いつ頃からだろう?
ゴールデンタイム(19時~22時)の番組が
クイズ番組(クイズバラエティ含)ばかり
食い物番組(グルメランキング・大食い自慢含)ばかり
芸人・タレントを使った行き当たりばったりブラブラ歩き・路線バス旅番組
地元人頼りに「ここらでおすすめの店」「おいしい店ありませんか?」探し番組の横行
芸人同士が場を盛り上げようと勝手にハシャギ楽しんでるひな壇バラエティ番組
しかもどの番組も民放2~3局で毎日(19時~21時あるいは22時まで)ダラダラと長時間(2~3時間)放送が常態化している
夕食時テレビをつけると「またやってる!また○○がMCで(芸人MC頼みの)クイズですか」と食傷気味を通り過ぎてテレビ局の番組製作にあきれちゃう。
番組へのツッコミどころもいっぱいある...
食い物番組(お店紹介)などでどの局でも(俳優・芸人・タレント・局アナが)料理や菓子を食すと評価は「絶品!」づくし
料理に生卵(黄身だけ)や半熟卵をトッピングしたり、パルミジャーノレッジャーノチーズを炒め料理の仕上げに混ぜたり、デミグラスソースをかけたりすると多くの人が好む味=濃厚で旨みの強い食べモノに仕上がるのは当たり前で、それらの料理をなんでも「絶品」とは?
レポーターが普段口にしていない料理ならしょうがないにしても、中高年で人生経験=食体験も豊富な世代からすると「何だかなぁ...」絶品という言葉が全く響かない
取材を承諾してくれたお店への忖度もあるだろうけど...(正直な評価=高評価しなかったら営業妨害にもなるしネ)
でもってテレビの時代劇ときたら笑っちゃうものばかり。時代考証なんかすっ飛ばして人気若手イケメン揃えの「ありえへん時代劇」にあきれてしまう。見るとすればBSで再放送の鬼平犯科帳(中村吉右衛門)ぐらいかな
民放では今や時間(手間)とお金がかかって若年層に視聴が期待できない時代劇は蚊帳の外的存在。
民放各局がまともな時代劇づくりができない事情には、高齢者が好む時代劇にはスポンサーが付きにくい。時代劇を演じられる役者がいなくなってきた。時代劇を演出できる監督がいなくなっている。加えて良い時代劇を製作できるプロデューサーもいなくなっているなど製作側も代替わりしてしまい技術承継がされていないことがとんでもない時代劇登場の背景にあるようだね。
もうずいぶん昔の話しだけど、 「新五捕物帖」「大江戸捜査網」など長く時代劇の主役をやっていた杉良太郎さんがバラエティー番組の中で、監督も助監督も若くなってきて時代劇の小道具の知識が全くない人がいる(十手は腰のどこへ刺すのかほか)。時代劇の行く末を案じていたのを思い出しました。
今の若者に時代劇に興味を持ってもらうためには、かつての時代劇(高齢者が好む勧善懲悪で時代考証がしっかりして時代劇特有の台詞・言い回しなど)では別世界感があって馴染めないため、話しの面白さより、若者に人気のあるイケメンやタレントを揃えてまずテレビの前でワー、キャー、ウキウキしてもらう(楽しんでもらう)こととしているのでは?
町人が武家の息子とタメ口をきいたり、独身の若い男女が大通りを昼日なか人目をはばからず並んで話しながら歩いていたり。百姓の身なりや頭髪が武士や町人と同じようにこざっぱりきれいなのを見るとなんだか「時代劇風現代ドラマ」のようで違和感ばかりが先だってテレビをOFFしちゃいます。
かつてTBSの「-仁-JIN」ヒットがNHKや民放に影響を与えているのか、最近はタイムスリップものが結構登場するね。光源氏が現代に?主人公は平安期の言葉(公家衆の言葉は特に難解でアマルもよく知りません)を話さず現代の言葉で話が展開する。不思議......
ちょっと脱線。以下は年配の人じゃないとわからないかも... 特に女子の方はスルーください ちょっとマニアックで恐らく何を言っているか皆目見当が付かない人がほとんどだと思います。
時代劇といえば、水戸黄門さんはアマルはなんといっても(東映のスター)月形龍之介さんなんです。あの威厳・風格・渋い声・台詞の言い回し「だまらっしゃい!」。好きなんだなぁ
たて(殺陣)は中段で剣先が相手の水月あたりに向けたやや低い正眼の構えから瞬殺(0.5秒以下)で処理する殺陣の美しさで萬屋錦之介さん 『宮本武蔵』五部作、テレビ『子連れ狼』拝一刀、『柳生一族の陰謀』柳生但馬
若山富三郎さんも好き。柔道伍段の猛者で立ち回りが実践の技を入れていてスキッ 映画『子連れ狼』拝一刀、『聾唖鬼一法眼』、『座頭市千両首』市(勝新太郎:実弟)との死闘
↓の動画にも若山富三郎さんが市(イチ)との死闘で突き刺されそのままドスンと崩れひざまずく様(6:05)はリアルで迫力満点 また知る人ぞ知る、動画後半(16:50~)で松方弘樹さんの父で東映時代劇の中で最もたて(殺陣)のスピードが早く美しい動きだと絶賛された剣豪スター近衛十四郎さん(月影兵庫)もいるね。
VERSION 1: Zatoichi - 座頭市 the four duels that could have ended Zatoichi's life
こんな時代劇は今やいろいろな規制で難しくなっているのはわかるんだけど、比べちゃうんだよね。
また長くなってきました。ここまできて、ドラマについて何もカキコできていないのでまた続きをカキコしようかな
刑事ドラマ、医療ドラマの多いこと
恋愛ドラマが幼くて見るに堪えないことなど...
7ch(テレ東)が5年以上前から深夜ドラマ含めて企画力のある面白いドラマづくりをしていること等々
暑い日が続くけどみなさんご自愛くださいね。
ではひとまず..Ciao!
(つづく)
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