オリンピック開幕間近になって、政府の要請に応じない酒類の提供を続ける飲食店に対して、西村康稔経済再生担当相による金融機関を通じて圧力をかける恫喝まがいの問題発言が世論を揺るがしているね。
『鳴かぬなら鳴かしてみようホトトギス』でなく、さしずめ『鳴かぬなら殺してしまうぞホトトギス』で兵糧攻めで要請に従わない飲食店を潰しにかかる暴挙に出たけど...
そんな世間から猛批判を浴びている西村大臣を「頭はイイ(IQは高い)が、心はバカ(EQは低い)」と言い切る記事に目がとまりました。
西村氏は灘校から東大(法学部)を経て旧通産省に入省し、留学(米国メリーランド大学・国際政治経済学の修士号を取得)した後に政治家になった人。エリート中のエリートと言っていいキャリアの持ち主だ。
そんな西村氏と灘校・東大の同窓で精神科医のW先生がコメント「彼は頭はすごくいいけれど、人の気持ちへの共感能力が極めて低い」とバッサリ。
今回の件は賢い人がバカ化する現象(他人の気持ちを理解する能力の欠如)の典型例と見ていて、心理学の世界で「EQ」という概念での低評価であることに関心を持ちました。「へぇ~」
このEQという概念は、アメリカでIQ(知能指数)や学歴が高いのに、社会で成功が難しい人がいるという疑問に対する解答として、彼らに欠落している能力を研究する中で生まれたものらしい。
EQは「Emotional Intelligence Quotient」の略で、「心の知能指数」や「感情の知能指数」と言われ、測定には、1.自己認識:自分の感情を正確に知る、2.自己制御:自分の感情をコントロールできる、3.意欲・動機付け、4.共感能力:相手の感情を知る、5.社交的能力(これを身につけるためには、前記4つの要素を満たす必要がある)といった5大要素が用いられる。
西村氏の発言は、補助金も未だ手にできず窮状にあえぎながら生きていくためやむを得ず開店している飲食店に対して、コロナ感染拡大を阻止する自身の責務を完遂するため、金融機関を使ってさらに締め上げて要請に従わせようという傲慢な行為と見なされても仕方のないものでしょう。
なんか、西村氏の行為が、バブル崩壊後の銀行による中小企業(債権先)への「貸し剥がし」行為を彷彿させるものがあったなぁ。バブル崩壊後の債務超過を何としてももみ消していくため、自分の所(銀行)さえ助かれば貸付先がどうなろうとも関係ない。
高学歴で競争等を勝ち抜いてきたエリートたち(IQが高い人たち)の中には、確かに一定数EQ(共感能力)が低い人がいるような気がします。
相手の感情を知りながら目もくれず、自己肯定が勝ってしまう...
해이(Hey) Piece of my wish (가사 첨부)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます