12月20日、忘年登山を兼ねて今年22回目の山歩きは牧ノ戸峠から中岳へ。
牧ノ戸峠にはほとんど雪が積んでおらず、持参した新しいアイゼンの試しを考えましたが、荷物になるので車の中にデポしました。しかし、歩き出すと沓掛山の登りのコンクリート遊歩道は融けた雪が凍り付き厄介な滑り台が創り出され絶妙のバランス!?四つん這いでなんとか尻餅もつかず登りあがりました。この場所をパスすればアイゼンの必要もなく歩けました。
明け方は雲ひとつなく日の出も見えて今日は絶好の山歩きと思っていましたが、
しかし西から厚い鉛色の雲が押し寄せ青空が見えなくなってきました。
御池の氷の様子も気になっていたので中岳まで行ってみることに。
西千里浜では雪が融けて凍っての繰り返しでカチカチに凍った轍が点在しています。
久住山にかかっていた雲も流れ出したので、星生崎下のくじゅう分れ避難小屋が見下ろされる台地に座り天気の回復を待ち小休止です。
星生崎の岩場の様子
雲が流れ粉砂糖をまとった久住山の西面が見えた。逆光で暗い絵になりました。
今度は厳冬期にチャレンジしてみたいですね。
久住分れから三俣山の様子、硫黄山の噴煙も今日は鉛色に見えました。
天狗ヶ城の様子、中岳方面へ向かう登山者は少なく静かなアプローチです。
中岳御池は全面結氷していました。登山道には雪は積んでいなくとも冷え込みと風で凍りつき、氷は投石されても割れない厚みがあるようでした。
中岳山頂ではほんの一瞬だけ、雲の切れ間より坊ガツルが望めました。
中岳山頂標識の下にはお地蔵さんと新しいマスコットが仲良く鎮座していました。
強風吹きさらしの山頂を早々に下山し、天狗ヶ城へ向かいます。
天狗ヶ城山頂より御池を俯瞰、団体登山の皆さんが御池の横断にチャレンジしています。果たして・・・。
何とか大丈夫のようでしたね。くじゅう連山もいよいよ冬本番です。
無理せず、ぼちぼち雪山を楽しみましょう。