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全国の地方鉄道で運転士不足による減便や運休が相次いでいる。

2023-11-16 23:07:59 | ニュース
© 読売新聞
 全国の地方鉄道で運転士不足による減便や運休が相次いでいる。労働人口の減少が続く中で、重い業務負担が敬遠されて離職が進み、採用競争が激化しているためだ。人材確保に向けた賃上げなどの対策も進むが、公共交通のあり方が問われる事態になっている。(林佳代子、福井支局 長沢勇貴)

 とさでん交通(高知市)は1日から、高知市中心部のはりまや橋などを通る路面電車計29本を減便した。

 同社は、運転士2人の休職でダイヤが維持できなくなったとして、8月下旬には平日も本数の少ない土日祝日のダイヤで運行していた。2人が復職した9月以降は通常ダイヤに戻したが、別の2人が退職したことで再び減便に追い込まれた。

 伊予鉄道(松山市)は、道後温泉を訪れる観光客に人気の「坊っちゃん列車」を11月から当面運休とした。運転士不足のため配置転換せざるを得なかったという。

 担当者は「生活の足として必要な列車の維持を優先した」と理解を求める。
 岡山電気軌道(岡山市)は8月から、福井鉄道(福井県越前市)は10月14日から減便に踏み切った。

 地域公共交通総合研究所(岡山市)が5~6月に実施した調査では、全国の鉄道事業者の4割超が乗務員や技術者が「減少した」と回答した。

 運転士は、早朝や深夜に及ぶ勤務もある中で日頃から体調管理が求められ、人の命を預かる運転中は高い集中力が必要になる。仕事量の多さや賃金水準の低さから離職が増え、採用も難しくなっているという。

 新規に採用しても、運転士になるためには国家資格を取得する必要があり、すぐには列車を運転できない。

 2022年の厚生労働省の賃金構造基本統計調査を基に計算すると、鉄道業の平均年収は、従業員規模が100~999人で約520万円だが、10~99人だと約390万円。従業員が少ない地方鉄道は、都市部の鉄道会社よりも年収が低い傾向にある。

 西日本のある地方鉄道の人事担当者は「運転士がJRや大手私鉄に引き抜かれるケースもある」と明かす。

 各社は、運転士の待遇改善を進める。とさでん交通は昨年10月と今年4月、運転士を含む社員の基本給を底上げするベースアップを実施。伊予鉄道は運転士の年間休日を8日増やした。

 働き手不足は、地方でより深刻化すると見込まれる。リクルートワークス研究所は3月、40年に1100万人の労働供給が不足すると予測。東京都以外のすべてで人手が足りなくなり、不足率は京都39・4%、愛媛32・4%、岡山29・5%などとなる見通しだ。

 都市部に路線網を持つ大手の鉄道事業者も危機感を強めており、将来の運転士不足を見据えた対応を急ぐ。

 南海電鉄は今年8月、和歌山港線(和歌山市)で、運転士以外の係員を乗せた状態で運行する自動運転に向けた走行試験を始めた。

■休日出勤が常態化

 「連続勤務が続いても、安全運転に力を尽くさないといけないから大変なんです」。10月に運行本数を2割以上削減した福井鉄道の運転士・永田貴大さん(37)が実情を語った。

 永田さんは地元の高校を卒業後、20歳から運転士を務め、後輩の指導も担う。
 同社では2019年頃から運転士の離職が相次ぎ、ダイヤ維持に必要な28人を大幅に下回ったため、減便を余儀なくされた。現在は20人だ。

 休日出勤が常態化し、週休1日が多かったという永田さんは「体調不良になった運転士の代わりが見つからず、家族での外出をキャンセルして働いたこともある」と打ち明ける。減便後は週休2日に戻ったという。

