心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

安達太良山・鉄山(3) 沼ノ平から鉄山へ

2020年09月13日 | 東北の山


安達太良山(1,700m)・鉄山(1,709m) ((2)のつづき)


 沼の平の火口はとてつもなく大きいです。大きな火口の中に、小さな渓谷のような地形がいくつもあります。火口の中で波が砕け散った跡のような地形もあります。
 日本にいくつもある火山の中には、安達太良山より大きな火山もありますが、安達太良山の風景は最も凄味がある火山の風景のひとつだと思います。
 沼の平の向こうに見えるのは秋元湖です。1888年に磐梯山が噴火し、川が堰き止められてできた湖です。奥の方には米粒のように小さな島が見えます。安達太良山の稜線に点在する噴石と大きさが似ている気がします。
 現在も火口からは火山ガスが噴出しています。沼ノ平を通る登山道は「危険につき廃道にしました。」とのことでした。
 8年前に始めてここへ来た時はとても圧倒されましたが、今日は快晴です。もっと凄味を増しているだろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。このスケールの前には天気は関係ないようでした。しかし、細かい地形は今日の方がよく分かりました。白から黒まで、色の濃淡も振幅が大きいです。
 斜面を登って鉄山へ向かいます。登山道は鉄山の西側を巻くように付けられています。








 (登頂:2020年8月中旬) (つづく) 



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