YouTube動画にて配信される相場分析のツールとしてTradingViewというチャートシステムを利用されることが多くなっている。このチャートはFXCM社にて採用されてきたシステムであり、同社に口座を持つトレーダーには1年間無料で提供されるとのことである。最近では、このチャートを補助的に採用するFX会社も出てきており、例えばOANDAでは、TradingViewチャートから直接注文ができるようになっている。ただし、TradingViewは原則有料であるので、あらかじめ同チャートシステムを用意しておく必要がある。
最近、筆者のメールボックスにTradingViewからのメールが届くようになっていたので、上記事情もありメールを開いてみるとチャートの試用版が添付されていた。一度に利用できるインジケータが3個とされていたり、通貨ペア(指数ETF等含む)が主要なものに限られていたりと制限付きではあるが、冒頭チャート画像のように十分利用に堪えるので、参考までに当該URLを末尾に記載しておく。
冒頭の画像は、YouTubeの動画に利用されていたSwing ATR Trend Indicatorであるが、残念ながらMT4には同名のインジケータは存在しない。設定画面の内容からその論理構成は想像がつくので、MT4にて同種のインジケータを作成してみた。(下図)
両者を比較してみると、帯の表現を除きほぼ同じように仕上がっている。
このMT4版インジケータを西山孝四郎(石原順)講師のMegaTrendと比較しても遜色はない。相性の良いフィルターを通せば大化けする可能性もある。新春第一作として筆者提携のMT Studio21社に提案してみたい。
(注)YouTubeでは上記インジケータの示すトレンドの方向性と3本のEMAによるデイトレ(15分足)の取引手法が紹介されています。