日記も気ままに

JULIEというフィクション、澤田研二というノンフィクション。
フィクションには裏打ちされたノンフィクションがある。

夏川草介「神様のカルテ2」

2016-07-04 | 【な】行
2010年10月3日 初版 小学館
装画:カスヤナガト 装幀:山田満明



お話しは比較的静かに運びます。
大きな事件は起こりません。ううーーん、起こっているのだけど、、

24時間ほとんど休みなしで
重篤な患者を抱えている医師や看護師、
患者とそれぞれの家族のココロのやりとりです。

そう、、。 抱えている問題は大きいのですが、、。
いや、、人の生き死にの問題なので、一人一人の状況は大変なことになっているのだけど、、、

そして、
「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である」などと、
強く主張し厳しく生きている人たちなのだけど。

厳しくて難しい言葉です。

けれど、決して声を荒げている感じがしない、優しい物語です。

読み終わってから、少し映像をみたけど、やっぱり文字だけの方がいいなぁ、、私には。
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