 ワンマン運転で無人駅が多く、運賃支払いの対応やドア開閉も担う。道路上を走る区間では、車や人と接触する可能性があり、緊張を強いられる。

 永田さんは「乗客の『ありがとう』の声を近くで聞けるのが地方鉄道のやりがい。公共交通を維持する使命を果たしたい」と語った。





〈糸引きマフィン〉店主が謝罪告白「焼いてからの期間が長かったのが問題でした」…「オーガニ…

2023-11-16 23:07:59 | ニュース
〈糸引きマフィン〉店主が謝罪告白「焼いてからの期間が長かったのが問題でした」…「オーガニックへのこだわり」「砂糖半分のワケ」「消費期限偽装の疑い」全部聞いた…店主名義で幼稚園に殺人メールの嫌がらせも

2023/11/16 19:26
〈糸引きマフィン〉店主が謝罪告白「焼いてからの期間が長かったのが問題でした」…「オーガニックへのこだわり」「砂糖半分のワケ」「消費期限偽装の疑い」全部聞いた…店主名義で幼稚園に殺人メールの嫌がらせも
(集英社オンライン)
国際展示場東京ビッグサイトで11月11、12日の両日で開催されたアジア最大級のアートイベント「デザインフェスタ」に出店した焼き菓子店の販売したマフィンを食べて体調不良を訴える人が続出し、厚生労働省がリコール対象事案として公表するなどの事態に発展。ネットやSNSでも“正義の拳”を振りかざす投稿で大炎上が止まらない。また、店には嫌がらせのイタズラ電話や無言電話がひっきりなしにかかり、店主の名前を騙ってまったく無関係の幼稚園に殺害予告のメールが届くなど、悪ノリで済まされない悪質な反応も続いている。集英社オンラインは憔悴しながら対応に追われる店主に複雑な胸中を聞いた。

「納豆みたいな匂いがするというご報告をいただきました」
問題の焼き菓子店は東京都目黒区にある「Honey×Honey xoxo(ハニーハニーキス)」。インスタグラムでは「全て防腐剤、添加物不使用で市販の焼き菓子の半分以下のお砂糖の量で作っており、離乳食完了期のお子様より安心してお召し上がりいただけます」と謳い、同フェスタに出店したことも投稿していた。

ところが同フェスタで販売していたマフィンを購入して食べた客から腹痛など体調不良を訴える声が続出、具材の栗が「納豆のように糸を引いている」と写真付きでSNSに投稿されたことなどから騒動に火が付いた。


問題のマフィンについて書き込んだ店主の山崎さんのインスタ


当初、店主の山崎さん(40)はインスタグラムで「今回、販売致しておりました和栗(4件)とチョコチップ(1件)、スイートポテト(1件)のマフィンから納豆みたいな匂いがするというご報告をいただきました。もし、納豆のような匂いがしたら食べずにすぐにLINEでご連絡をお願い致します。保管場所は18℃以下を保っておりましたが、外気温が高かったため何個か傷んでしまった可能性がございます。検品はしていたのですが、気付かず販売してしまい申し訳ございません」などとコメント。

しかし、体調不良や返金対応を求める声が続出し、店側が14日に保健所に連絡。これを受けた厚労省が15日、販売されたマフィン9種類約3000個について、最も危険度の高い「クラス1」のリコール対象にしたことを公表した。


3000個売られたマフィン(店SNSより)


クラス1は「喫食により重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る可能性が高い場合」とされ、毒キノコやフグ毒、また、腸管出血性大腸菌に汚染された生野菜などが分類されている。


安心を売るはずの店が安心できない結果を招いてしまった…
こうした経緯にホリエモンこと堀江貴文さんが動画配信サイトで「マジで怒りを覚えるね。何のために保存料があるんだ、と。スイーツって砂糖をたくさんいれることで日持ちがしたりとかするんで、それを半分にするってアホか<中略>子どもがこのマフィン買って、食中毒になったらヘタしたら死ぬよ?<中略>マフィン事件はマジで殺人につながっちゃうからね。本当、おまえら反省しろよ、マジで。オーガニック信仰のやつら。保存料使え。砂糖ふつうにいれろ」などと反応。

