読書の森

岩村暢子 『日本人には二種類いる』 最終章



著者は現在の風潮、大人の子ども化やあなた任せに批判的ではあるが、今後の指針は出していない。

1960年代以前に生まれた層にそれ以降の層を理解して貰うために書いた様だ。
残念ながら、反対に1960年代以前の人間の考え方を理解して貰える内容とは言えない。

私自身、残念ながら二つの世代が理解し合えてると思えない。
理解し合えない事はお互いにとっての不幸である。
それだからこそ、コンビニ弁当は栄養に問題ありとか、消極的で覇気がないとか、批判するより、(とかく言っちゃいますが)
まず肯定する所から始めた方がいいと思う。



「そうなんだ。このような時代に育ってるるんだ。進化してるんだ」
と深く納得して頷けたら、結構進歩したと思う。

私の若い頃、戦前の旧制高校の同窓会の集まりをテレビでよく見た。

いいおじさんが学生に帰ってドラ声を上げて騒ぎ立ててる。
「ちょっとバカみたい」
と笑ってた。

気がついたら自分が笑われる身になってたという事だ。

人の日常の暮らしの歴史は知っておいた方が良い。
その事によって見えなかったものが見える事がある。

読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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