月曜日。
会社の人から試写会のはがきを頂いて出かけた映画。
アカデミー賞をはじめ、いくつかの大きな賞にノミネートされたという、少年たちとある教師の物語です。
少年の心を描いた感動作・・・なんて、こんな機会でもなければ決して、自ら進んで観に行くことはない、という自信(?)もあったので、同じフロアの友達を誘って、行ってきました。
開演前。
いつものように「泣くといけないから」と、ハンカチをひざの上に . . . 本文を読む
今頃?ですが、『ラブ・アクチュアリー』を観ました。
(らしくない選択?いやいやたまには・・・)
愛ってすごくシンプルでハッピーな感情、というテーマがとても良かった。
愛情関係、うまくいくときは、不思議とこんなふうにさらりと流れよく進むものだよね。。
とスッキリした気分になるエピソードが多々。
特にいいなあと思ったのが、いくつもある、愛の"告白"の場面です。
それまで独立していたそれぞれふたりの気 . . . 本文を読む
数年前、ロンドンに旅行に行った時、初めてこの舞台を観ました。
ものすごい感動で、涙と鳥肌の連続でした。
きっとあれ以上には、映画にも、二度目以降の舞台にも、もちろん「四季」にも、感動することはないだろうと思っていたので、今回、映画を気楽に面白く、鑑賞してきました。
映画ならではの良さ・美しさを堪能出来て、良かった。
ただし、テーマには、解決することのない問題が込められていて、ずっと心に残る演目であ . . . 本文を読む
闘牛場。 若きマタドール、ヴィクトールは最後の一撃を誤り、闘牛ロメロの角の餌食となって重体に。一方、ロメロは解体され、バラバラの眼球、角、骨、肉片に。やがて各部位はそれと出会った人々の運命を変えていく――。5歳までの記憶がない保母ジャンヌは、母アリスの愛情をいつも探し求めている。出産を控えるベティは、獣医の夫ジャックにある大事なことを伝えられずにいる。売れない女優カルロッタは、母親譲りのホクロが不 . . . 本文を読む
がんばっているのに、どうにも物事がうまくいかなくって、ため息出そうになる時期って、ありませんか?
こんなに一所懸命、誠実に生きているのに、なんで・・・と思ってしまうような。
この作品はまさに、そんな女性のある日々。
一例を挙げても、
≪わずか1時間半の映画の中で、3人もの男性との別れを経験する≫
なんて、なかなかないですよー・・・
別れといっても、恋の別ればかりじゃないのですけれどね。
が、う . . . 本文を読む
なんだか・・・見てはいけないものを見てしまった気持ちになってしまう映画。
人の心の裏側というか、とてつもない暗闇の中を、うっかり覗き込んでしまったような気持ち。
すでに何回か観た映画ですが、この釈然としないような、やりきれないような気持ちは、毎回鑑賞後に残ります。
でも、すごい映画ですね。やはり名作。
みどころが、一度の鑑賞じゃ、観きれない気がします。
何不自由ない幸せな生活をしているかに見える . . . 本文を読む
借りたい映画が全部貸し出し中で、しかたなく選んだ一本、だったけど、
観てみると、意外と面白かった!
何もかもが絶妙な、味のある映画でした重さを心地よい軽さに変える、とってもフランス的な作品。
スポーツ記者のイヴァンの妻は、有名な女優のシャルロット。
実際は映画監督であるイヴァン・アタルがそのまま主人公に扮し、監督もつとめ、
妻シャルロットも、もちろんそのまま出演。
きっと実話なんだろうな・・・と . . . 本文を読む
久しぶりにレンタルビデオ屋。
なんとなく前から借りたかった、『ドーベルマン』をとうとうです。
モニカファンとしては、観なくちゃね!夫ヴァンサン・カッセルと共演だし。
これが、特にアクションファンでもない私が観ても、目が離せない、すっごく良く出来た映画であることは言うまでもないけれど、
注目すべきは、モニカとヴァンサンのカップルぶり。
シナリオがそうだから、そう動いているにしても、うらやましくなる . . . 本文を読む
なんとなく元気が出ないときは、静かなものに接したくなります。
久しぶりに引っ張り出したDVDは、『仕立て屋の恋』。
いや、せつない。何度観ても。
ある殺人事件の容疑者として疑われた、仕立て屋のイール。孤独な彼は、人間嫌いにより周囲の人々に嫌われていた。
そんな彼の生活に変化が起きる。たまたま自宅の向かいのアパートに住むアリスの部屋が丸見えなのに気付いたイールは、毎夜彼女の様子を盗み見、そして彼 . . . 本文を読む
先週の金曜のことですが、ベルトリッチ監督の、この映画を観に行きました。
なぜ一週間近くたった今頃・・・?ですが、何か映画を観ても本を読んでもetc、感想って、しばらく時間置いてからでないと、方向がまとまらないんですよね。。(^ー^;
気持ちが落ち着いてからじゃないと。
新しいものを受け入れたときって、すぐは、印象が、いろんな色で渦巻いて、暴れている感じで。。
コクトーの『恐るべき子供たち』を . . . 本文を読む
彼氏と観てはいけない映画、ナンバーワーン!!
なぜかって?
・・・手の内を知られてしまうから(^_-)
なあんて。
ほんとは、知られても、一向にかまいません。
女の子の手の内におちた、かどうかなんて認識する間もなく、彼はあなたに夢中。
あなたのことを想って、甘い苦しみにさいなまれる日々が、いつの間にか日常になっています。
そんな手練手管を、(実例つきで)そこまで伝授してくれるか?!
という、衝 . . . 本文を読む
原題は、『マリーとジュリアンの物語』です。
またまたE.ベアール作品とあっては観にいかねば!!( ̄‥ ̄)=3
と、勇んで出掛けた、シネパトス銀座。
しかし・・・。
ここは、どうもオススメできません・・・。
この映画館が、このリヴェット監督作品のような静謐な雰囲気のフィルムを上映するにも関わらず、
防音に配慮しておらず、電車のゴーッという音が効果を台無しにすること、
しかも、壁越しに、時折人の話 . . . 本文を読む
思いがけず、すごい映画をみてしまったものです。
2002年のデンマークの作品。
あまりに人間の芯に迫っていて、どんな感想も色あせてしまいそう。
恋愛に悩んだなら、とにかくこれを観ればいい!!
と言っても良いくらい、頼もしく悩みに効きそうな作品だと思いました。
女性コックのセシリと博士号取得を目指す大学生ヨアヒムのカップルは、結婚を間近に控えていた。だがある日、セシリの目の前でヨアヒムが交通事故に . . . 本文を読む
『スウィート・ノベンバー』に感動したという男の子がいましたが、これは、そのヒロイン側の視点で描かれた心の動きの物語かも。
女性にとっては、よりリアリティが増すと思います。
まだ23歳の若さで、死を宣告された女性。
何も考えず、ひたすら夫と二人のかわいい子供との生活を守るため働き、走り続けてきた、淡々とした彼女の人生。
何事もなければ、それは生涯を通じて変わらないものだったかもしれません。
しかし . . . 本文を読む
本公開は、次のお正月です。
フランス映画際横浜の、最終上映作品。
フォンテーヌ監督と主演ベアールが自ら舞台挨拶に立った、20日のクロージングセレモニー後の上映でした。
とっても素晴らしかった。
こんなにシックで美しい映画だとは、正直、思っていませんでした。
情熱も会話もどんどんなくなっていく、もう若くない夫婦。
すれ違いを感じながらも、修復の糸口さえ見つからない中、妻は夫に他の女性の影を感じ取る . . . 本文を読む