カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

音楽とストーリーテラーの融合

2011-07-23 08:22:03 | クラシック音楽

昨夜、沖縄県佐敷市のシュガーホールで行われたコンサート「城への招待」に行ってきました。演奏は、ヴァイオリンの与那嶺理香さん、ピアノは大城英明さん、クラリネットが澤村康恵さん、それに俳優の篠井英介さんでした。2部のF.プーランク:「城への招待」(ジャン・アヌイの戯曲による付随音楽)ストーリーテラー付きヴァイオリン、ピアノ、クラリネットのためのトリオは、演奏とストーリーテラー共に息がぴったりで誰も突出することなくバランスの良い舞台でした。

篠井英介さんの俳優としての個性が光りながらも、演奏とのバランスが絶妙で、映像が目に浮かぶようで演奏家と俳優のコンビネーションが音楽の魅力を引き立て、ひかえめながら演技の絶妙さが印象に残りました。早速、終演後、与那嶺さん、大城さんとご挨拶をさせて頂きましたが・・演出を手がけた与那嶺さんのこの舞台に掛けた情熱を強く感じました。演出のために半年を掛けて、篠井さんにラブレターを出して出演依頼を行うなど・・・加えて、F・プーランクの「城への招待」の原作原本をヤマハから借り入れるなど徹底したこだわりがありました。昨夜の舞台は、日本でも始めての演出だったとの事。これまでは、音楽の演奏だけかストーリーテラーのみか、ジョイントでの複合舞台は始めてだったと聞きました。

それにしても、目の付け所といい、演出といい素晴らしい舞台でした。久しぶりに素晴らしい舞台に触れて心地良い気分で帰宅しました。佐敷市から宜野座村まで1時間半の道のりでしたが全く気にならない素晴らしい経験となりました。与那嶺さんの今後の活躍がとっても楽しみです。来年、「車椅子の花嫁」ユニバーサルウェディングショーを一緒にプロデュースしましょうとお願いをしてきました。

今年11月6日にカンナリゾートヴィラで開催するユニバーサルウェディング「車いすの花嫁」ブライダルショーは、障がい者の方々とプロのモデルさんたちと沖縄のトークタレント比嘉周作氏とで開催します。ホテルの役割は、宿泊施設と言うだけでなく複合的な社会性を持っても良いのではと思っています。



最新の画像もっと見る