山県市のカタクリの花の群生地に行ってきました。
花茎の先に花を1個付け、下向きに開きます。
花は陽のあたるとき開く。 くもった寒い日や雨の日は 開花しにくいが 曇ってても 温度が高めだと開花し日が当たると強く反り返ります。 なかなかデリケートな花です。
雄しべの先の、花粉が入った袋である葯は濃紫色。
めしべは全体に白色で、柱頭は3裂し ています。
葯をつまんでめしべの柱頭に付けると種が出来るようです。
この種を撒いてその苗が花開くまで7年~8年かかることを初めて
知りました。
また球根は数年ほど経過すると球根が増えて子株がつくのでそれを切り離して増やすことも出来るようです。
叔母の所で見たカタクリ、叔母が離れたところに花が咲いたと話していたので種で増えたのでしょうか?
そうだとすれば7年以上かかってやっと2枚の葉を出して花を付けたと言う事になります。蝉の一生と似ています。
またこの花には岐阜蝶が寄ってきます。
まだこの蝶が舞っているところを見たことが無い。
カタクリの花は3、4月のわずかな日光を 利用して花を咲かせ、
花のあと、5月頃に葉も枯れたあとは ずっと次の年の3月頃まで、球根のまま休眠する (地面からは消える)
1年のうちの10ヶ月の間は 地中で過ごします。
こんなかわいい花を亡き母は畑に植え毎年咲くのを楽しみにしていました。
ここの場所も地域の方が手入れしてくださっているようでそのような方が見えるうちは花が咲き続ける事でしょう。
この管理が無いと荒れて無くなってしまいそうです。
また心無い方が掘って持ち去るようなことが無いよう願います。