ジャニーズ問題...「忖度」は日本社会そのもの。マスメディアに不信感を払拭できない! (-_-;*) ウゥーン…

2023-09-28 18:45:42 | ちょいマジ話

ジャニーズ問題 やはり世の中のうねりは大きくなってきたね

しかし、腹立たしいのは性加害者(性犯罪当事者)であるジャニー喜多川氏やその性癖の隠蔽と業界へ長年圧力をかけてきたメリー喜多川氏が故人となり

今ならジャニーズ事務所のこれまでの所業を暴露しても 自分(仕事)に災い(支障)はないだろう 公に話しても圧力が及ばないと踏んで

本当はこうだったとジャニーズ事務所タタキ(追い風に便乗するかのよう)に言い放題しているTV局(元プロデューサーほか)やメディア関係者たち

 

これまで性犯罪者に忖度して散々稼がせてもらったメディアが、今度は性犯罪者批判でまた商売をしている腹黒さに違和感を覚えます

 

当初、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をBBCが報道しても

人の噂も75日...問題もそのうち沈静化し話題も消滅するだろうと高をくくっていた関係者も多いことだろう

しかし国連の人権理事会の作業部会が続けて公表し ジャニーズ事務所「外部専門家による再発防止特別チーム」第三者委員会が

「マスメディアの沈黙」が性被害を拡大させたと発表したことで ペン(報道)よりパン(利益)を取ってきたマスメディアの姿が明らかに

 

でも芸能界に限らず「忖度」の意識って 日本社会のあちこちにあるよね

盆暮れのお中元、お歳暮なんて慣習は お付き合いの根底に相手への「忖度」が働いてるし

政治の世界(森友・加計問題をはじめ ○○に抵抗したら干される官僚たちの恐怖心から悪事に荷担)

警察の世界(池袋の暴走事故:加害者は元通産官僚、異例の配慮・忖度が警察内部で働く)

学校の世界(他校と違うことをしない横並びの教育現場。先生は保護者と教頭(査定人)の顔色を、校長は教育委員会や文科省の顔色を伺いながら)

カキコすると切りが無いですね

 

23年前、『週刊文春』は、雑誌の評判と財務を危険にさらしながらもジャニー喜多川氏の少年たちへの性的虐待を報じ続けた

東京高裁では喜多川氏の性的虐待の真実性が明らかにされたものの、当時のメディア(全国紙も朝日や毎日といった大手新聞社も)はこの社会的スキャンダルを小さく報じるのみだった

売上至上・利益至上のテレビ局や広告業界も何事もなかったかのように、その後もジャニーズ事務所のタレントの起用を続けていった

 

「再発防止特別チーム」第三者委員会がジャニー喜多川氏が長きにわたって性加害を続けていたのは「マスメディアの沈黙」にあると指摘したとき

NHKやテレビ各局はほぼ横並びでコメントを発表

「『マスメディアが正面から取り上げてこなかった』などの指摘を重く受け止め、性加害などの人権侵害は、あってはならないという姿勢で報道してまいります」(日テレ)

「報告書に記されたマスメディアの過去の報道に関するご指摘を真摯に受け止めております。性加害が決して許されないことは当然です。当社としてもあらゆる人権侵害を防ぐべく対処していく所存です」(フジ)

TBS、テレ朝、テレ東もほぼ同内容で “指摘を真摯に受け止め” “人権重視に努める” のオンパレード

 

朝や昼の情報番組を見ているとジャニーズ問題の取り扱い(報道)の温度差に眉をひそめてしまうことがあります

なかでもジャニーズタレントに支えられ安定的に視聴率を稼いできたテレ朝の『ミュージックステーション』がありますが

テレ朝はこれまで長きにわたり貢献してくれたジャニーズ事務所への忖度が未だ続いているよう

ジャニーズ(元ジャニーズ出身含め)のタレントがMCを務めるテレ朝の情報番組などでは

故ジャニー喜多川氏の性加害問題をこれだけ社会が注目しているにもかかわらず配信を見事に外してくる

 

何でもテレ朝とジャニーズ事務所の蜜月関係は約25年ほど前からあって

当時“テレ朝のドン”“テレ朝の天皇”とも呼ばれた敏腕プロデューサーの故・皇(すめらぎ)氏がバラエティ番組を次々ヒットさせ

そこに多くのジャニーズタレントを起用。テレ朝にジャニーズ路線を引いた立役者とされているようです

 

テレ朝の大株主で資本関係にある朝日新聞

リベラルで左寄りの朝日新聞(主張傾向:人権や国際主義・個人主義)がこのテレ朝のゆゆしき事態を看過できるのかアマルは注目しているのですが

関係者によるとテレ朝は10月2日のジャニーズ事務所の再会見を睨みながら、ジャニーズ事務所との関係を徐々にフェードアウトするらしいのだが

 

話しがあちこち飛んでしまいましたが

日本のマスメディアは自社利益に影響を及ぼすのが多大であれば「強者に忖度し真実に触れない」、影響が少ないと踏めば「弱者いじめに回り商売にいそしむ」

経済先進国と云われながらジャーナリズムの役割を果たせない今の現状は本当に嘆かわしく不信感を拭えない

*豆知識「ジャーナリズムとは」...日々に生起する社会的な事件や問題についてその様相と本質を速くまた深く公衆に伝える作業。また、その作業をおこなう表現媒体をさしていう

アマルが知る限り 過去には(敗戦により米国の従属国と化した日本政府の監視役の気概もジャーナリストたちにはあって)

国の発信する情報の裏取りで多くのジャーナリストがマスメディアに携わっていた

報道に関していえば 国民が知りたくないことでも伝えなければいけないことは伝えるという風潮が特に新聞社にはあったと記憶しています

それがネット社会になり 十分な裏取りのないなかでスピード感(どこよりも早く特ダネを発信)を最重視されフェイクニュースも混在する

 

外圧がなければ故・ジャニーズ喜多川氏の性犯罪はここまで大きく日本の社会問題(忖度社会、ムラ社会)として取り上げられなかっただろう

メディアのスポンサー企業(特に海外マーケティングを重要視するグローバル企業)は 世界から向けられた目にいち早く反応したね

大手企業が矢継ぎ早に出した“人権問題”“人権尊重”とのコメントは、“弊社はいかなる人権侵害を許さない”という世界に向けた、より大きな危機を回避するための発信でしょう

 

ジャニーズ性加害は 問題を見て見ぬふりしてスルーしてきた日本メディアの異常さと 今もなお一部で擁護の姿勢をとるテレビ業界等の鈍感さを教えてくれました

G. F. Handel Ombra mai fu Leonardo Lopez Linares (baritono) Orquesta Buenos Ayres Barroco


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