故ジャニー喜多川氏による数百人に及ぶであろう子ども(少年)たちへの性加害
連日この報道を目にし耳にしますが
そこで思うのは 日本はいつまでもムラ社会なんだなぁと
ムラとは集団、組織、共同体、企業といえますが
ムラはその組織や共同体が「独自の善悪」を持っているというものです
ジャニーズ喜多川氏による性加害問題を「外部専門家による再発防止特別チーム」が
性加害が長く継続され、多くの被害者を出すことになった原因に「メディアの沈黙」を指摘しました
TV局も含め多くのメディアが事務所に対して忖度や過度な配慮をみせ
性加害問題を真正面から取り上げず見て見ぬ振り、スルーしてきたこと
そこには「資本の論理」があるわけです
「資本のムラ」にいる人は、企業体にとって不都合なことをすべて無視します
特定の産業ムラに属している人は、ムラにとって重要なことしか受け入れず、ムラの善悪にそぐわない不都合な現実は無視する
若者をターゲットに視聴率を稼ぎたいTV局(特に民放キー局)
その根拠はスポンサー(企業)による莫大な広告収入の確保(若年層=購買意欲のあるマーケット)
視聴率を手っ取り早くコンスタントに稼ぎ維持できる(=スポンサー離れを阻止する)のはジャーニーズタレントたちの人気にあやかること
そのために事務所への忖度が否応にも働く
ジャニーズ事務所からあるタレントのスキャンダルにTV局やメディアでは「触れないでほしい」と言われればその依頼を受け入れなくてはならない
もしその依頼(約束事)を守らなければ「次からはこちらの依頼に応えてくれない」
TVもラジオも番組出演を永遠拒否される。TV局は視聴率が低迷し安定的広告収入の確保ができない
芸能関連メディア、スポーツ新聞、週刊誌、ネットにタレントの画像(肖像権)が一切使えない
新聞はじめメディア各社はタレントの掲載記事やインタビューに基づく情報発信ができず購買数の激減=廃刊のうきめにあう
そういう産業ムラで働くムラ人たちは不都合な現実は無視し
損得勘定で割り切り、ムラの存続に注力する
この故ジャニーズ喜多川氏による性加害問題
まだまだ大きな波のうねりが起こりそうだ
世界(海外)から見れば「チャイルド・アビューズ(児童虐待)」をした企業、関わった企業(黙認していた企業含)
性的な行為を目的に子どもを手なずける「グルーミング」を何十年にもわたって行ってきた企業
その事実が明るみに出たら その企業の存続などあり得ない!
海外であれば社会的に抹殺されてしまう
過日、ジャニーズ事務所の会見を見て、
ある記者(実際は元博報堂社員で現在はノンフィクション作家のH氏)の質問にうなずいてしまった
会社名を変更しないことに対して、いかなる理由があろうとも 稀代の性犯罪者の名称を冠し続けることに
「正直言って納得できない」
歴史的大罪人の名前をたとえて「ヒトラー株式会社」や「スターリン株式会社」に匹敵する所業であることを諭していた
一瞬、例えが飛躍的にも思えたが
少年期に明日のスターに憧れ入った事務所で
大人の男性(おじさん=絶対君主)から常習的にもてあそばれた子たちの心情を察するに
「ジャニーズ」と聞くと過去の忌まわしい被害体験がフラッシュバックしてしまうだろうと
数百人にのぼる性被害者の心情より
日本一のファンクラブ組織である「ジャニーズファミリークラブ」への配慮ですか...
年会費は4000円、全体の会員数は約1300万人、会費の総額は1年で約520億円に上るという
会員歴の長い人はジャニーズ事務所という名前に愛着がある。また、自分たちには非がないのにファンクラブ名が変わるのはおかしいという思いもある
社名変更をしないことを最終的に決めたのは、社長を退任した藤島ジュリー景子氏だとされている
「ファンクラブとファンの意向や思いを重視した」と会見では答えていたが
その選択は正しかったのでしょうか?
ジュリー氏は性加害問題を事務所内の出来事の1つ程度としか捉えていないのではないか
それより優先すべきは今後もジャニーズ帝国をゆるぎないものにしていくためには
現ファン組織の意向に軸足を置いている。だから社名も変えない。
なんかツラツラとカキコしてしまいました。
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