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読売新聞
廃止となる路線「京阪守口市駅―大日駅―古川橋駅」を走るバス(守口市で)© 読売新聞
大阪府守口市や門真市で路線バスを運行する京阪バス(京都市)が1日に明らかにした一部路線の廃止に、利用客は困惑している。
来月16日に廃止される7路線の一つ「京阪守口市駅―大日駅―古川橋駅」(約8・5キロ)を利用する守口市の主婦(90)は2日、「突然なくなると言われても……」と言葉を失った。バス停にはまだ告知の貼り紙もなく、取材を受けて初めて廃止を知ったという。
この路線は、両市の住宅街などを通りながら、京阪電車や大阪メトロの駅を結び、平日は午前9時~午後4時台に1時間に1本運行されている。主婦は週3回ほど、買い物や通院で使っており、「歩けば片道1時間以上かかり、年寄りの足では無理。生きていけない」と途方に暮れていた。
京阪バスは今年8~9月、沿線自治体に、路線バスの一部廃止の方針を伝えていた。門真市地域整備課は「乗り合いタクシーの運行区間を拡大するなど代替交通手段の確保を検討したい」としているが、守口市都市・交通計画課は「見直しを求めたが、『運転手不足』という全国的な課題が背景にあり、どうしようもない」として、市独自の対応は予定していないという。