こんばんは。親戚から百人一首に二条院讃岐が詠んだ詩が載っていると教えてもらいました。小倉百人一首の第九十二の詩です。
読み
「わが袖は 潮干にみえぬ 沖のいしの
人こそしらね かはくまもなし」
↓自宅にある百人一首を撮影。
読み
「わがそでは しほひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かはくまもなし」
現代語訳
「私の袖は潮が干いているときでも見えない沖の石のように、人は知らないでしょうが(涙で)乾く間もありません。」
調べてみると、密かな恋を謳ったもののようです。ちなみに二条院讃岐の父は源頼政です。なぜ讃岐という名前が付いたのかに関して、一説によると
①源頼政が若い頃、讃岐で任務に就いていた
②その若き日の場所を想って付けたのではないか
とのことです。
詳しくご存知の方は教えていただけたら幸いです。
どんなに時代が変わっても、(この詩は恋愛のようですが)恋愛に限らず、人知れず涙を流している人がいること、忘れてはなりませんね。