SNSやニュースサイトでは「『納豆のような匂いがしたら食べずに』なんて、元食品販売業者としては信じられない対応です」「離乳食完了期の幼児も食べられるそうですが、この危険思考でよく死者が出ませんでしたね…」などの批判が殺到し、出店を認めたイベント運営者の責任を追及する声も相次いだ。

一連の騒動が沈静化する気配もない16日、取材班は自由が丘からほど近い住宅街にある、同店を訪ねた。店頭にはうさぎの看板がかけられ、黒板にはイラストとともに「小麦・米粉・国産のものをしようさせていただいております」と書かれている。

記者がインターフォンを押すと、憔悴しきった店主の山崎さんが、携帯電話を手に店から出てきた。


目黒区内の店舗(撮影/集英社オンライン)


「昨日からずっと無言電話や恫喝めいたメールが絶えなくて…。でもお客さまの返金対応もしないといけないし、どうしたらいいか…」という店主から少しだけ時間をもらい、近所のファミレスで話を聞くことができた。

以下は「本当に、お客さまにご迷惑をおかけして申し訳ない思いでいっぱいです。本当にすいません」と何度も頭を下げる山崎さんとの一問一答だ。

――そもそもこちらのお店はどういう経緯で始められたのですか。

このあたりには小さなお子さんが安心して食べられる手作りのお店がなくて、縁あって6年ほど前にオープンしました。乳製品などのアレルギーを持った方でも安心して食べられるよう、リクエストにも応える形で進めてきました。

――安心を売るはずのお店が、まったく安心できない結果を招いてしまった。なぜこうなってしまったのでしょう。

昨日、保健所のかたが立ち入りにいらして話をお聞きしたのですが、焼いてから販売するまでの期間が長かったのが問題でした。マフィンは11月6日から毎日つくっていて、11日と12日に販売したのですが、時間があきすぎてしまいました

――1日に何個くらい焼き上げたのですか。

全部で3000個出したので、1日あたり500個になります。小さいお店で作り手は私だけですから、毎日朝7時から夜22時くらいまでかけて焼き上げました。デザインフェスにはこれまで5回出させてもらっているのですが、毎回このペースでつくっていました。


地元の目黒区内のスーパーでも販売され、人気があった(店SNS)


――1人でこれだけ作るのは、無理があったのではありませんか。

お客さまに「売り切れなの?」と悲しい顔をされるのが辛いので、量を増やしてしまいまいました。

――ふだんから利益はそれなりにあったのですか。

そうでもないんです。材料費が高いこともあり、本当に家族みんながギリギリ食べていけるかどうかの売り上げです。それこそ月によっては赤字のこともあります。純利益でいえば、多くて20万円ある月もあれば、2万円くらいの月もあります。


今後のお店の経営については‥‥
――ネットでは「味がうすい」という書き込みを見かけます。

味は薄いとおもいます。赤ちゃんにも食べてもらいたかったので。お砂糖の味がしないように極力使わないようにしてきたので。ただ、砂糖や塩には防腐効果がありますし、そこはこれまでも悩んできました。結果こうなってしまったのは私の責任です。

――なんで納豆のように糸を引くようなことになってしまったのでしょう。

わからないですが、栗が傷んでしまった可能性があります。栗は傷むとねばつきが出ます。また、他のかたからも指摘を受けましたが、販売当日は外気温が高く、会場内も熱気があったことも原因かもしれませんが、保健所の見立て通り、つくってからの日数が経ちすぎたことが原因だと思います。


取材に応じる山崎さん(撮影/集英社オンライン)


――オーガニックにこだわりすぎたことも要因でしょうか。ご自身の食生活もオーガニック、無添加にされているのですか。

誤解されてる方が多いのですが、たまたま「オーガニックダージリンクッキー」という商品を出しているので、そう感じられたのかもしれませんが、私個人は防腐剤の入ったものでも何でも食べてます。

