甲斐駒ヶ岳(2,967m) ((3)のつづき)
八合目、御来迎場に着いたのは朝の7時でした。
ここ甲斐駒ヶ岳と、八ヶ岳の間を、三角形の雲海が埋め尽くしていました。その三角のピークは、小海線の清里か野辺山あたりを指しているのではと思いました。
中央線の車窓から見た花崗岩の山頂は、ここから見るとすべてが岩ではなく、樹木の部分もありました。
ここには、黒戸尾根の登山道にあるいくつもの石碑の中でも、とても大きな石碑があり、鳥居の跡もあります。その鳥居は、今は柱の部分しか残っておらず、高さも左右で違います。
鎖場を越えた先には、岩に刺さった刀剣もありました。
穏やかな天気でした。修験道の諸物が、黒戸尾根の登山道を明るく照らしているように見えました。
(登頂:2013年10月中旬) (つづく)