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日本歴史紀行

歴史紀行 72 - 2 鶴岡八幡宮 段葛



鶴岡八幡宮 段葛
神奈川県鎌倉市小町、 若宮大路〜雪ノ下


若宮大路碑





段葛碑

段葛の参道


段葛の石堤




太鼓橋




鎌倉駅東口を出て大通りへ進むと、
現在の鎌倉市のメインストリートでもある〜若宮大路へ出ます。


この若宮大路は、かつては現在よりも広く道幅が取られ、海岸のある由比ヶ浜に一の鳥居が立ち、横須賀線の線路を越えて二の鳥居にたどり着きます。

二の鳥居からは、周囲より一段高い堤が参道として三の鳥居まで続きます。

それが段葛【だんかずら】です。



治承四年10月6日、源頼朝が鎌倉入りした際、由比郷にあった元八幡(由比若宮)を由比ヶ浜から現在の雪ノ下(旧小林郷)に10月12日、奉還した頼朝でしたが、曲がりくねる鎌倉の道に、整備を決断しました。
 
若宮大路です。

若宮大路の整備には頼朝自身が監督し、鎌倉入りした北条や畠山といった有力御家人が率先して行いました。

1182年(寿永元年)若宮大路がほぼ出来上がり、
頼朝と北条政子の間に第一子が懐妊したことで、安産祈願を兼ね、やがて高貴な人が通る参道を設けようということで、若宮大路の中央を石堤の参道を築きます。

段葛はこうした経緯で造られました。

北条時政、義時父子も段葛の石を運んで段葛の造営に一役買いました。


3に続きます。



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