神奈川県川崎市のセレクトショップAmie(エイミー)の代表が綴る徒然日記です。

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正解は何?正しい答えは?

2024-11-12 20:12:00 | 日記
こんばんは。ブログを書く気力がないまま、時が過ぎ、11月も12日になっていました。相変わらず、要介護5の祖母の在宅介護とデイサービス利用をつづけています。祖母の肺や心臓は小康状態なのか、血中酸素飽和度やバイタルは安定しています。そこで昨日は、2ヶ月半ぶりに泊まり1泊をお願いして、母と私の休息に充てました。


祖母には、認知症、せん妄、PTSDがあり、暴れて手をつけられない時間が非常に増えました。それでも、母や私には叩く力もある程度セーブしている気がします。でも、毎日、祖母と生活するなかで、もう何が何だかわからなくなってきました。


何が正解なの?
それは不正解?
何が正しいの?
これまでの選択は合っていたよね?
間違えた?  
どうしたらいいの?


明確なことは、母も私も極度に疲れていることです。今日は、施設からの連絡帳にも胸が痛む言葉が並んでいました。気疲れが一番かもしれません。


看取る覚悟を決めて在宅介護をつづけてきました。祖母が今、生きているのは病状からして奇跡のようなことだそうで、複数人の医師から言われていた想定よりは長く介護していることになります。それに伴い、このまま在宅介護をつづけるか。正確には、つづけられるのか。見極める時期が来ているのかもしれません。


私は祖母の状態で療養型病院には抵抗があります。理由は、祖母が自宅にいることを願っていること、病院では身体の拘束や抑制をかける薬を使う可能性が非常に高いこと、中途失聴の祖母にどこまで筆談してくれるかわからないこと、私たちの目の届かないところでどのようにされるかわからない不安などです。しかし、母は近頃、よく「もう療養型病院にお願いしようよ」と口にします。他にも私が聞きたくない言葉も言うので、そのあたりはシビアな関係性になることがあります。


65歳を高齢者とするならば、母が祖母を介護することは老老介護ということになります。元々力持ちだった母の力は、明らかに弱くなりました。足も踏ん張りが効かなくなっているようです。私は、その点はまだ大丈夫なのでカバーしています。元々力はある方なので、祖母を乗せた車椅子と酸素ボンベ(80kgくらい?)を20cmほどの段差があっても、上げ下げできます。バスタオルを使っての移乗は、もはや得意です。福祉車両の扱いも覚えました。


何より祖母が自宅でも施設でも「あみちゃーーーん」とよく呼びます。施設のスタッフも毎回聞いているそうで、それが私の情に訴えかけてきて、療養型への話に首を縦に振ることができません。このような状況で、色々なことが頭に浮かび、私の頭の中はいつも曇っています。

「ここまでみてきたから、最期まで。」

「病院に行ってもらうならば、最初から転院という形で行ってもらっていた方が情にほだされることなく、気持ちが楽だったかも。」

「でも、体のあちこちが悲鳴をあげているし、心にゆとりも余裕もない。いつも気忙しくて急いでいる。」

「どうしたらいいの?わからない。助けて。」


など。母と私の二人しか自宅で介護をできる人がいないのも痛いところです。


それから、祖母は頻繁に「脚を返せ」と大声で叫ぴます。これも聞いていると、辛い言葉です。

あの日、それは血栓が詰まっていると医師から言われたとき。壊死を待つか、右脚切断の二択しか選択肢がありませんでした。他に治療法はないのかと母と私はいくつかの病院に問い合わせました。しかし、無念にも選択肢は広がりませんでした。


祖母本人は詰まった血栓の痛みで喘ぎ、モルヒネを投与され、判断できる状態ではありませんでした。そのため、父、母、私の3人で後者を選びました。その時、その時で最善を選んできたつもりではいますが、祖母が大きな声で「脚を返せーーー。」と叫び、嘆き、泣く姿をほぼ毎日見聞きしていると、「これでよかったのか」、わからなくなります。


そして、脚を失ったことが祖母の相当のストレスになり、その表現をうまくできず、乱暴的になっている節も確実にあります。


「祖母は今、生き地獄なのだろうか。」
「でも、100歳まで生きるで。」
と言っているし・・・。

考えても答えはわかりません。間質性肺炎に侵された肺で酸素吸入(濃縮するオキシマイザー)をしながら祖母は、その日その日を精一杯生きているんだと私は思います。

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