カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

朝陽を浴びて

2011-11-14 07:39:08 | 沖縄

沖縄東海岸は朝陽が上るエリア。日の出の美しい景色に包まれた環境に心休まるひと時。この時期は、日の出も6時30分頃なので思いっきり早起きをしなくても輝く日の出を見ることもできる。せっかくの休日は遅くまで眠りたいと欲求する体との葛藤(笑い)。でも、起きてみると意外に気持ちよい。

今朝は、残念ながら雨模様。写真は昨日の日の出。11月13日(日)

旅の楽しみは、様々だと思う。のんびりくつろぐ旅に自然に身をゆだねる時間もたまには良いのでは・・・。朝陽に向かっていると、なんだか大きなエネルギーが注がれているように感じる。美しい景色の中で、ミネラルをいっぱいに含んだ海風に身をさらして・・・体と心を開放して見ることもこの土地ならでは楽しみ。

沖縄の魅力はいたるところにある。ありのままの風景や景色に時間を忘れて過ごしてみると意外にパワーに満たされた充実感を感じる。この自然の恵に感謝したいと思う。

 


「満月からの贈り物」ハウスコンサートVOL6.

2011-11-13 07:29:41 | リゾートホテル

昨夜、11月の「満月からの贈り物VOL6.」が開催された。大勢のお客様にお越し頂いた演奏会も盛況のうちに終演。今回で3回目、5回目と言うお客様もいらっしゃった。印象に残ったのは、ドビュッシーの「月光降りそそぐ謁見のテラス」はリハの演奏と全く違う演奏にびっくり!ピアニストの亀山さんに何故?と伺うのを忘れてしまった。

今回は、ヴィオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスにピアノと言う構成。それぞれの楽器の音色を楽しむことが出来たととても好評でした。コントラバスはサンサーンスの動物の謝肉祭:像はとってもユニークで特にコントラバスはめったに単体での音色を楽しむことができない楽器だから余計に楽しむことができた。「G線上のアリア」はG線上での演奏にこだわっての演奏でこれも最近良く耳にする感じだった曲がヴィオラでの演奏と言うことでヴィオリンとまた違う印象。

最後のハンガリー舞曲第5番/ブラームスが終了して拍手が鳴り止まないのでアンコールをお願いしたら・・実はびっくり!なんと・・メンデルスゾーンの結婚行進曲・・・。実はコントラバスの照屋智江さんが今日(日曜日)結婚式を迎えるとのことで、その前日の演奏会だったと言う。それに、もう一つ、今年カンナで結婚式を挙げられたご夫婦が来場されていた・・・!!

何という偶然・・・!それにしても幸せなうれしいサプライズでした。音楽と言うのは、こうして身近に楽しんで頂けるとうれしいものだと思う。昨夜のメンバーはまた仲が良く息もぴったりだったから聴いていても心が弾んでくる。

ピアノ亀山 孝文さん、ヴィオリン阿波根 由紀さん、ヴィオラ大嵩 有紀さん、チェロ城間 恵さんコントラバス照屋智江さんの5人の素敵な方々でした。

12月は24日のX'mas Eveでのコンサート:料金は通常通りです。

フルートカルテット&ピアノでお楽しみ頂けます。

 


ホテルへの道

2011-11-12 07:48:39 | 愛情

朝出勤の折、ホテルへ歩いて出勤していると毎朝出合う人がいる。以前は、車で見かけていたけれど歩くようになって・・おはようございます!と挨拶をしたことがきっかけで、道々歩きながら色んな話をするようになった。

カンナで働いていると言うと、「最近カンナヴィラは何か変わったね・・・」と言われました。なんだろうと思い・・。何が変わりましたか?と伺うと・・。「地元の人たちがカンナが身近になったと言ってますよ。」とのこと。朝からとてもうれしい言葉を聞かせてもらった。ホテルは、何より先ず地元の人々に愛されることが一番。そこで、磨かれるのだと思う。顔が見える人達だから良いも悪いも言葉にして伝えてくれる。

最近、県内のお客様が県外のお客様を連れて来られることが少しずつ増えて来ている様に感じる。足元を固めると言う。自分の立っている地域から全てが始まると思う。

沖縄への愛情は、沖縄の人だけではないと思う。様々な人たちが沖縄を好きになってこそ、沖縄の観光が産業として成長していくのだと思う。今できることは、目の前にいる一人のお客様を大切にすること。ここから全てを始めて行きたい。

 


夜明け前

2011-11-11 06:36:05 | リゾートホテル

仕事への早朝の道。車で6分。歩いて30分(但し、夜明け前の空を眺めたり、サトウキビ畑の風を感じたりとのんびり歩くから・・・)歩いていると見慣れた景色もその日その日で移り変わる。道の向こうに見える空が金色に輝き始める瞬間を眺めたり・・きっと今日もいいことがありそうだ(笑い)なんと独り言。

歩いていると頭の中が色々と考えをめぐらすから、運動にもいいし少し自分の行動を見直したり反省したりできるし、新しいアイデアも浮かんでくる。

どうすれば、愛されるホテルなれるかといつもいつも考える。一人ひとりのお客様に向き合って過ごす毎日の中にきっと大きなヒントがあるんだと思う。つい見過ごしてしまいそうな事柄だったり・・。しっかりと目を大きく開いて耳を傾けられるように成長したいと思う。ホテルのスタッフが笑顔で働ける環境を作ることや期待に応えられていない自分を成長させるために考え方や行動を変えて見ようと思う。

カンナリゾートヴィラと言う愛すべきホテルをもっともっと知って頂いて使って頂ける環境作りを日々続けて行きたいと思う。

 


愛されるホテル

2011-11-07 07:34:57 | リゾートホテル

人々から愛されるホテルを創ろうと沖縄に来て1年。長い様で短いようで・・過ぎ去った時間はあっという間。これまで、心がけて来た事は先ず第一に地元の人々に愛されるホテルにしようと考えた。沖縄の人たち、もちろん地元北部の人たちに愛されるホテルでありたいと願った。収益は、その後のことと考えて・・使いやすい、居心地がいい、ちょっと旅気分を味わえるなどなどをテーマに考えてイベントを行い地域密着を考えてきた。

このカンナリゾートヴィラは、欠点だらけ・・・先ずわかりにくい!宣伝がされていない!不便!宜野座の農村地帯の中にありアクティビティーなどない!客室も30室で一度に多くのお客様を迎えることは出来ない!イベントもコンサートも人数制限をしなければ出来ない・・。スタッフにホテル経験者ほとんどいない・・・。

ホテルのこの欠点こそこのホテルのオリジナリティーと考えた。わかりにくい上に不便だから隠れ家として奥座敷として静かに使うことが出来る。宣伝もされてないから、我が家のようにプライベート感たっぷり。人に教えたくないけど・・ちょっと話してみたくなる口コミ。農村地帯だから自然が豊かで心休まる。リゾートに来てまで、人ごみにもまれて過ごすのは遠慮したい、と訪れる人が増えている。30室と言う客室数こそ・・静かにくつろげる空間。お客様の顔が見えるのでスタッフも距離感が近くなる。ホテル経験者がいないことで決まりきったホテルのサービスではなく、お客様に応じたサービスが可能になる。

あえて、欠点を長所になんてコンサルの先生みたいなことではなく・・お客様に愛されることを考えていたら・・・こうなった。恋愛とおなじかも・・・。仕事も好きに感じるとあばたもえくぼ・・!先ず自分を知ることから始めると、仕事って意外に面白くなる。

*写真は、ホテル敷地内のヴィラから海を臨む広々とした芝地。