――過去に消費期限を偽装したことがありますか? 消費期限のシールを黒く塗りつぶして日にちを書き換えていた画像がネットで出回っています。

あれは、私が商品をラッピングする際、古い期限のシールを間違えて印刷してしまい、梱包の際に気づいて慌てて書き足したものです。知り合いの弁護士さんに確認したら「商品そのものを偽装してないなら大丈夫」とおっしゃったのでそのまま販売していました。商品自体は偽装していませんが、誤解をまねいてしまいすいません、梱包も作り直すべきでした。

――今後お店はどうされるおつもりですか。

まだわかりません、まずはご迷惑をかけたお客さまへの対応をしていくつもりです。ただ、どうしても今回の件で厳しい批判の声や無言電話、イタズラ電話も多く、リコールなどのお客さま対応がなかなかできないのが現状です。
昨日は私の名前で面識のない幼稚園などに殺害予告のメールをする人まで出てきて、警察に相談したり、対応に追われました。商品回収も着払いで対応しようとしたのですが、警察から止められており、2転3転して申し訳ないです。私への意見もあると思いますが、購入された方への対応を一番にしていきたいので、ご理解をお願いしたいです。



記者が取材中も彼女の携帯電話への非通知の無言電話はやむことがなかった。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班



自分たちより後から来た心停止患者を先に診療

2023-11-16 21:04:24 | ニュース
チャンネルAキャプチャー(c)news1© KOREA WAVE 提供
【KOREA WAVE】自分たちより後から来た心停止患者を先に診療したという理由で、病院の救急室で1時間以上暴言を吐いた女性が検察に引き渡された。
news1によると、韓国江原道束草(カンウォンド・ソクチョ)警察署は12日、救急医療に関する法律違反の疑いで立件し、取り調べた女性を検察に送致したと発表した。

女性は先月1日、江原道内のある病院の救急室で1時間以上暴言を吐くなど、救急室の業務を妨害した疑いが持たれている。

女性はサウナで倒れた兄が先に救急室に着いたのに、医療スタッフが後から救急室に来た心停止の患者を先に診療したという理由で暴言を吐いた。

医師が112に通報し、警察が出動したが、女性は警察官を指差しながら「言葉に気をつけろ。お前が医者だとしたら患者の付添人に納得できる説明をするだろうよ」などと暴言を吐いた。

女性の抗議は1時間以上続き、他の患者はじっと待機しなければならなかった。実際、この患者は精密検査で特に異常がなく、他の病院に運ばれた。医療スタッフは男性の状態を調べるなど、すでに初期の診療を終えた状態だったことがわかった。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News



9日夜に熊本市内のJR豊肥線踏切で列車との事故を起こした

2023-11-16 12:50:33 | ニュース
踏切事故について町役場で記者会見した草村大成町長=2023年11月15日午後6時2分、熊本県高森町高森、城戸康秀撮影© 朝日新聞社

 熊本県高森町の草村大成町長は15日、9日夜に熊本市内のJR豊肥線踏切で列車との事故を起こしたと発表した。町長は衝突前に車を離れ無事だった。

 町長によると、9日午後9時45分ごろ、熊本市北区龍田陳内のJR豊肥線の踏切で、運転していた私有車が立ち往生し、普通列車と衝突した。踏切を抜けた先で先行車が一時停止した後、警報が鳴って慌てたという。この事故で列車6本が運休して約600人に影響が出たが、負傷者はいなかった。町長は同市内の家族宅に向かっていた。

 15日に一部報道があり、各社からの問い合わせを受けて明らかにした。町総務課は事故直後に町長から報告を受けたが、公務外の事故で負傷者がなかったため「JR九州への損害賠償が確定した後に公表する予定だった」としている。南阿蘇鉄道の社長でもある草村町長は「利用者の方々に大変ご迷惑をおかけして申し訳ない。事故後速やかに公表すべきだった」と陳謝した。(城戸康秀)