今日は家族の事かな?
司会:実はアーロンのお父様は台大のお医者さんで
だから、小さい頃きっと、割と手厚い環境にあったのでは?
お母様は専業主婦で、あなたの面倒を専属で見れるし
アーロン:一般人に比べたら心配するような事はそんなにない。そうですね
司会:それに、お母様は全身全霊であなたの事を面倒みて、、そうでしょ?
アーロン:それがね、、またこれにはまた別の問題があって
うちの母は僕が思うにずーっと沢山の夢を持っていて
母の身をもってそれが見えるっていうのかな、、それは
母が伝統的な女性で、僕より前の世代の人で
だから古風な考え方をまだ持っていて
「夫を助け、子供を教育する」ってな感じ。(司会;そうですね)
それに父は母のことはとても可愛がっていたので
「君は仕事はする必要はない、君は家に居て子供たちの面倒を見てくれればいい」
そんな感じで、、そこで僕は分かったんだけど
彼女は理想の女性だと。彼女は字を書くのもうまいし
語学に対する天性の才能もあって、だけど彼女は全てをあきらめた
それで子供の成長に掛けてきたけど、ある日子供は絶対に家を出る日が来る訳で
その時に、喪失感というか今まで重心を置いてきたものがなくなって
自分は何をこれからしたらいいのか?そんな風になった時期があって
僕は母に「自分が学びたいことをすればいいじゃない、
やりたいことをすればいいじゃない、時間だって遅くない」って言ったんだ。
それでね、その後母は水墨画を習いに行くことになったんだ。
とてもうまいんだよ。(司会:わーー!)アーロンの母の作品が画面に。
でね、すごいなって。でやっと母も重心に置けるようなものを見つけ出したんだなって
思ったんだ。
それから、日本語も習いに行って、僕よりね一生懸命に勉強しているんだ
毎日机の上には翻訳機が置いてあってね。
司会:でも、私は思うのですが、あなたが小さい時親から掛けられるプレッシャー
はちょっと大きかったのでは?だって、お母様はたくさんの夢をお持ちで
あなたにそれを託してきたのでは?
アーロン:あるある、ありました。本当にその通りです
母は全部諦めたでしょ、その分が倍になって僕の身に課せられたんだよね
司会:だからあなたのお母様のあなたに対する要求は高くて
アーロン:そうです、小さい頃ね。
一度ね、テストで94点取ったことがあって、残りの六点の部分は
裏に書いてあったんだ。それ、小学校1年生の時だよ。社会にポンと飛び出してね
誰がさ、裏に更に問題が書いてあるなんて思う?
だからね、書かなかったの、だって知らないもん。
これがね、人生初の険悪体験ってことだね~
司会:人生の険悪ね~。だって、裏にまだ隠れたものがあるなんてね~
アーロン:結果的に家に帰った後、母が壊れたっていうのかな
まさに「崩潰」この二文字!って感じなんだけど
今はこの「崩潰」って濫用されているけど、
僕の母の時は本当にすごかったんだよ
「なんで忘れるのよ!」って泣いてさ、それから拳で
壁をどんどんって叩いてさ~
司会:その時小学校1年生でしょ?
アーロン:もうね只茫然とする感じだった、それから僕は
とんでもない間違えをしちゃったんだって思ったんだけど
でも、思い出しても母はちょっとオーバーだったと思う
司会:お母さん、アイドルドラマに出てきそうな感じね
アーロン:違うよ~。宮廷ドラマに出てきそうだよ
司会:宮廷ドラマ??
アーロン:母后!
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。なんかうちの母に似てるかも。。アーロンの母様。
うちもやたら勉強しろしろうるさかった感じ。
私も長女なので半端ないプレッシャーはかけられたし
心のどこかで「いい子でいなきゃ」的なところがあって
今でもそれは顔を出す感じ。アーロンの気持ちがやたらに分かる。
ってなところで、本日は終わり
次回は中高あたりのお話かな?監視カメラのところだと思います~