山の名前と同じお酒です。巻機山の姿は、上越線の電車からもよく見えますが、登ってみると登山口から山頂まではとても遠く、そのうえ山頂の前には「ニセ巻機山」という別のピークが待ち構えています。
想像以上に遠かった山頂は、なだらかな稜線上のピークでした。お酒は穏やかで奥深い山そのものの味わいでした。
「~ 大いなる巻機山の一滴が百年もの時をこえ珠玉の仕込み水となります。 ~」
(髙千代酒造株式会社・「越後秀山 巻機」の箱)
巻機山の登山口は、南魚沼市の清水という場所にあります。
登山口へは国道291号線を南下して山の中へ入って行きます。291号線は群馬県前橋市までの国道ですが、この先で車道は途切れています。県境の清水峠を車で通ることはできません。
コシヒカリは、山に近い場所でとれるものが特においしいと聞いたことがあります。途切れる寸前の国道沿いに広がる田圃の米も素晴らしいに違いないと思いました。