夫のこと１

実は夫が亡くなって、そんなに経っていません。
もし知り合いが、私と彼が一緒にいるところを見たら、「夫と死別して間もないのに何と不誠実でふしだらな妻よ」と眉をひそめることでしょう。
私だって逆の立場なら、そう思ったかもしれません。


本当なら私達夫婦はとっくに離婚しているはずでした。
不仲は身内しか知らず表面上は仮面夫婦を装っていましたが、別居生活は５年を超え、後は子供の学校の卒業のタイミングを待つばかりだったのです。
そんな時、彼が病気になり大きな手術を受けることになりました。
そこから色々なことがあって、私達は別居を解消し再び夫婦としてやって行くことに決めたのでした。

同居してからの夫は入退院を繰り返していましたが、まさかこんなに若くして亡くなるとは思ってもみませんでした。
夫自身ですら、想像していなかったのではないでしょうか？
でも実際は、この世からあっという間に走り去ってしまいました。


そして、夫の葬儀前夜に私はある事実を知ることになるのです。

ごあいさつ

はじめまして、アキと申します。

夫とは死別し、現在おひとりさまとして暮らしております。
平々凡々に生きて来た私にとって、ただでさえ非日常的な生活へ転換したのに、そこに新たな男性が現れてもっと現実味のない人生が展開されているところ。

いい年したおばさんが、泣いたり、笑ったり、悩んだりしている…そんなブログです。