劇団あおきりみかん

けいこば日記

【推し本 部】大屋愉快の推し本 其の壱

2020年09月15日 | Weblog

今月は「推し本部」!


以前は良く本を読んでいたのですが、近頃はあまり本を読めない日々です。
こどもの寝かしつけ中に、暗い部屋でKindleを使ってちょっとずつ読んでます。

Kindle、便利!バックライト付きって素晴らしい!





そんな愉快が推すのはこの本!




『エディプスの恋人』筒井康隆


人の心を読むことができる超能力者・火田七瀬の物語、三作目です。






本との出会いエピソードはなんですか?



学生時代、本屋さんの文庫本コーナーで面白そうなタイトルの本があったら買う、という本の選び方をしていました。ジャケ買いみたいなもんですね。
筒井康隆さんの本は『くたばれPTA』や『笑うな』などショート・ショート作品は読んだことがあったのですが、『七瀬ふたたび』のタイトルに惹かれて読んでみたら面白くて面白くて!
遡って一作目『家族八景』、三作目の『エディプスの恋人』も一気に読みました。読みふけりました!さすが、日本三大SF作家!


↑七瀬三部作。




推せる理由を教えてください


三部作すべての主人公は、人の心を読むことができるテレパス、火田七瀬。
読んでいると、七瀬のことが好きになります。七瀬の置かれた状況にハラハラして、心配になります。七瀬、幸せになってくれと願います。
七瀬の理解者みたいな気持ちになれるのが面白いんです。

一作目は、七瀬がテレパス能力で覗き見てしまう、人間模様の物語。
二作目は、七瀬のテレパスを巡る、壮大なSF物語。
そして私が推す三作目は、上記二作品とは違う世界観…のようでいて実は!?
という驚きが最後に待っています。
私は驚きとともに、騙された!という悔しい気持ちと、これは七瀬の続編だったんだというちょっとホッとした気持ちになりました。そのあとちょっと悲しくもなるんですけどね。





こんな人に、こんなシチュエーションで読んで欲しい等はありますか?


みんな読んで!いつでも読んで!という気持ちしかないのですが、秋の夜長に少しずつ読み進めていって、『七瀬ふたたび』ラストを読む頃に冬になってると季節がリンクして面白いかも。
で、そのあと満を持して『エディプスの恋人』を読んでください。
七瀬、強く生きて!





愉快さんの推し本、めっちゃ読みたくなりますね。
三部作だし、季節的に今から読み始めようかな…

次回もお楽しみに


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