
三浦展『下流社会』再考
昨年購入した古本は2005年に出版されたものですが、今の時点で読むと殆どゾッとします。ひょ...

『壷井栄童話集』より『あたたかい右の手』
壷井栄作品を取り上げるのは、これで4回目になります。小学生の昔、映画化された『二十四の瞳...

城抜け
今年の桜の開花はいつになく早いようでございます。人間のお偉方がいかに深刻な状況であろうと、桜の世界はそんな事知りもしない。せいぜい人間様を楽しませる為に綺麗に花を開いてくれる位...

物語 城抜け その1
戦国の終わり頃、近江の大名堀氏の娘真由姫は美濃の不破氏の長子仁貞に嫁いだ。真由子10歳、...

物語 城抜け その2
出会いの春が過ぎて一年、真由の心はほぼ四六時中文之介に占められていた。文之介が真由の前...

物語 城抜け 最終章
文之介が真由姫に言った言葉は、言わば不破城が落ちる事を前提としている。甘やかな思いに満たされていた真由姫の脳裏にふと疑念が過ぎった。彼を知るまで、暇さえあれば史書に読み耽っていた彼...
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