありそうだ。