娘の本棚は夥しい漫画で溢れんばかりである。
『ちぃっとは整理すりゃどうでぃ、ろくでもねぇマンガばっか捨てちまえぃ』
『何を偉そうな、そっちの方こそ、二束三文の本ばっかりだろが、
ウチのは高値で売れるっつーもんよ、どうだ参ったか!』
『な、なにを猪口才な小娘が、こ、これを見ろ、
バカ式 アホ式 少年マネジン だれも知らない貴重なマンガだっ』
『アホか、誰も知らなきゃ値も付きゃせんがな、みんな捨てたらどぅなのさっ!』
『なにをいうか、1円玉100枚を積まれても捨てやせんぞ、
10円玉100枚でも、さらさらその気はないからなっ・・・ 』
『あ、そ、好きにすれば』
『ちょ、ちょ、ちょっと待て、話しがなんだかオカシくはないか・・・』
『ぜんぜん』
読み返すこともないだろう本だけど、
余所にもやれず床が抜けるまで溜り続けるんだろうなぁ
絵柄を真似るのは、歌の物真似や小説の文体を真似るようなもので、
簡単に出来るもんじゃありません。
しかし、こういうのがあったのですね。
昔の本ですか?
うちは貧乏で漫画を買う余裕がありませんでした。
貸本屋へは行きました。
これは1970年代のもので、たぶん高校生の頃に買ったものだと思います。
小遣いの大半が本に消えていったような・・・
貸本屋は、わたしも常連でしたよ。懐かしいなぁ。
人気作品をパロったりコラボさせたりするのは特別楽しかったと思います。
「ゲゲゲの星」も「明日のバカボン」も傑作ですが、和田誠の世界も大好きでした。
世の中こうにならないかなぁ~。
和田誠氏、名前は知らなかったので調べたら本の表紙絵を沢山描いているのですね。ホンワカとして独特の絵柄は、これもそれもあれも見たことがある絵でした。
そういえば、装丁をみて本を買うときがあって、表紙絵って重要ですね。
あら懐かしや。私がアホ式を読んだのは小学5年生(!)の時でした。内容が内容なので判りづらいネタもありましたが。
バカ式の存在は知ってはいましたが、実物の写真を見たのは初めてです。
マヌケ式はお持ちじゃないのでしょうか。
私なら10円玉100枚どころじゃないです。101枚積みます(笑)。
また、お伺いさせていただきます。それではまた。
マヌケ式、残念ながらありません。わたしも是非とも見たいところですが…
あったら10円玉…いったい何枚まで崩さずに積めるもんでしょうか? いちどやってみたい…って何の話じゃ(笑)