日記も気ままに

JULIEというフィクション、澤田研二というノンフィクション。
フィクションには裏打ちされたノンフィクションがある。

朽木祥 「風の靴」

2013-09-09 | 【か】行
昨日まで、ブログタイトルを何にしようかと悩んで、あれやこれや捻って伸ばして、付けては消して、やっと【日記も気ままに】に落ち着いた。それから、プロフィールの所の写真を先日撮った秋空にして、なんとか体裁が整ってきたのかしら、、。

整った(?) ところで、本の感想などを書いてみます。


朽木祥 「風の靴」
   柏村勲(カバー見返し)服部華奈子(挿絵)  講談社  2009年3月27日初版


兄と比較されながら育ち、中学受験に失敗し、唯一の理解者であった祖父に死なれた主人公。
友達とその妹と飼い犬といっしょに船で家出をする。

まあ朽木さんだし、ただの家出話ではないだろうと思っていたけど、期待は裏切らなかった。

船で海でそれも途中で遭難してる人を拾っている家出なのに、
ざわざわと大騒ぎにならずに、たんたんと主人公の思いを綴っていて、素敵な作品。

自分は自分以外の何者でもない。
自分が選んだ方法でこけてもなっとくできる。

実際にはどの道を選んでも後悔する日が必ずくるが、それでも自分で引き受けることができる。
ということだよね。
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