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変身

このところのアルファは

私と一緒に寝ています

電気毛布で程よく温まった

ふかふかの掛け布団に

身を沈める心地よさを

知ってしまったようで…

夜中に目を覚ますと

両手両足がたら~りと伸びきった

とても「犬」だとは思えない

万歳姿の彼が横にいる

ふと

フランツ・カフカの「変身」を思い出しました

ある日突然主人公が虫に変身してしまう物語…

世の不条理さを描いたあの名作ですが

もしもアルファが「虫」に姿を変えたなら

それも小説にあるような

身の毛もよだつ巨大な毒虫に

そうして

私の傍らに寝ていたら

キャーっ

あの頃は

主人公の青年グレゴールが余りにも可哀想~

みたいな

幼稚な感想文を書いたのだろうと思うけれど

今なら

読後 どんな気分を味わうかしら

いやいや

これ以上深くは考えまい

ましてや

グレゴールをアルファに置き換えたりしたならば

*xwΦ?±∀φ≦§ゞ*

わたしのちっちゃな脳みそは

間違いなく破裂する

アルファの

気持ち良さげな寝息を聞きながら

あってはならない妄想に

目はどんどんさえていく(-""-)

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