地球上の氷は、雪の結晶を見てわかるとおり、六方晶の結晶構造を持っています。
結晶構造ができるには、温度と圧力と時間が重要で、
六方晶は地球上の温度圧力では唯一の安定相です。
条件が異なる地球外では六方晶以外の様々な形が存在することとなります。
彗星などは氷で出来ているものが多いですが、結晶構造をもたないそうです。
また一言で氷といっても、地球上で考えるような水が低温で固体になったものだけでなく、
宇宙にはメタンやアンモニアの氷が存在します。
太陽系で地球より外側にある惑星は温度が低く、表面を氷で覆われたものが多いです。
冥王星はメタンの氷で覆われています。