5月に大阪、京都に行った。
京都は前から行ってみたかった詩仙堂と雲母漬け(きららづけ)を買う、それからおいしいものを食べ、カフェに入ってのんびりしながら米原万里の「不実な美女か貞淑な醜女か」を読む。
初日、全て順調。大満足だった。
問題は二日目、大阪でお客として観光した。
ウォーキングツアーに参加してみた。このツアーは
外国人も含まれていて解説はみな英語。
初串かつに舌鼓をうち、大阪ステーションシティーの新と
じゃんじゃん横丁という旧を感じながら、そして
外国人の方(英会話学校の講師)とどうしたら英語の力はつくのだろう談義をして楽しく過ごせた。
その後、昼食は鶴橋(韓国人街)の焼肉を食べようということになった。せっかくだからディープな大阪探検とばかりに
どこかの雑居ビルの地下にある店にした。
そこで悲劇は起こった。集合写真などをとっているうちに
携帯電話をテーブルに置き忘れていたらしい。
そのことに気がついたのは帰りの新幹線の中。
戻れないし(名古屋をすぎていたので、次は新横浜まで
止まらない。)、問題は置き忘れはあの店だとしても
その店名も、電話も知らない。
また連れのうちだれも知らなかった。
翌日、記憶を遡りながらgoogle mapをひらく。
よく見てみると入ろうと思い迷っていたもう一軒の店があった。この店の近くだったことは覚えていた。
付近の韓国料理屋は3件だった。
その三件のうち一件だけ「携帯の忘れ物がある」という。
胸を撫で下ろしたのだが、問題が浮上。
この電話の相手は日本語があまり通じなかった。
「携帯の忘れ物がある」部分は日本語で通じた、奇跡的。
着払いで配送の旨を英語で説明してみたが分かってもらえず、
困り果てて知り合いの韓国人通訳案内士にお願いした。
残念ながらこれもダメだった。できないと言われたそうだ。
仕方なく、仕事の空く6日後
取りにいくハメになった。
当日、お店の開店前でないと迷惑かと思い
朝4時起きで大阪に向かった。
10時前現地到着。
携帯電話はあるにはあったのだが・・・
それは別の人のものだった。(驚)
新幹線まで手配して空振り状態なんて。
そして夜 家につくと小包があった。
その中には置き忘れた携帯が入っていた。
送付元はなんと知り合いの韓国人ガイドからだった。
運の悪いことに5月の自分が行った日には
2台の携帯の忘れ物があったのだった。
自分のものが送られたのは知り合いの韓国人ガイドがたまたま現地近くを通るツアーだったから取りに行ってくれた。
「じゃあ、一言話してくれればいいのに。」
よく考えてみれば
彼には携帯と家の住所以外の連絡先を教えていなかった。
忘れたと気がついてすぐに携帯を止めていたので
連絡のつけようがなかったという。
たかが携帯、されど携帯。携帯に振り回された一週間となった。
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