白馬岳(2,932m) ((1)のつづき)
傾斜が緩くなり、台地のような場所に出ると白馬乗鞍岳です。頂上は2,469mですが、登山道はそれより南の少し低い場所を通っています。二等辺三角形の大きなケルンもあります。
その先に、噴火活動で堰き止められてできた白馬大池があります。名前の通りとても大きく、北アルプスでは初めて見る景色です。有名な立山のみくりが池よりはるかに大きく見えますが、調べてみると、白馬大池がみくりが池の倍くらいの面積で、そんなに差はありませんでした。
一番深いところで13.5mあるということですが、そんなに深くはないようにみえました。水は透明で、浅いところは底が見え、大きな岩がたくさん沈んでいます。
火山岩の登山道は、水面に向かって標高を急に下げていきます。道は、池のほとりというよりほとんど水際に付けられています。
天然の日本庭園のような場所を通って、白馬大池山荘に着きました。山の姿も真っ赤な山小屋も、水面にくっきり映っていました。
(登頂:2013年9月下旬) (つづく)