衝撃の、会社説明会。

2011-06-08 17:07:35 | 大きなこと
神戸大学東京オフィスなうです。

今日は、午前中と午後に、会社説明会に行ってきました。

そのうちの、午前中のものが、驚きを隠せなかったので、ここでまとめようと思います。


何が驚きって、説明をした社員の発言なんですが。



11時過ぎから、東京渋谷で説明会がありました。オンラインでの国外旅行の手配に特化した、旅行会社なんですが、

営業部の部長か何かが、会社の概要を説明しているわけです。

そこで、衝撃の発言。



「女性の方が、仕事の処理能力が優れているから、(女性に)活躍の場がある」



この一言。これには耳を疑いました。


話を聞いていると、どうやらこの人が言いたいことは、「女性に活躍の場がある」っていうことみたい。


うん、わかった。言いたいことは、百歩譲って認めよう。


ただ、明らかに差別表現使っていない??


使ってるよね。


そもそも、さっきの言葉、論理的に筋が通っていない。女性の積極採用をアピールしたのかもしれないが(実際に会場にも多かった)、言葉づかいやら表現方法やら、誤解を招くものであったし、それを思考停止して、漫然と話している人が、説明の担当者であるのは、いかがなものか。



他にも、転勤の話をしていた時に、

「男は仕事、女は家庭を大事にするから。女性の転勤の可能性は少ない」

という説明もあった。


質疑応答の時にも、「これは会社の考えじゃなくて、私の考えも交じっているんですが…」って、

会社の説明会なのに、私見を交えて堂々と話している。



この人、一体なにを話したいのか、って、ずっと疑問に思っていた。


俯瞰してみると、採用する立場にある会社が、人を選んで説明会を開いている、っていうはずなのに、やる気が見えなかった。人選も失敗しているし、本気で伝えたいと思っているのかな、と。


というわけで、会社には興味があったけど、この人の言葉が、反吐が出そうなくらい受け付けなかったので、エントリーシートも、履歴書も書いたけど、「選考を辞退します」に○をつけて、退場してきました。


もう一つ驚いたのは、これだけ違和感のある説明をしていたのに、多くの学生(大多数)が、アンケートと一緒にエントリーシートや履歴書を提出していたこと。


知らぬ間に、学生の方も思考停止している。


今回一番思ったことは、


学生も、会社を選ぶ立場にあるということ。

もちろん、内定が出ていないから、不安もあるんだろうけど、学生も、自分の目でじっくりと、会社を選ぶ、ということを忘れないでほしい。

これはある種のクリティカルシンキングなんだと思うけど、



そういう風に、頭を使わなく(使えなく)なっている人(学生も含めて)が、増えすぎているんだと思う。








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7 コメント

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うわ。。。 (かっちゃん)
2011-06-08 19:16:07
マジでびっくりしたわ。。。
時代錯誤も甚だしい。

雇用機会均等法に違反すんじゃね?ってくらいの発言だよね。
採用に関してでも、転勤に関してでも。

学生も、会社を選ぶ立場にある、っていうのは、俺もその通りだと思う。

RTするわ。
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Unknown (やたろー)
2011-06-08 22:09:40
こんにちは、先輩^^

この話はよくある話ですが、説明会っていう会社の舞台で、このような話がなされるのは僕にとって頭が痛くなる。。。会社にインティグリティー(一貫性)がなければ、経営もしっかりしていないことが多いので、比較的このような会社に入ることはまずいですね。。。なのに、僕がびっくりしたのは、学生の見識の甘さ・理解力の乏しさ…感じたことは、「受け身」だなーって…
残念な話よ……

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Unknown (マヨ)
2011-06-09 09:40:51
まあありがち。
実際、女性は一般職、とするのも家庭を持った場合、移動がないほうがよいというのもあるのですです。言葉にしてなくても、そういう採用の手段とっているところはジェンダーバイアスが大きい。
女性でも総合職につけます!って言い方も変。
今この場にいるみなさんに、キャリアアップの場があります!
で良いじゃんって思うんだけどね。
いちいち女性でも~とか付けられるのはとても気に入らない。

しゃべってる人はあまりに無自覚だね。
そしてはたして学生がお馬鹿さんかどうかは、ちょっと分からないかも。

学生に会社を選ぶ権利が、っていったところで、現状、仕事に就かなかったら苦しい人々も多いし。(親からの圧力、生活費etc)
選んで絞って、第一志望にしたところに落ちてしまって、そのあとはとにかく仕事に就かなきゃと、微妙な志望度でもがんばらざるを得ない人も、この時期ならたくさん居ると思うよ。

必死に就職しようとして、こんなとんでもないこという会社にもすがらなきゃいけないのは、
「大学出て仕事に就けなかったなんてマズイ!」
っていう価値観が社会に蔓延してるからじゃないかなー。
個人の問題だけにするのは、いただけない。

と、いう風に見るのが社会学なのだよ!(・ω・)←ぇ
まあ、中にはほんとに思考停止してる人もいるんだろうけどね。

一般的になってる就職活動がすべてじゃない、それ以外にもこんなに選択肢があるっていう提示がなされて、その豊富な選択肢を選んで不利益を被らない社会になっていけば面白いんだけどね。
まあそういう社会に変えていくのも私たちの世代の仕事なんだろうなあ。
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返信遅くなってしまい、すみません。 (達也)
2011-06-11 21:24:49
コメントありがとうございます。諸事情で、返信が遅くなってしまいました。個別に返事させていただきます。
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Unknown (達也)
2011-06-11 21:26:20
>かっちゃん

うん、確かにその法律に違反してるのかも!よく考えると、高校でそういう法律があったことは勉強したけど、それを実際に適用することについては、考えたことなかったな。

そして、RTしてなくない?(笑)
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Unknown (達也)
2011-06-11 21:31:17
>やたろー
コメントありがとう^^

一貫性がないのは、聞いていて思った。説明会自体が、45分程度の短い中で、25分くらいがその人の説明だったけど、そのほとんどが、ブログで書いたとおりのことで、仕事内容に関しては、具体的なことをあまり言っていなかったと思う(ただし、これは会社のHPを見れば分かるのかも知れないけど)。

学生が受け身、って言うのは、いつも思う。就職活動にせよ、それ以外の場面でも、学生から積極的に判断、分析、行動を起こせるような世界にしないとね。

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Unknown (達也)
2011-06-11 21:41:44
>マヨ

俺がこういう考えするようになったのは、マヨの影響が大きいと思う。
会社の人が「女性は~」って言ってからは、もう話聞く気もなくなってしまった、というか、勝手に拒絶してしまった。

個人の問題だけじゃなく、社会の問題っていうのは、その通りなんやろうなぁ。まだまだ、旧式の(?)価値観が根をはっているのは、事実やと思う。

インターン先の社長と話をすることも大院やけど、社長が仕事に就いた10年ほど前は、就職氷河期の上に、「有名四大→大手企業」っていう選択肢しかなかったみたいで、今みたいな、ベンチャーとか起業とか、っていう方向は、絶対なかったんだとか。

そやから、その当時と比べると、自分たちの世代は、いろんな選択肢を持っているのは確かやろうから、マヨの言うとおりに、自分たちの世代が社会変えていく、って言うのは、その通りやと思う。

小さな所から、世界変えていきたいな^^
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